元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

ふるさと「八つ墓村」への引越し

2008年07月30日 | 住まい、場所

いよいよ明日ふるさとに引越しです。

大学進学のために、岡山県新見を出てから40年以上。
なつかしい景色の中で田舎暮らしの始まりです。

荷物は新見の実家送りです。生活拠点は二か所。

母親の住む実家と家族の住む岡山の家の往復です。
特急で1時間、高速で2時間の距離です。
四女の高校進学のために、岡山市内に「ピアノの弾ける」家を借りました。
音楽を目指すわけでもないため、周りの人は贅沢だと言います。

築120年の実家の改装もあります。
設備関係の手直しだけでも住むことは出来ます。
でも イチョウの木の見えるリビングが「夢」でした。
母親の最晩年を最高の環境で過ごして欲しいとも思いました。
新しい家が母親にとって、ベストかどうかはわかりませんが。

「虎の子」の退職金を半分つぎ込むことに躊躇もしました。
ただ元気なうちにやりたいことを実行。あとで後悔しないように。
私とかみさんの経済感覚は狂っているのかも知れません。

     

セカンドライフでやりたいことがいっぱい。

「音楽村」「魔女の宅急便」「スーパーマン制度」などなど。
ただ思い込みを客観的にみるために、構想に対して皆さんに可能性を聞きます。
そして資金の調達、協力者の募集、何よりマーケティング。

野菜も作ります。85歳の母親が師匠です。体力的に相当厳しいそうです。
ドキドキ、わくわくの生活が始まる予感。
「夢見るシニア」です。でもお盆は骨休み。口ばっかりの私です。

今日は、最後の部屋の片づけ。段ボールの山の中で寝ます。
明日 荷物を出します。

画像  実家(改装予定)
     廃校(音楽村候補校)

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退職手続きと「ブログ通信簿」

2008年07月28日 | 日常

退職の実感が湧いてきました。
人事から退職の手続きをするように書類が来ました。

提出書類だけでなんと8種類。

退職所得に関する書類が2種類。
退職金の受取方法。
企業年金に関するもの2種類。
健康保険に関するもの。
その他2種類。

読むだけで疲れます。でも大切なことばかり。

人事に少しだけ籍を置いていた私ですが、実務はさっぱり。
教育・研修などの人間系にのみ興味がありました。
新人研修、キャリア入社研修、キャリアデザイン研修など。
受講者の一人一人に想いがあります。
できるだけ多くのこと、それもマニュアルにないことを伝えたかった・・・・。
最近 私に「振り返り」の意識が働いているようです。

会社を「満期卒業」する私の「成績」はどうだったのか?
ポジションや年収などの評価のことではありません。
サラリーマン生活の「棚卸」です。

ブログには、仕事のことを書かないように意識して避けました。
そのブログに通信簿があることを知り、診断してみました。
結果は次のとおりです。遊びです。

     

ブログ通信簿  http://blogreport.labs.goo.ne.jp/ ぜひチャレンジを!

画像  本社のある浜松の駅(37年前にこの街からサラリーマン生活スタート)
     ブログ通信簿(気楽度は前向きと言い換えてほしい)
       
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休日の朝にぴったりのピアノ曲集(CD)

2008年07月26日 | 音楽

休みの日の午前中にいつも聴くCDがあります。
昔のテレビドラマのテーマ曲集です。
このテーマ曲や挿入曲をピアノのソロバージョンにしたもの。

休日の午前中は音楽を聴ける貴重な時間です。
(でも引越しで、しばらく聴けそうにありませんが)

朝だから重い曲でなく、さわやかな曲を聴きたい。
何かをしながら聴くことが多い為、短めの曲がいい。
通常窓を開けて聴くため、一定の音量の楽器がいい。
ffからppのダイナミックスがない曲が近所に気を遣わなくて済む。
本気で聴くための準備時間だから、聞き流せる曲がいい。

こんな条件下で、いつも朝一番に聴くCDがあります。
PONY CANYONのピアノリラクシング「UN」です。

     

曲は昔懐かしいドラマの挿入曲などです。
ドラマのテーマ曲程有名ではないが、どこかで聴いた曲の感じです。

東京ラブストーリーより 「End Title」
101回目のプルポーズより 「夢を追いかけて」
2000年の恋より 「Forbidden Love」 
一つ屋根の下より 「After the Rain」
ロングバケーションより 「Close to You」
コーチより  「ピアノのための」
眠れる森より 「Nocturne」

