元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

いざ 東京へ!

2018年05月23日 | 住まい、場所
今日は雨。明日かみさんと空路東京に出発です。

田植えのために、一昨日から田んぼへの注水開始。
苗のための肥料、通称「一発」と呼ばれる肥料はすでに撒きました。
田植え時と穂の出る盆と、二度効く効率の良い肥料。

農協に注文していた「苗」も昨日届き、準備万端。
2反5畝の田んぼに必要な苗は、50枚の苗箱に入っています。
1枚消費税別の800円、これだけで4万円。
品種は「きぬむすめ」、2年続けて岡山県で一番おいしい米に選ばれました。



月末の田植えには、東京から帰る予定。
この時期にしか娘たちと会えないためにスケジュールを調整。
昔ならこの忙しい農繁期に出かけることなど考えもしなかったのに。
元気で動ける「老後」は、今しかありません。

前々職のサラリーマン時代に東京勤務は二度。
一度目は、販売管理や販促企画など初めての本社スタッフ時代。
東京の地理にも疎く、仕事も初めての分野。
「お上りさん」状態での仕事は、緊張の連続。

毎日 どこかで「お祭り」があるかと錯覚する位の人出にまずびっくり。
昼食をとるために行列に並ぶことも初体験。
地方と比べ、賃料の高さからか、お店の椅子の幅が狭いことも驚き。
窮屈な姿勢での食事になれたのはしばらく経ってから。

二度目は、ラインを降り、業界団体担当で霞が関なども訪問。
ライバルメーカーの担当とも仲良くなり?情報収集。
現場ではライバルでも、業界の発展の共通目的のための「呉越同舟」。



住まいは一度目が「新百合ヶ丘」。高級住宅街です。
満員の小田急を体験。でも住環境としては最高。
「社宅」は、リロケーションの庭付き戸建て。庭でバーベキュー。
家主は大手ゼネコンの設計担当でロンドン駐在とか。

2度目は「中野坂上」。ベランダから高層ビルが見えます。
周辺のどこかで映画やテレビのロケが頻繁。
毎日 都庁の中を歩いて通勤。都庁や公園には、ホームレスが一杯。
日本の現実に直面し、矛盾を感じながらも、定年まで勤務。

4人の娘は、東京の学校を出て、就職・結婚。
岡山は父親の「ふるさと」であり、自分たちの帰る地ではないらしい。
でも娘たちが、「実家」と呼ぶのは両親がいる田舎のため。

全員東京住まいのために、姉妹会もあるようで親としては安心。
今回は、娘たちにも「非日常」を作ってやりたいため、ホテルで雑魚寝。
婿たちはオフリミットです。優しい婿たちには、申し訳ありませんが。
ディズニーやリラックスできる美味しいお店も訪問予定。

娘や孫との「子供時代の再現」は親の「エゴ」でしょうが、楽しみです。



画像  二度目に住んだ中野坂上の早朝のベランダから
    苗箱の苗  2反5畝の田んぼには、この箱が50枚必要
    最初に住んだ新百合ヶ丘の駅  この回廊が気に入りました
    新宿の公園内にある熊野神社の祭り 新宿にも田舎風の祭りがありました

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娘たち・孫たち、全員集合せよ!

2018年05月12日 | 娘達・家族
今月下旬 長期休暇を取り、かみさんと上京予定。
正月も黄金週間も帰省しなかった娘や孫に会いに行きます。

家族が集合することが年々難しくなります。
4人の娘たちやかみさん・私のスケジュール調整が大変。

カレンダー通りの休みが取れるのは、長女と私。
シフト勤務が四女とかみさん。土曜日出勤が三女。
専業主婦の次女は、セミナー受講中。

全員が揃って、泊りを伴う家族旅行はあきらめるしかありません。
浦安のホテルに泊まり、ディズニーで遊ぶことに決定。
一部屋に全員が泊まり、近況報告予定。
翌日 ランドかシーで遊びます。

ここ数年、関西の有馬温泉・ランド・北海道旅行などなど。
時間を気にせずに食べたり、だべったり。
娘や孫たちの成長を感じることが嬉しい時間。

  

