元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「東京 看護師事情」 昨晩次女が来ました

2007年10月31日 | 娘達・家族


「娘の気持ちがわからない」と書いた直後の昨晩、次女が単身のマンションを訪ねてきました。
久しぶりです。
泊って近況報告をして、親父に安心感を与えようとしたのです。
娘に気を遣わす世代になってしまいました。
その娘に、おいしいものを食べさせようとしている「甘い自分」に気づき苦笑です。

この春から、看護師になった次女です。内科担当です。
毎日が肉体的には限界に近い仕事だそうです。
そのため家に帰ると、疲れてひたすら寝るそうです。

夜勤が大変です。一人で20人以上の患者さんの点滴やナースコールをさばくのです。
薬を間違えないようにチェックしたり、何回も看護師を呼ぶ患者の対応に追われるのです。
不安を抱えて看護師だけが頼りの患者もいるわけですから、仕方ないのです。
ただ自分でできることを、看護師に依頼するわがままな患者には、閉口するそうです。

責任の重い仕事です。
でも自分で選んだ職業ですから、大変と言いながら辞めたいとは言いません。

大きな病院で、数十人の看護師がいます。
医者は親切で、先輩の看護師との人間関係はよさそうです。
ハードな仕事だけに、収入は社会人一年生としては結構多いのです。

ストレスを、カラオケとジムで晴らしています。

3日ほど前、母親から急に電話があり、突然受話器の向こうで声が詰まりました。
理由を聞くと、この看護師の次女が、私の母親にかばんを送ってくれたとのことでした。
思いがけない孫のプレゼントと添えられた手紙を読んで、声を出して泣いたそうです。

感情の起伏の激しかった次女は、決して穏やかな性格ではなく、自由奔放でした。
その娘が、多くの患者に接する中で、祖母を思い出したのかもしれません。

親ばかを承知で言うと、看護師になって成長したことがわかります。

画像  先週 次女が三女と行ったディズニーランド(ハロウィン)
    のパレードを撮った画像を借りたもの
    著作権を問われるかな?
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四人の娘たちとのつき合い方は?

2007年10月28日 | 娘達・家族

昨日は雨でしたが、ビッグサイトの展示会場に出かけました。
会場の各ブースは、娘の世代の説明員が大半です。

親子でも、娘たちの気持ちはよくわかりません。

いつも娘たち言われるのは、「お父さんは、心配しすぎだ」と。
私は「娘のことを心配して何が悪い」と居直っていますが。

娘たちの「困っている」「迷っている」などのちょっとした言葉に過剰反応して、
かみさんに、あの娘が困っているのではないかというと、
深刻なことではないから放っておいていいと言います。

また娘たちからしばらく連絡がないと、どんな生活をしているのかと心配すると、
かみさんは電話やメールが良くあるよと言われるのです。
親父に何か言うと、心配して質問攻めにするからかもしれません。

母親と父親では、娘との関係は違うのです。ちょっと悔しいのですが、
同じ親でも距離感が違うようです。

同じ東京に住んでいる娘たち同士が連絡を取り合って、助け合ってくれれば、
それでいいのです。

マイペースの長女、親分肌の次女、繊細な三女、自信満々の四女、
同じように育ててもタイプが違います。

結婚年齢が目の前の娘たちですが、まだ報告はありません。
どんな相手を見つけるのか楽しみでもあり、心配でもあります。

画像は 東京の国際展示場 ビッグサイト
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耳鳴り? 高音域が聴きにくい!

2007年10月26日 | オーディオ


東京の単身生活を始めて、気づいたことがあります。

浜松時代から使っているアンプやテレビのボリュームを大きくしている自分がいます。
住環境が変わったためかと思っていましたが、どうやらそうばかりでも
ないようです。気づかないうちに聴力が落ちているのではないかと思い始めました。
今まで 健康診断で聴力のことを指摘されたことはないのですが。

時たま高音域の音が聞えるのです。小さな音です。
しかし ヘルツ数の高い感じです。いつのまにか聞えなくなったりもします。
ほかのことをしているときは、忘れていますが、静かで周りに音が
なくなると聞え始めることもあります。気のせいだけではありません。
これを耳鳴りというのでしょうか。