などなど全部で26曲。

ドラマはほとんど見ていませんが、いい曲が多いのです。
すべてがピアノソロで、曲想が統一されてませんが、オムニバスで楽しめます。

画像  今はまっているピアン曲集CD(曲により録音にばらつきがあります)
     気に入っているアンプ(温まるといい音を聴かせてくれます)
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地上47階の「ビールの味」

2008年07月25日 | 食べ物、飲み物

昨晩 東京の思い出作りに、得意先の友人が誘ってくれました。
47階のレストラン。それもカップル席。
トレンディな「カレッタ汐留」、値段も階数も高い?!

男二人なのによくこの場所を思いついたものです。
周りはみんなカップル。男同士は我々だけ。
お互い「格好悪い」と言いながら、料理と景色を楽しみました。

料理も凝っています。
魚好きの友人ならではの店です。
奥さんと一緒に来るとか。
みんな奥さん孝行をしているのだと反省。

月に数回は、釣りのため遠出。家庭を犠牲にしているようです。
その分、旅行や外食で埋め合わせをしている模様。
今月初めは、オーストラリアに行ってきたそうです。
10年付き合っても、知らなかった部分を持っています。

     

年に数回の食事のときの挨拶は「釣果は?」
いそいそと携帯の画像を見せてくれます。
ハードな営業の責任者のストレス解消が「海釣り」。

会社の重要な得意先でありながら、好き放題言わせてくれます。
今後も出張で岡山に寄るからとの弁。
瀬戸内海の小魚で満足してくれるかな。こんな高層ビルはないけど。

友人は学生時代合唱。私はオーケストラ。
ジャンルは違えど、音楽の感動が「共通語」。



明るいうちから飲みはじめ、帰る頃には多数の灯りが輝いています。
高所恐怖症を忘れた夜です。
今日もおなかいっぱい。メタボの解消はお預けです。

画像  レストランからの景観(飲みはじめの明るい時間)
     釣果(友人の携帯、こんなのが釣れたら止められないはず)
     レストランからの夜景(見納めの東京の夜景?)
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金持ちの気分?! 「革(かわ)のスリッパ」

2008年07月23日 | 好きなこと、もの

今までにないプレゼントをもらいました。
「本革のスリッパ」です。

今月に入り、みんなが退職の送別会を数多く開いてくれます。
月末まで続きます。10回ほど。
会社や友人、得意先、協力会社が企画してくれます。

こんなリッチなスリッパは、初めて見ました。
ちょっと見ると靴のよう。
底の足の当たる部分は、はずして洗える構造。
こんなスリッパを履いたことがありません。。
貧乏性の私は、もったいないと思うことしきり。
でもみんなの気持ちのこもったもの。ありがたく使います。

同僚の女性は「音楽村で履いてください」
私が吹聴しているために、みんなセカンドライフのことを知っています。
退職前はもっと、寂しさを味わうかと思いきや全然・・・・。

     

フル出勤は今月まで。8月は退社式を含め数日間の出社。
東京からの引越しも月末。岡山の生活までもう10日あまり。

友人ほか全員に言われます。私に「農業は無理だ」と。
「畑くらい出来るよ」と言い返しますが、最近の暑さにぐったり。
炎天下の農作業には、自信ありません。

しかし生まれ故郷に帰れる嬉しさがじんわり。
私を待つ家族にもうすぐ会えます。あの実家のイチョウの木にも。

画像  いただいた本革のスリッパ
     同時にいただいた花束
     
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「初めまして」ブログで知り合った友人(仙台編)

2008年07月21日 | Weblog

先週末の仙台で嬉しい出会いがありました。

仙台で会社の打ち合わせと仲間に退職前の最後の挨拶。
そのあと会いたい人がいました。

ブログで知り合った人です。

その人の日記のユニークな絵が私を惹きつけていました。
東北の田舎の原風景が、里心をかきたて、ほのぼのした気持にさせます。
世代が同じせいか、価値観も近いと感じていました。
若いころ聴いた曲もよく似ています。