農業も年間で一番忙しい時期。合間を縫っての東京行き。
夏野菜は植え終わったものの、田植えが待ち構えています。
田んぼの準備は半ば。耕運後、畔に沿う溝上げがきつい作業。

表面の水はけを良くし、乾燥させることが目的。土の中の堆肥分が活性化。
加えて 注水時の水回りをスムースにできること。

購入した苗の一時管理も。
温室栽培の苗を、外の風に当て、たっぷりの水で育成。
苗の「腰を強く」して、定着を促進。この期間およそ1週間。
留守の間は、近隣の人に苗管理を依頼予定。
 
    

ここ一年で、転職した娘たちの近況を聞き、励ますことも上京の目的。
ハローワークや市役所での相談員としての仕事内容が役立ちます。
娘たちには迷惑かもしれません?が。少しは父親の存在感を示したいもの。(笑)

東京で美容室に行くこともかみさんの目的。
「まとまりが良い」髪型にカット・セットする時間を娘と共有する楽しみが。

働いてはいるものの、今が「老後」のまっただ中。
お金はないが、元気なうちに出かけようと、かみさんと会話。
娘や孫と美味しい店を訪問することは、今の私には最大の楽しみです。

画像  昨年4月訪問時のディズニーランド
    田んぼの畔の溝
    以前泊まった新宿の「ゴジラホテル」
    
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95歳の想い?

2018年05月03日 | ふるさとの母親
年齢が95歳になると、想うことは何だろうか?

母親が施設から一時帰宅。大正12年生まれの95歳の母親。
施設入所後、毎年この時期に庭の白いフジの花を観に自宅に。
5年前、脳内出血で倒れ、車いす生活ながら認知症には非ず。
介護タクシーを利用し、わが家と施設を片道およそ20分で往復。

フジの花が、今年はいつになく早い開花と散り具合。
帰宅時に何とか鑑賞に間に合ったけど、散った花は「白い絨毯」。
他に、庭に植えた山野草の「エビネ」は最盛期で、十分楽しめた様子。
紅や白の「さつき」や紫の「アヤメ」、白い「シャガ」など。

母親の関心事は花に加えて、家から見る景色。
周りの山々は濃い緑と瑞々しい新緑の若葉、そして紫のフジの三色。
高い位置のわが家から見える近隣の家が、懐かしかったのでしょう。

    

     

入所している施設は、15畳くらいの広く新しい部屋。
地域で人気ナンバーワンの施設らしく、入所希望の待機者が数百人?とも。
資本金が10億もあり、安定経営ができるためか、イベント他工夫が様々。
職員は有資格者がほとんどで、厳しく躾けられていて接遇にも好感が。
入所費用は、5段階のランク。都市部の施設のおよそ三分の二くらい。

以前の母親の関心は、テレビの政治番組。国会中継や討論が好き。
もう一つがサッカー。日の丸を背負う代表戦が大好き。
野球に比べルールが簡単で、勝敗がはっきりわかるためか。
イケメンの長谷部のファン。中継があると夜なかでも応援を。

地元の新聞のお悔やみ欄を欠かさず見る習慣も。
ところが最近テレビや新聞への関心が少し薄れた様子。
集中力が欠けてきたのは、95歳の年齢からくるのかもしれません。
今一番の関心は、部屋の中の花瓶の生花。

花瓶は大きいものから小さいものまで5~6種類。
わが家と妹家族で花を持ち込み、常に古い花と交換。
半分の花瓶を埋めるのは、わが家の庭の自然の花。残りが花屋の洋花。
花の大きさの大小、色合い、香りなどの組み合わせに苦労も。
今の時期は、花いっぱいの季節で楽です。

     

明るい日差しの中、ベッドで考えることはなに?
入所者の大半が集まる、ラウンジやリハビリ室はあまり好きではない母親。
看護師や介護士との会話を楽しんでいるらしい。

認知症ではないため、親戚・近隣・知人が見舞いに来てくれます。
帰宅時に見舞客が。驚くほど顔を覚えていて、来客を喜びます。

「綺麗だね!」と花を観る笑顔の母親。
その言葉を聞くために、帰途訪問が日課の私です。

画像   5年前の新築の棟上げ 新築中に倒れた母親
     旧実家 下の道から
     旧実家 玄関
     蘭の一種「エビネ」 母親が植えたもの
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