すこしがっかりしています。
もし事実なら、音に敏感で、オーディオ聴力に自信のあった私には、衝撃です。
高性能のアンプを聴き比べて買ったのは最近です。いいアンプです。
また楽器から出る倍音が、名器の条件だと思ってきました。
ひょっとしてこれらの高い音や倍音が、聴こえてない、もしくは聴きにくいことが事実ならショックです。

    

いまだにアナログのプレーヤーでLPレコードを聴いています。
針先のレコードの削りかすを無水アルコールで拭くのです。
照明つきのルーペで見ながら掃除ですが、最近見えにくくなりました。

若いころから、給料の大半をオーディオにつぎ込んできました。
ラーメンを食べながら、ローンを支払ってきました。
その「宝物」が「味わえない」ならくやしいのです

年をとると仕方のないことですが、いい体調で音楽を楽しみたいものです。
ただ 一度は医者に行って診てもらう必要はありそうです。

画像   プレーヤー
     アンプ
     小物(照明付きルーペ、アルコール、綿棒など)
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「勝ったのは百姓だ」  映画七人の侍より

2007年10月25日 | 映画/テレビ


昔の映画に「勝ったのは百姓だ!」という印象的なセリフの映画があります。

黒澤明監督の「七人の侍」です。映画の最後に、侍のリーダーの志村喬がつぶやくのです。
戦って勝った侍が見たのは、田植えをする百姓です。
戦いのことを忘れたかのように、たくましく、したたかな姿です。
犠牲となった侍を葬った墓の前の最後のシーンのセリフです。自分たち侍が負けたのだと言います。

最近のテレビコマーシャルで、黒澤がサザンの桑田と共演する場面が出てきます。
もちろん合成です。
駅の構内を騎馬軍団が、駆け抜けるシーンで馬に飛び乗る桑田が出てきます。

この場面を観て、黒澤と彼の映画を知っている世代が、どのくらいいるのかと思います。
たぶんこのCFを作ったプロデューサーは熱烈なファンだったのでしょう。

あまりに有名な「七人の侍」は、私の映画の「宝物」です。

ストーリーの奇抜さとリアルな場面は、モノクロにもかかわらず今でも強烈です。
この年になって、セリフ一つが奥深く感じるのです。

野武士に比べて、何の力も持たない農民がしたたかに生きるのです。



田舎暮らしとは、どんな時代にも適応できる生活のことなのでしょう。
しかし、私の場合心底、すべてのことがふっきれているかと言えばそうでもなく、悩むし、迷います

私にとって素晴らしい映画とは、娯楽であると同時に、生き方を考えさせるのです。

画像は   春訪れた北海道の地獄谷
      
今は亡き叔父の設計監理した日本有数の親子水車
      (岡山県新見市 実家のすぐ近くにあります)
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田舎暮らしができる人 できない人

2007年10月22日 | 住まい、場所


最近 私のためにあるような本を読みました。

タイトルは「田舎暮らしができる人 できない人」。
集英社の新書で、著者は玉村豊男さんです。640円です。

田舎暮らしを望んでなくても向いている人、望んでいても、あまり向いて
ない人と思われる人がいるそうです。

絵を描いたり、陶芸を楽しんだり、楽器を演奏する人は田舎に住むのがいいそうです。
しかし 絵をみたり、演奏会を聴くのが好きな人は田舎は辛いそうです。
(ただし オーディを好きはOK。ごそごそ理想の音をさがすから)

自分で何かをやる人は田舎に向いていて、人がやるのを観るのが好きな人は難しいのです。

        

私のように、田舎で生まれるとその不便さは知っています。たまに遊びに行って、
「自然はいい」なんて言っている人は厳しい環境に驚くでしょう。

「自然のリズム」に自分を合わせることが、要求されます。

長男に生まれた私は、小さい頃から田舎への「帰巣」意識を埋め込まれて
いました。しかし 街中で育ったかみさんは、しばらく戸惑うでしょう。
「虫」も大嫌いで、小さなクモにも大げさに騒ぎます。

