元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

「台風の中の田植え」

2011年05月30日 | 農業
昨日から大雨。
一日降り続く中、今日は田植え。
田植えと台風が重なったことは記憶にないと母親。

例年 水の補給で気を遣う田植え。
今年は逆です。
水路からの水を止めても、大雨で田んぼは満杯。
水をどんどん落としても、減りません。

水が多いと田植え機がうまく作動しないと手伝いのプロ。
昨日水の様子を見てくれ、一晩かけて放水。
それでも植えた苗がアップアップの場所も。

台風の影響で、時折突風。
麦わら帽が飛ばされそうです。
田んぼの水面が風を受けて、波が高速で移動。風が「見える」のです。

田植えと言っても、お手伝い程度。
苗箱の苗を、田植え機まで運ぶこと。
田植え機の車輪で、大きくえぐれた田んぼの土を平滑にする「トンボ」による作業。
植え残した田んぼのコーナーを手植えで補植すること。

本格的な田植えの手伝いは、かみさんは初めて。
田んぼに素足で入れず、母親の「田靴」を借用。
私は平気ですが、田舎でも素足で泥田に入れない人も多数います。
合羽を着て働くかみさんは、恰好だけは百姓の「女房」。

二反五畝の田植えは3時間半で終了。
雨も風も終わるころに収まりました。
秋の収穫まで、水管理や畔の草刈りが続きます。
今年の米の出来がどうか、気になります。

今日の歩数は13000歩。結構な歩数。
農業の副次効果で、お腹周りが引き締まれば嬉しいのですが・・・。
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「OB会」(広島)

2011年05月24日 | 友人たち
ひさしぶりの広島。
前職の会社のOB会に出席のため。

前の会社は三十数年お世話になったところ。
広島在住の仲間に会いたくて出席です。

場所は広島駅に隣接するホテル。
シティホテルとしてそこそこの知名度。
30分前に会場に着くと、もう大半の人たちは到着済み。
歳をとるとせっかちになるのか、暇なのか?

他部門の人は顔見知りながら、あまり話したことがない人も。
今回女性二人の初参加のため、華やかな雰囲気。
本部から3人の来賓もあり、オフィシャルな部分も。

立場や役職を離れて、さん付けで呼び合う定年後の世界。
他エリアでは101歳の会員もいるとか。歴史を感じさせます。

近況報告で多くの人が家庭菜園の野菜作り。
しかし 私のように米作りに苦闘する人はいません。
「孫と仕事」の話をしない自己紹介は気持ちのいいもの。
個人としての生きざまのみが語られます。

会場に一番遠い岡山県在住の私が乾杯の音頭を。
断わりたかったのですが、みんなの好意と受取り、簡単なスピーチを。
音楽好きながら一度も音楽関係の仕事に就けなかった愚痴を少しと農業の話を・・・。

誤解を招きかねないのですが、前の会社のことは関心がなくなりつつあります。
人事や業績にも疎くなり、現役のころ全力で取り組んだ?と思っていた時が夢のよう。
ただ当時の仲間に支えてもらったことには感謝していますが。
そして教育・研修が今の自分を作ってくれたことには、ありがたさも感じます。

そして何より社内結婚したかみさんに巡り合ったこと。
結果 四人の娘たちを授かったのですから。
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生活情報誌「オセラ」の取材

2011年05月17日 | 本・雑誌
週末 生活情報誌「オセラ」の担当者が我が家を訪問。
取材のため女性のライターが岡山から来新。
農業従事者を取材し、今後農業を志す人の背中を押すためだそう。

3週間ほど前、従兄から電話。
情報誌が取材に行くので協力してほしいとの頼みです。
直後 横にいたらしい編集長に電話を替わりました。

農業をやって見て、自分がどう変わったかを取材したいとのこと。
「どんな思いで農業を始めようと思ったのか?それを聞きたい」。

農業をするために、Uターンしたわけでなかったため少し困惑。
まして経験があるわけでなく、まだ「農業2年生」だと伝えると「それでもいい」とのこと。
田舎生まれながら、野菜や花の知識が全くない私。
野菜作りの主体は、89歳の母親です。60年の年季が入っています。
私は米作り担当。と言ってもプロの世話になっていて、私は水管理のみ。
農業をしているとは、とても言えないアマチュアの域。