お互いに顔を知らないため、会う場所はわかりやすい所が必要です。
県庁一階のロビーで待ち合わせの連絡をいただきました。
乙女の象の前で初対面のごあいさつ。一時間ほどの出会いです。

お茶を飲みながら自己紹介。
私と違い緻密な建築系の技術屋さん。でも「守備範囲の広いゼネラリスト」でもありました。
誠実な話し方と物腰は、印象的です。

初めてお会いした方に、無理なお願いをしてしまいました。
私に得意な絵を描いて欲しいと。
改装後の岡山の実家に飾りたかったのです。

気持よく引き受けていただきました。
来年春先の実家の完成時に絵も完成です。楽しみです。

素晴らしい人と知り合えた幸せを感じています。
これもブログのおかげです。

その方のハンドルネームは、杜しまさんです。
画像はお土産にいただいた、スケッチ集とはがきです。宝ものです。
アドレスは http://0313.cocolog-nifty.com/blog/
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NHKドラマ「監査法人」の教えるもの

2008年07月20日 | 映画/テレビ

昨日のNHKのドラマ「監査法人」の結末が気になっていました。
最終回の定石通り、ハッピーエンドです。
甘い結末と言えますが、心を打つ「セリフ」が印象的です。

「数値に表れない、行間が大切」たとえば「熱意」。
「真実の追求は重要、でもそれが誰かの役に立つこと」

シナリオの出来不出来でドラマは、リアリティを増します。
あまりに歳の若い主人公に深いセリフは似合いません。
でも深刻そうな表情は、ドラマの雰囲気に合っています。

私の母親が元気な理由は、いくつかあります。
その中大きなものは、「おせっかい」でしょう。
誰かに役に立っていると本人が思うこと、また真に役立っていること。

迷惑かも知れない電話を掛けまくります。
固定電話で月2万円の支払いは、85歳にしては異常な電話魔。
母の電話を待つ人も多いとか。まあ本人の弁ですから真実は闇の中。

近所や知り合いに、いただき物などをすぎるほど配ります。
何かのお礼と称して、ものを贈るのです。
田舎のばあさんにしては交際費がかかります。

昔嫌だった母親の積極性。当時は恥ずかしい思いでした。
どこでも知らない人に話しかけるのです。
でも人間関係は自分で結ぶもの、と母親に教えてもらいました。
いつの間にか母親と同じ行動をとっています。

誰かの役に立つこと、またそう思い込むことが長生きの秘訣でしょう。

画像  NHK ドラマ「監査法人」
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そばと人情  福島編

2008年07月19日 | 食べ物、飲み物

一昨日と昨日、福島・仙台への旅でした。
定年退職のごあいさつにどうしても行きたい場所でした。

福島へは、会社の代理店の経営者に会うためです。
もう40年近く私達の会社のために頑張っていただいた福島の会社。

母親と息子が、専務と社長。
2年ぶりの再会でした。

積もる話を数時間。
今後の経営について、私の行く末についても説明、激励を受けました。
親戚以上のつきあいです。
浜松時代、我が家にもおいでいただいた関係です。

夕方、仙台に移動の前に、若社長と蕎麦屋へ。
どうしても食べたかった福島のそば。
私にとって最高のごちそうです。

駅舎を改造したお店です。珍しいロケーション。
北海道産のそば粉にこだわった店主は、味へ絶対的な自信が。

「ぶっかけ」をいただきました。
濃いめのダシと山のように盛られた大根の千切り。
このしゃきしゃき感が夏にぴったり。
了解をいただいて写真に撮りました。



若社長とそばを食べながら、今後の経営について話しました。
意欲いっぱいの経営方針に安心。
それに専務の経験がプラスされると鬼に金棒。

このような店の存在が会社の存続に貢献いただいているのです。
それだけでなく、私への思いやりは、嬉しいものです。
時代に即応した変化と人情味のある経営も持ち味。
このバランスが難しいのです。

頑張る社員や落ち込む社員。
ポケットマネーで寿司や焼き肉をふるまうこともあるそうです。
社員との関係力強化に気を遣っています。
資金繰りや仕事の確保の苦しさは、サラリーマンにはわかりません。
その努力に頭が下がります。