女性の大半は、都会に住みたいそうです。便利な生活と子供たちすぐ会える
距離で生活したいのです。男性のほうが田舎暮らしに憧れるそうです。
このズレが大きいのです。

あと1年で田舎暮らしです。不安を抱えながらもついてくるかみさんを
サポートするためにも、料理のマネごとも始めました。

画像は  田舎暮らしの本
     新見手前の国道沿いの滝「絹掛の滝」


 
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「夜酒を飲みながら」聴く曲、「コーヒー」で聴く曲

2007年10月20日 | 音楽


ピアノ曲が大好きです。たっぷり聴ける休日です。

30年前に手に入れたレコードがあります。
ピアニスト深町純のレコードです。ダイレクトカッティングの音質のいいものです。
当時は、カートリッジ(針)のトレースのテストに使えるくらいのものです。

その深町が、中島みゆきの曲をスタンウェイで弾いたCDがあります。
この録音がまた素晴らしいものです。私のライブラリーの中でもトップクラスです。
深町純ピアノワールド「中島みゆき作品集」のピアノは、お酒が合うのです。

即興的な弾き方は、クラブのピアノの生演奏風です。
同じ弾き方は多分できないくらいの一発勝負です。

   

対照的に、真面目に聴く曲が、「ピアノの詩人」と言われる加古隆のCD「アニバーサリー」です。
NHKのドキュメント「映像の世紀」の「パリは燃えているか」、
同じNHKの「人間ドキュメント」のテーマ「黄昏のワルツ」は胸を打ちます。
加古はほとんどベーゼンドルファーで弾きます。

コーヒーの豆を挽き、低音用のスピーカーにスイッチを入れ、準備します。

人間の「業」や「想い」をピアノに託す加古の曲は、四女も大好きです。
帰省すると弾いてくれますが、「娘にこの曲がわかってたまるか」と
ピアノの弾けない親父は言葉で対抗するのです。

深町や加古は同世代です。素晴らしいピアノを聴かせてくれます。

画像は  深町のレコードとCD
     加古のCD
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「自衛隊御用達のご飯」と「鯖寿司」

2007年10月18日 | 食べ物、飲み物


単身赴任の食生活を心配して、身内が送ってくれた「インスタント」のご飯です。
レンジや湯せんで温める「○○○のごはん」のたぐいです。

びっくりしたのは、自衛隊御用達の商品らしいのです。
と言っても横流しの商品ではなく、輸送事故で納品できないものらしいのです。

通常スーパーなどで売っているものに比べると、量が多いのです。
ワンパックが320グラムもあります。普通の倍近いのです。
味は少し落ちます。質より量の典型です。

湯せん専用となっているために、レンジでの暖め時間が書いてありません。
25分の沸騰加熱が必要だそうです。
野外の演習時などに食べるものではないかと推測します。
特殊フィルムで包装してあり、簡単には開けられません。大量の湯せんが可能と書いてあります。

ハードな活動の自衛隊の人たちが、エネルギーの確保のために食べるのです。

ふるさとでは、もう稲刈りが終わり新米の季節です。

          

母親が新米で作った尾頭付きの「鯖寿司」が届くシーズンになりました。
クール便で毎年送ってくれます。最近いつも、母親の手作りは今年で終わりかな、
と思いながら味わう「鯖寿司」は、懐かしい「子供のころ食べた味」です。

画像は 自衛隊御用達のご飯
    昨年の母親の鯖寿司
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廃校の音楽合宿所を活用してもらうために!