取材当日、「近くまで来ているのですが、どの辺ですか?」担当者から電話。
家の場所を説明し、県道わきまで出迎え。
車を誘導し、我が家で自己紹介とプロフィールを説明。

女性ライター自身、音楽に造詣が深く、エレクトーン演奏者であり、歌うことも好きだとか。
彼女は「このような編集の仕事をしたかった」と、幅広い知識を持ち、ヒアリング上手。
短時間に数多くの質問と確認をこなします。

写真嫌いの私です。「写真なしではだめですか?」と聞くと「それはちょっと・・・」。
結局 庭のイチョウの木の下で数枚カシャリ。
顔が出ることは避けたかったのですが仕方ありません。

短時間でしたが、自分史を説明し、別れました。
どんな記事になるかわかりませんが、今は終わってホッとしています。
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「生醤油うどん」&「鰹のたたき」 香川・高知 ②

2011年05月10日 | 食べ物、飲み物
四国に渡ったのは、食べ物の魅力も。
「讃岐うどん」と「鰹のたたき」が無性に食べたかったのです。

うどんのメッカ香川。
どこに行ってもうどん屋、喫茶店にまでうどんのメニューがあるくらい。
前職の営業所訪問の際に、連れて行ってもらった店が屋島に。

そのうどん屋に行ってみると、もうすでに行列。
待つことしばし。大部屋二つが満席状態。どちらも悠に百人は入れるほど広いのに。
この店の看板メニューは、釜揚げ。あちこちでたらい状の桶を数人がつついています。
「つゆ」は昔使っていた酒の大とっくり風で。

          

私は、敢えて「生醤油うどん」。かみさんも私に倣います。私は大、かみさんは普通盛り。
運ばれてきた熱々のうどんに、鰹節と生姜とネギを入れ、醤油を垂らします。
「コシ」は思ったほどなく、かみさんは丁度いいらしいのですが、私はもっと固めが好き。
しかし 茹でたては美味しい。のど越しも最高。堪能しました。

帰るころには、列が100mに伸びていました。何分待ち?

その夜の高知の「鰹のたたき」は最高。味も場所も。
ホテルで勧められた店に行く途中、ふと立ち寄った「ひろめ市場」の中の店。
ここのにぎやかさと飾り気のなさが気に入りました。



大構造の建物内に6~8人掛けの木のテーブルが十数台。それも古臭いもの。
周りの壁に沿ってテーブルを囲む様々な店。と言っても間口2~3mのまるで屋台風。
客はテーブルに陣取り、好きな酒やおつまみ・料理をそれぞれの店から運びます。

「たたき」を頼んだのは、わらを燃し実演している店。立ち上る炎が客を引き寄せます。
気に入ったのは、あら塩で食べる新しい味。ポン酢しか知らない私には衝撃。
その上切り身の厚いこと、普通の倍はあります。高知に来た甲斐がありました。

     

      

テーブルの大きさから、相席は当然。
隣の組は高知県庁マンと身内。この人が面白い。海洋深層水の推進責任者。
まるで専属ガイドのごとく高知や特産品の説明、ひろめ市場のPRなどなど。
おかげでウツボのてんぷらや高知銘酒のおすそ分けも。もうひと組は北海道からのカップル。
「旅は道連れ・・・」を地で行く高知の夜。「土佐の熱さ」は本物。

           

お土産がまた美味しい「いもけんぴ」。
食べだすと止められないこの味。
最近の流行りは「塩味」、甘塩味は飽きない味。大袋を大量に買い込みました。
自家消費分や身内、東京の娘たちへの飾らないお土産。ずっしり重いお土産です。

          

       

画像  「わらや」(人気投票で必ず上位に来るうどん屋、観光コース化?)
    「生醤油うどん」(シンプルな味、うどんの原点?)
    「ひろめ市場」(高知城のすぐそば、活気は一番、朝食も可)
    「鰹のたたき」(白いのは塩、切り身の大きさに驚く、大は13切れも)
    「わらで焼く鰹」(ショー的意味合いもあり一番人気、価格も相応)
    「芋けんぴ」(四万十のノリを使ったかわりものも、最近は塩味が流行り)
    「ジンジャーシロップ」(ぷー・タロ製、買いそびれました。隣の人のを借りて撮影)
    「餃子」(キャンプ時代に王監督が好んだ屋台チェーン安兵衛の餃子、20分待たされました)
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「龍馬の顔」に大接近(高知)