岡山へおいでいただくことを約して別れました。
おいしいそばと温かな気持ちを満喫した福島です。

画像  大好きな福島のそば(希望したこの店)
     そば屋の外観
   


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企画を支えてくれた人達

2008年07月16日 | 思い出

今日は、15年間お付き合いした小さな販促企画会社のメンバーと食事です。

昔 企画の実務を助けていただいた会社のオーナー達です。
待ち合わせ場所は、新宿のデパートの上の鮨屋です。

出会った当時 私は山口の出向先の販売会社から、東京の販売企画です。
全社の販売統制と企画担当セクションですから、責任は重大です。

キャンペーンなどのコンペで多くの会社の企画担当者に接しました。
どこと手を組むかの「キーワード」は、実は「企画力」そのものより「人間性」でした。
こちらの企画の「コンセプト」を理解し、期限を守る人にお願いしました。
マーケティングなど広告販促業界に精通しながら、ルーズな会社は使いません。
もちろんコストは重要な要素です。大手は高いのです。

ラインを離れ、エリアを転々としながらもお付き合いいただいたオーナーです。
発注していたころは、食事やゴルフは一緒しませんでした。
「李下に冠を正さず」癒着していると思われたくなかったからです。

会社を去るに当たって、私もどうしても会いたかったのです。
世代交代で、今は息子が社長で、今回同席です。

発注者と受注者の関係を超えて、「同志」の感覚です。
仲間と思える人たちに出会った幸運に感謝です。

このような人に支えられた私のサラリーマン生活がもうすぐ終わります。

画像  バー(今日二軒目に行った隠れ家、変わったボトルがいっぱい)
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陽水が歌った場所「日銀旧館」を訪ねて。

2008年07月14日 | 音楽

日曜日 日本橋のMデパート本店に出かけました。
知人から絵画展への案内をいただいたからです。
画家は知人と同じ広島の尾道出身。

このデパートの外商は、絵画・彫刻・ガラス工芸に強いのか、いくつも展示会場が。
画家のふるさと尾道や、実家から程近い米子の大山の絵が印象的でした。

     

昔から、絵はからきしだめな私です。図工・美術は5段階評価の3。
写実もできないし、デフォルメもできません。
今でも絵のうまい人にはコンプレックスがあります。

あと書道も苦手です。手帳に書いた自分の文字が読めないほどの悪筆。
音楽も聴く以外は嫌いでした。歌うなんてもっともいやでした。今でもカラオケ嫌い。
そんな私が音楽のとりこになるなんて、不思議です。

日本橋も久しぶりだったので、暑いなか周辺の散策。
地図の原点の「日本国道路元標」。ここからの距離が基準です。
「お江戸日本橋」の歌にある地図の原点です。東海道53次がここから始まります。

   

日銀の本店旧館もすぐそば。昔の建物です。威厳があります。

井上揚水がほかのミュージシャンと共演のため、この日銀で収録したものもあります。
日銀と陽水、驚きのシーンがよみがえります。
どんなコネでこの日銀が使えたのか今でも不思議です。

BS放送用の特番だった「空想ハイウェイ」で、サックスの菊地成孔とのセッション。
演奏のできもさることながら、昔の経済の中枢での雰囲気は独特なものがありました。
この演奏の録画は貴重です。

   

残り少ない東京生活。さまざまなことが思い出されます。

画像  日本銀行旧館(この中で陽水が数年前演奏を収録)
     Mデパート本店(このデパートで絵画展が開かれました)
     道路元標(地図の距離のもととなる地点にあります)
     井上陽水のレコード(あの陽水にも孫がいるらしい)
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「青山」を歩いた田舎者の私

2008年07月13日 | 住まい、場所

青山で食事しました。
送別会の名目で久しぶりの友人も交えて。

早めに着いて、食事前しばしのウィンドショッピング。
おしゃれな街並みとマンションや外車。
案内の友人は慣れているのか裏通りへも。

思い込みでしょうが、女性たちもなんとなく「垢ぬけている」感じ。
「八つ墓村」出身の私は、どうも場違いの街。落ち着きません。
ジャズのライブで有名なお店「ブルーノート」の場所も知りました。