2007年10月15日 | NPO


1年後に故郷に帰り、NPO設立、「音楽村」立ち上げと いよいよ
第四コーナー直前です。

優柔不断の性格に「むち」を入れるために、このブログを始めました。
ちょうど1年になります。mixiも同じ内容でアップしています。
厳しい現実から逃避しそうになったり、選択する苦悩を回避するため、
妥協案でお茶を濁してきた「性格」改造のためのブログです。

行政の「箱もの」政策ではありませんが、合宿や演奏会用の場所は、
岡山県新見市の教育委員会の好意で見通しが立ちつつあります。
候補も数校あります。



数十年前のオーケストラの合宿時のイメージだけで、構想をスタートしました。
時代の変化は私の想像を超えた「音楽合宿」になっている可能性があります。

貧乏学生の多かった昔のオケと異なり、リッチになった学生や社会人の吹奏楽や
バンドの団体が、へき地の廃校を使ってもらうためには相応の条件が必要です。

まずロケーション、経費、大物楽器の常設、合宿シーズンの平準化などです。
また宿泊に伴う設備、食事提供などは法律のクリアーが課題です。

独りよがりではなく多くの個人や団体のアドバイスや協力が必要です。
とりわけ家族の理解や協力です。

初めて聴く生の音楽の感動、学校訪問演奏の子供の目の輝き、合宿を
サポートする凛としたシニアや地区・行政・企業の支援などが目に浮かびます。

過疎地の活性化などの大義名分より、年老いた母やかみさん、子供たちなど
家族が親父のどうしようもないわがままを見守ってくれる姿を見たいのです。

娘たちの影響で、関心のなかった吹奏楽が好きになりました。ジャズや
ポップスなどほかのジャンルも聴いてみます。気持ちを理解したいからです。

今後もブログ発信を続けます。今はまだ会ったことのない多くの仲間に「音楽村」を
訪ねてもらうために。

画像  「音楽村」候補
      第一候補
      第二候補
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東京 健康診断 事情

2007年10月13日 | 日常


金曜日に健康診断に行きました。

会社の健康診断指定日に都合が悪く、ようやく診療所に出かけて受診しました。
場所は、後楽園ドームのすぐ近くで、隣に中央大学も有ります。

由緒ある診療所らしく(医学財団所属)、建物は古びていました。
ビルの上層階です。看板は出ていますが、エレベーターが裏手で分かりにくいのです。

50人くらいが、着替えて待っていました。
看護師さんや事務方は、皆 親切で丁寧です。

しかし効率が悪いのです。検査に3時間はかかりました。
そのうち待ち時間が90%です。

心電図を取る時間は、今までで最短です。
この短い時間で異常が出るのはよほどの確率です。

医師の診療時間も最短です。見てもらったという「アリバイ」作りです。
若い女医さんです。おじさんには「あまり触りたくない」という感じの触診です。
ひがみです。

感心したのは、バリューム検査の技師の人です。

今までは、「仰向けに」「うつぶせに」「右腰をあげて」とか早口に言われ、
よく聞こえず、指示通りにできなかったことが多いのです。
そのため、こちらも動揺して、頭のなかが真っ白になり、仰向けやうつ伏せが
反対になったり、右左を間違える「小学生状態」が多かったのです。

ここの技師はうまいのです。「はい、上手ですね。」「いいですね」と
気持ち良くさせるのです。何が上手かわかりませんが、いらだつ声よりいいのです。
年の功です。

待ち時間は、新聞・週刊誌(何週も前の)を読む人、眠ったふりをする人、
きょろきょろ落ち着かない人がそれぞれ三分の一づつです。

医者が言っています。健康診断で病気が発見される確率は低いと。
でも低くても普段病院に行かないサラリーマンは唯一のチャンスなのです。



生命保険料を未だに、結構たくさん払っています。4人娘がいて、末娘が
まだ中学生だから、まだまだ死ねません。普通私くらいの年齢になると
たいていは減額するそうです。

そういえば、かみさんは、保険は死亡時より介護だと言っていました。
誰が介護するのかと冗談めかしていましたが、今度本心を聞いて見なければなりません。

画像は 診療所の隣の中央大学


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昔 好きだった 高橋真梨子(ペドロ時代)