2011年05月08日 | 思い出
黄金週間の中ごろ、香川・高知を訪問。
車で600キロの旅です。

瀬戸内海にかかる大橋と高速道のおかげで、四国が近くなりました。
橋を渡る途中、与島のパーキングで小休止。
下から見上げる橋の雄大さに、人類の技術力を感じます。

香川に入り屋島を目指します。
景観もさることながら、行きたかったうどん屋が屋島にあったから。
青く穏やかな瀬戸内海の眺望と「醤油うどん」に満足し、一路高知へ。



高知旅行の目的は、やはり「龍馬」。
ブームに遅れること1年。でもミーハー気分は抜けません。
目指すは桂浜。今から20年以上も前にも一度訪れた浜辺。
あのころは人も少なかったのに、今は観光客のメッカ。
渋滞が激しく、駐車場に近づくのにも一苦労。

昨年の大河ドラマで福山雅治の龍馬が、浜を走る姿で一挙にブレーク?
波打ち際で、受ける潮風が心地よい絶好の季節。
海が陽光で輝く様子は、ドラマの中に入り込んだ気持ち。

桂浜の龍馬の銅像の横に、大きなやぐら。
新たな建築物かと思いきや、なんと18mの龍馬の銅像の横顔を近くで観るイベント。
銅像は仰ぎ見るものと思い込む私は、もはや古い世代?
横から見る龍馬の顔は優しさにあふれていました。

     

次の日も龍馬デイ。
下士に生まれた龍馬の町や、友人たちをクローズアップした記念館。
大きな木造の展示館。等身大の龍馬の生活ぶりをガイドが説明。
狭い駐車場ながら次から次へ観光客。
訪問する人たちは研究家並みに龍馬に詳しいのか、説明に全員がうなづいています。

帰り道香川で途中下車し、「こんぴらさん」に。
小学校の修学旅行以来、50年ぶりの再訪。
きつい石段に息の上がる歳になったことを痛感。
閑散さは、勢いのある「龍馬ブーム」の高知とそうでない観光地の差を感じます。

       

武士の時代を作った源平の古戦場の屋島。
その武士の時代を終わらせた幕末の志士たちのふるさと。その間800年。
観光目的ながら、かすかに歴史を感じた四国の旅。

駆け足の観光地巡り。初日14000歩、二日目8000歩。   
少し疲れましたが、久しぶりの四国を楽しんだ黄金週間でした。

(次回は食事編)

画像   桂浜の龍馬像(銅像の隣に組んだやぐらから)
      屋島
      生まれた町の龍馬像
      こんぴらさん
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「春耕」

2011年05月04日 | 農業
いよいよ春。
農作業の始まり。
私とかみさんは、ここ数日畑仕事。

畑も田んぼも草だらけ。
畑の草取りと野菜作りのための土作り。
これが結構つらい作業。

伸びすぎた草や、きれいに咲いていた菜の花を刈り払い機でなぎ倒します。
地面に密集した草を鍬で削るのが重労働。
腰と手足にきます。

そのあと小型耕運機(我が家は「こまめ」という機種)で掘り起こし。
馬力が小さいのと回転する刃が摩耗して効率の悪いこと。
市販の堆肥と石灰を事前に撒き、耕運機で土に混ぜます。

田んぼは本職の人に依頼し、大型トラクターで「荒起し」。
プロの腕と馬力であっという間。
機械力の凄さを感じます。

夏野菜の苗を母親や弟が準備中。
レタスは弟が植えてくれました。
田舎うまれながら、野菜の植え付け時期や旬を知らない私。
周囲の人に馬鹿にされながら、農業の真似ごと。

かみさんは畑仕事の経験が全くなし。
鍬を使うのも初めて。
近所の人も多分注目。田舎暮らしができるかどうか?

     

私の好きな庭の白いフジの花が開花し始めました。
多分一週間で満開?独特の香りが庭に充満。
あちこちの友人・知人に声をかけ、花の下でコーヒーを愉しむ日ももうすぐ。

画像  耕した田畑(手前が畑、向こう側2枚が田んぼ、いずれも今日耕しました)
     ようやく開花し始めた白いフジ(低温のため、昨年より1週間以上遅れています)
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