筆記道具だけの専門店にも案内されます。
オタマジャクシを書く「五線紙」用万年筆は、15000~22000円。
雰囲気と接遇はさすがです。

食事は和食で、リーズナブルな価格。地下のお店です。
特別メニューは「金沢うまいもの」で、「こんかいわし」や茄子料理など。
これもおいしいものでした。
(※こんかいわし=ぬか漬けのいわし、保存食。からいのでおかず・酒の肴に最高)
夏には珍しく「おでん」もありました。少し私には薄味です。





会社を早期退職した友人の一人は、就職斡旋の仕事です。
昔と変わらず熱く業況を語ります。
変わらない姿勢に安堵します。お互いに頑張りたいもの。

私に関しては、厳しいアドバイス。
「農業は簡単にできないぞ、後戻りしない覚悟はあるのか」
岡山に住むかみさんへの感謝強要と女性の経済的合理性について一くさり。

再会を約して別れました。友とはいいものです。

この日の午前中、昔お世話になった山口の設計事務所の奥さんと会話。
私の実家の改装計画にアドバイスをいただきました。
建築の素人の私に、危うさを感じ連絡があり、つい長電話。
20年経っても、心配してもらえることに感謝です。

画像  変ったガラスの外装のビル(ビル内の灯と映った景色が幻想的にハーモニー)
     食事した店(青山にしては庶民的?女性の多い店)
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7月の「岡山物語」 最終章 伯備線

2008年07月12日 | ふるさと

岡山・新見間の移動は、車か電車です。

JRの伯備線が県南と県北そして米子(鳥取)を繋ぎます。
山間部をスピードを落とさずに走るために「振り子電車」が活躍。
谷あいを120キロのスピードで走り抜けます。
特急でおよそ1時間。鈍行で1時間半強。
昔は特急に乗ることなく、岡山・新見間を鈍行で移動しました。





先日 新見から岡山の普通電車に乗ってみました。
40年ぶりです。いつのまにかワンマンになっていました。
車内に整理券発行機があり、その変化に驚きました。
車掌がいるのが当然と思っている私は、時代遅れの典型です。


     


伯備線と並行して走るのは高梁川。
車窓から見る、川の流れは気持ちを和ませます。
深い緑と岩と川の反射光は見ていて飽きません。
昼前の電車でしたが、満席になることはありません。
昔は大勢の人が利用していた路線ですが、沿線の過疎化がわかります。

途中「美袋」と書いて「みなぎ」と呼ぶ珍しい名前の駅があります。
何か幸せが詰まった「錦の袋」を想像します。


     


新見駅は母親の勤務した駅です。
戦中・戦後の混乱期、出征の男の代わりになんでもこなしたそうです。
電話交換に始まり、最後はダイヤ編成まで。
行動的な母親にぴったりの職場だったようです。
「国鉄一家」と言われるチームワークは、今でも同窓会開催に現れます。
85歳の母親が幹事で90歳が出席する同窓会です。

新見にUターン後は、伯備線を利用する機会が増えるでしょう。
この景観を生かすプロモーションがあればいいと思った一日でした。

画像  車窓から見える高梁川
     特急「やくも」(岡山・出雲間を走ります)
     整理券発行機
     美袋(みなぎ)駅の看板
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7月の「岡山物語」 第三章 家族編 

2008年07月10日 | 娘達・家族

二ヶ月ぶりに岡山の家族と一緒。

近所に気を遣いながら、夜 制限時間いっぱいピアノを弾く高1の四女。自主規制です。
ソナタや癒し系より、後打ち(あとうち)の「ジャズらしきもの」が増えていました。
譜面から音・リズムを拾うため、「スウィング」感がもう一息。
しかし新しいジャンルに挑む精神を、誉めてやりました。

期末試験中も「吹奏楽部の練習は継続」との娘の高校に驚きです。
高校野球の応援とコンクール組に分かれるとか。ユーフォニウムも大変。
休日は、ジュニアオケのチェロ。8月の定演を目指しています。

毎日の課題提出と予習が前提の学校らしく、娘はその量を嘆いています。
毎日午前様。でも自分で選んだ学校ですから、仕方ありません。

かみさんは、少し前から仕事に就きました。

地元が本社の大手の下請けで、事務と教材作りだそうです。
勤務は、浜松のケーキ屋に通って以来久しぶり。
職場には、悪い人がいないとほっとした様子。
ピアノが弾ける岡山の家の家賃を稼がなければなりません。
でも「変化」が面白いのか、弁当を持っていそいそ出かけます。