2007年10月11日 | 音楽


昨晩 NHKの音楽番組「SONGS」で懐かしい声を聴きました。

高橋真梨子です。
女性シンガーでうまいと思った一人です。声の伸びが好きでした。
久しぶりに聴く歌は、すっかりおとなの歌い方です。

ペドロ&カプリシャス時代は、勢いで歌っていたような気がします。
ペドロから独立してもしばらくは聴いていましたが、最近聴いていません。

「for you...」「蜃気楼」「アフロディーテ」「あなたの空を翔びたい」など好きです。

 ペドロ時代によく聴いた曲のほうも心に残っています。
「ジョニィへの伝言」「五番街のマリーへ」などです。

どこの国の歌かと思うようなタイトルは、おしゃれで都会的な匂いでした。

一番好きな曲は、テレビの「はぐれ刑事」のテーマの「日かげりの街」です。
あまり 売れなかったと思いますが、覚えやすいメロディーです。

    

クラシックのレコードが大半の若いころ買った、数少ないシングル盤です。
回転数を45にあげる面倒くささと針をこわごわ降ろす径の小ささです。
当時500円でした。しかし回転が高いため音質は悪くありません。

次週 17日も連続で「高橋真梨子」が出演らしいです。楽しみです。
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母の「老い」と「ケガ」

2007年10月09日 | ふるさとの母親

休みの日 妹から電話があり、少し驚きあわてました。

母親が玄関先でつまづいて前に突っ込み、入口の引き違いのガラス戸を、こなごなにしたと言うのです。
幸いなことに、頭が桟に当たったため、ガラスによるケガを免れたそうです。

しかし、向こう脛をしたたかに打ち、内出血をしたのです。
私はそのことを知らずに、直後に電話で母親と話したのですが、
大したことはないと思って私には、話さなかったのです。

翌日から痛みがひどくなり、歩けない状態になり、県南に住む妹が病院に連れて行き、内出血の血を注射器で抜いてもらったのです。

84歳の母は、古い家に独りで住み、身のまわりことは何でもできます。
自分でも元気だと思い、事実足が弱ってきた以外は、食欲旺盛で今でも「丼飯」で、私より良く食べます。

そんな母親が、転んだことを話さなかったのは大丈夫だという以外に理由がある気がします。
子供に「自分が老いた」ことを知られたくなかったのと心配をかけたくなかったのでしょう。
話さなかった理由を聞いても言葉を濁します。

「転ばないようにしなくては」が口癖でしたから、自分でもショックを受けたのではないかと思います。
嫁に来て60年、一度も入院したことがなく、それが自慢でした。

大正生まれの「女の意地」でしょうか。

もう良くなって私にクール便で田舎の食べ物を送ってくれました。
84歳の年寄りが定年前の私を子供扱いです。

あと1年後のUターンまで元気で待っていてくれることが、息子の願いです。

             

画像は  実家の網戸越しの庭と離れ
      母の大切にしているカバン
      故郷 新見駅前
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やっと届いた幻のぶどう「桃太郎」

2007年10月06日 | 食べ物、飲み物


今日 仕事中に何回も電話がありましたが、知らない番号でしたので放っておきましたが、宅配からでした。

故郷の農園からの新鮮なブドウが夜8時に届きました。

以前紹介した珍しいぶどう「桃太郎」です。
皮ごと食べられる、種のないマスカットです。店頭にはめったに並びません。

ちょっとぜいたくですが、季節を味わえる数少ないくだものです。
収穫時期がピンポイントだからです。

岡山の川上町の「みとまファーム」からです。母が懇意にしてもらっています。
この農園の収穫直後を味わうのです。

さっそく食べてみました。
桃太郎を歯で少し噛むと、ぴんと張った薄い皮がはじけます。皮の青臭さがすぐに甘さに変わります。ほかにはない食感です。マスカット特有の香りが周りにひろがります。

              

                         

娘を呼んで食べさせてやりたいのですが、果たしてくるかどうか。
この「えさ」はちょっと魅力的だと思いますが。

出身地新見には、草間という地区がありブドウの定番ピオーネを栽培しています。
来年Uターンするとこのブドウも味わえます。
今晩は、果物王国 岡山を故郷に持つ幸せを感じます。

画像は 桃太郎と甘太郎、赤嶺、マスカットリカなどの珍しいブドウです。
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九人兄弟の父の私の従兄弟(いとこ)たち

