元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「ヴァイオリン、オーボエ&コントラバスの夕べ」

2012年12月23日 | 音楽
週初めの夜、学生時代の仲間と我が家で食事会。
メンバーは、同級生2人と1年先輩と私の4名。

当日の「メインディシュ」は、「けんちんそば」と「昔話」。
集まったのは、学生オーケストラで演奏した音楽仲間です。
ヴァイオリンとオーボエとコントラバス演奏に熱中した仲間たち。
皆で集まるのは、数十年ぶり?

寒くなるとそばはおいしいもの。
近隣のセミプロに打ってもらった「田舎そば」にかみさんが作った「けんちん汁」。
当日 その人が打ってくれたのが「平打ち麺」、食感に特徴があります。
汁との絡み方やのど越しが最高。私の好きなそばの切り方です。
「けんちん」のダシは「いりこ」。頭とはらわたを取り除きます。苦くなるから。

先輩と同級生一人は、コンサートマスター。(コンマスが二人も)
もう一人は、クラリネットからオーボエにコンバートの友人。
音楽に「うるさい」メンバーです。

40数年前、保科洋先生に指導された面々。音楽も遊びも。
まだ若かった先生との距離感は近く、友達感覚でした。
先生の人柄にひかれ、今でもそれぞれにお付き合いをさせてもらっています。

昔話だけでなく、今後の音楽活動についても話が出ました。
同級生は二人とも医師。内科医と産科医。
産科の友人は、「おぎゃあ献金」コンサートを四国で開催中。
新しい形のオーケストラを考えています。
先輩は、ハーモニーを楽しむためビオラを演奏している様子。
内科の友人は、クリニック・施設での歌や演奏で音楽療法の実践中。

大学卒業からもう40年以上。
4人とも仕事は現役。音楽が元気の「みなもと」と再認識した夜でした。
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「田舎暮らしを望んだ友人」

2012年12月17日 | 友人たち
昨日 県内の美咲町に住む友人が我が家を訪問。
母親の見舞いに来てくれました。顔を見るのは、久しぶりです。

定年退職後、岡山県北部の山頂近くに移り住んだ友。
畑付きの中古物件をリフォームし、田舎暮らしを始めて5年。
意外に長続きしています。近隣との付き合いもしている様子。
敢えて縁もゆかりもない場所を選んで、「しがらみを断ち切った?」友人です。

彼の手土産が、岡山では有名な「大手饅頭」。
私の好きな和菓子です。
以前住んでいた岡山の家の近くに工場があり、出来たてをよく買いに行きました。
甘酒を発酵させた薄皮でくるんだ、上品なこしあんの小ぶりな饅頭。
甘さも適度で、飽きない味です。

     

数年前この友人を母親と一緒に訪問したこともありました。
棚田が広がり、秋には「野焼き」のけむりがたなびく「日本の原風景」。
農業に全く縁のない友人が、良く決意して住みついたと感心。
季節により、雲海が目の前に広がる絶景のロケーション。
友人と近隣の人が歓待してくれました。
その時の印象が強かったのか、しばしば母親が話題に。

友人の訪問に母親が目を潤ませました。
懐かしさがこみ上げたのでしょう。
「もう一度行ってみたい」とつぶやきました。

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「42年ぶりのチャイコフスキー交響曲№4」(感想 追加)

2012年12月08日 | 音楽
今晩 母校の定期演奏会を聴きます。指揮者はもちろん保科洋先生。
新見から2時間かけて岡山シンフォニーホールに。

プログラムの中のメインがチャイコフスキーの交響曲第4番。
私が4年生の時演奏した曲。懐かしい曲です。

最近の定演の曲は マーラーなど結構難しい曲。
後輩たちのテクニックが格段に上がり、どんな曲でも楽々こなすようです。
昔はそうはいきませんでした。

楽器ごとのバランスが悪く、どこかのパートがつまずくのが当然の時代。
定演に向け、長い時間をかけて仕上げます。
でも本番では、ハプニングの連続。今聴いてもドキドキするフレーズばかり。
保科節で「歌う」どころか、譜面を追うのが精一杯のレベル。

故に演奏終了時の感激はひとしお。打ち上げコンパは盛り上がりました。
まだ若かった保科先生と朝方まで、飲み明かしました。
汚い合宿所で大騒ぎです。今のように懇親会場を借りる金もない貧乏なオケ。

でも音楽のおかげで、その後の人生が方向づけられました。
就職、かみさんとの出会いや4人の娘の誕生も、元をただせば保科先生の「おかげ?」
保科先生と仲間に感謝です。

【演奏会終了後】

序曲が始まった瞬間、「管と弦のピッチが合ってない?それにリズムも・・・。」
でも思い出しました。初心者の1年生が大勢いることを。学生オケの宿命です。
チャイコフスキーは流石。こんなに聴かせることができるオケになったとは。
あのころ苦労した早いパッセージを楽々こなしています。

演奏終了後 保科先生を楽屋に訪ねました。
汗を拭きながらにこやかな保科先生。奥様も一緒です。
先日 奥様から送っていただいた「丹波の黒豆」のお礼を申し上げました。
先生曰く「コントラバスは今回3年生以下だが、よく頑張っている」と。

真夜中の12時ごろ、帰りついた新見は雪が積もり始めていました。
でもいい音楽を聴いた満足感で満たされた1日です。
コメント (3)
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