2007年10月05日 | 思い出


今週 叔父が亡くなりました。85歳でした。父のすぐ下の弟です。

顔を見ると、病気のせいもありますが、すっかり痩せていました。
もうずいぶん前に亡くなった祖父にそっくりです。親子ですから当然と言えば、そうですが、その年齢になると身内は同じような顔になるのだと実感しました。

葬儀に出席して、久しぶりに従兄弟たちに会いました。

幼いころの話をしだすと、一気に昔にタイムスリップです。いつも集まる母や叔母たちが、今回いないので雰囲気が違います。

頭を押さえる世代がいないため、若い(?)従兄弟たちは気を遣わなくて済みます。その中でも私が一番年配格になってしまいました。実家は昔で言う「本家」ですから、従兄弟たちが小さい頃、良く来ていたのです。築120年前の古民家には、皆思い出があります。



                                  

来年Uターンすると告げると一様に驚きます。40年も出ていたからです。
田舎に帰ったら、従兄弟たちに集合をかけると言うと喜んでくれます。

昔のように、親戚が行き来をしなくなり、葬儀の時しか会えなくなっているため、慌ただしくて、近況も語りつくせません。

父も母も9人兄弟でした。従兄弟や身内は相当な人数です。

冠婚葬祭は自宅でするため、田舎の家の造り方は独特で、ふすまをとっぱらうと、大広間になります。雑魚寝でした。個人のプライバシーなんてありません。

この古い家を四人の娘たちのためにどのように作り替えるか思案のしどころです。

画像は、実家のイチョウの木の下の奥の間と床の間
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横浜にこんな喫茶店がありました

2007年10月03日 | こだわり


東急東横線の反町駅のすぐそばに、素晴らしい喫茶店があります。

光っているのは店の構えでもなく、内装でもありません。
「アーティストの支援」をしているのです。

先日 偶然入ると、バロック音楽が流れていて、私の好きな雰囲気です。
こじんまりした喫茶店です。

カウンターに落語家のチラシが置いてありました。
喫茶店と落語の組み合わせが何ともミスマッチで不思議です。

カウンターの中の落ち着いた感じの女性に、わけを聞きました。
もう長い間 この喫茶店で、寄席を開いているのです。
若手の時代から、真打になった今まで場を提供してきたのだそうです。
恩義に感じた落語家が、格安で出演してくれるとのことです。

落語以外にも、ギターや津軽三味線など幅広くミニコンサートも開いていて、若手の発表の場を提供しています。20年間続けているそうです。それを心待ちにしている常連さんもいるのです。ママの博識ぶりにも驚きました。

企業の支援で開催するのはよく聞きますが、小さな喫茶店で長い間、アーティストを育てていることに感動しました。生のステージは、お客さんをリピーター化できます。ファンが増えます。

喫茶店の内装にムクのパネルが使われており、そこには写真がたくさん飾られています。ちょっとした写真展です。これが絵画に変わることもあるそうです。これも場の提供です。

この店のオリジナルのコーヒーを飲みました。
コクがあっておいしいのです。
素人の私にはとても出せない深い味です。

店の姿勢とコーヒーの味わいに至福の時間を過ごせました。

店の名前は、キャメルです。
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浜松のお土産「うなぎパイ」

2007年10月01日 | 食べ物、飲み物


今日 浜松から東京に帰ってきました。

浜松からのお土産の定番は「うなぎパイ」です。

名産のうなぎにちなんだお菓子の「うなぎパイ」は有名です。
全国のお土産ランキングでも上位に入っています。
ウナギの産地のイメージをうまく活用しています。

バターを使ったパイにうなぎの粉やガーリックが入っています。
「夜のお菓子」とも呼ばれています。



浜松に帰省している間に、かみさんと四女が「ミニ モンブラン」を
作ります。


           
                



お菓子作りの好きなかみさんが、四女に教えながら
コミュニケーションを図っています。
少しゴマをすりますが、かみさんの「チーズケーキ」はなかなかの味です。

昔 ケーキ屋にアルバイトにも行っていました。
そのアルバイト代が東京の学生の娘の時給より安いとこぼしていました。
浜松の人件費は安いのです。

家族は父親のいない「留守」を楽しんでいます。
存在感のない私です。

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