かみさんの愛車が車検であちこちにガタが来ていると、買い替えを勧められたもよう。
でも、もう2年乗ることで決着。しかし部品交換などで高い車検代。
かみさんも私もこの車が気に入っています。

東京の音大生の三女は、ある目標に向かって新しいトランペットを欲しがっていました。
そのチャレンジ精神に免じて、購入を許しました。「調」の異なるペットです。
三女は、かみさんには詳しい選定報告、私には簡単なメール。
かみさんにその落差をこぼすと、「ひがまないで」とたしなめられました。

またもや母娘の結束力、男親は、どこに行けば・・・・。

画像 家族と行った焼き肉店(味も価格も接遇も合格点)
    家の後ろの早朝の田んぼ(虫の多さに家族が悲鳴、カエルの合唱付き)
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7月の「岡山物語」 第二章 実家改装編

2008年07月09日 | 住まい、場所

今日、東京に帰ってきました。

岡山新見の実家の改装計画が一歩前進です。
設計士さんを交え、半日の打ち合わせでした。

間取りが大筋で決定。悩んだ末の決断です。
従来の平屋を継承し、2階は作りません。中2階の収納も残します。
瓦も基礎も倍必要でコスト高ですが、母や私達の年齢を考慮しました。

柱およそ100本のみを残し、あとは全面改装。
120年間続いてきた間取りを、大きく変えます。
奥の間・中の間を場所を移して、ひと部屋に縮小。14畳が10畳に。

お客が来る時しか使わない和室の場所に、キッチンとリビングを新設。
14畳の部屋の間仕切りドアを開け、廊下を含めると20畳。
本間(ほんけん)ですから実際は24畳弱。これなら圧迫感がなく開放的です。
この部屋から見るイチョウを夢見て決断しました。

改装ですから、外観は昔のとおり。
中はまったく新しくなります。
最初8畳・6畳の和室をそのままにという周囲の意見に悩みました。

毎日使い、滞在時間の長いリビングをベストポジションに据えます。
この部屋で、イチョウと田舎の風景を見ながら最後を迎えたいのです。
イチョウの成長を止め、そのまま温存。我が家のシンボルです。

     

全体は縮小しますが、母親の部屋のみ庭に新設。
陽あたりは我が家で最高の場所です。庭の一部は移転です。
母親の気配を感じるようにリビングに隣接。
たっての要望でミニキッチンも併設。母の私たち夫婦への遠慮を感じます。
いつでも料理ができ、お茶の沸かせる設備ですが、本当に使うかな?

細部は今からです。
母親のこだわる、方位方角、歳まわり。神と仏の存在など。
年に数回訪問いただく神主さんにお伺いを立てました。
現在精査中です。
でも最後は自分たちの意思だと思っています。

予算を上回りそうです。予算内に収めるため、何を削るかが課題です。
着工時期や細部は今から。
「苦労?」と「夢?」の始まりです。お金も精神力も体力も・・・。


画像  イチョウの木と奥の間(この部屋をリビングにします)
     母屋の屋根とイチョウ(屋根をはるかに超すイチョウ、成長を止める予定)
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7月の「岡山物語」 第一章 コンサート編

2008年07月08日 | ふるさとの母親

ここ一週間の移動は・・・。
東京→広島→大阪→岡山→新見→岡山(現在)→東京。

日曜日 母親と岡山で合流。
四女のジュニアオケの合同演奏会を一緒に聴くためです。

岡山シンフォニーホール一階で母親を待ちます。
妹が母親を会場まで連れてきてくれました。妹はとんぼ返り。

白くなった髪と足をかばう杖をもった母親登場。
痛い足のため歩く歩幅は通常人の半分くらい。

85歳にして、生まれて初めてのクラシック演奏会。
音楽と縁のない生活の母親が四女のチェロを聴くため(みるため?)です。
カリフォルニアのユースのレベルの高い演奏と歓迎のジュニアの演奏です。

退屈する母親を想像していましたが、とんでもない誤解でした。
食い入るようにステージを見ています。
好奇心旺盛な「大正女」です。
拍手し続ける母親は、音楽の「感動」に目覚めたようです。
聴衆の中ではたぶん最高齢だったでしょう。
アンコール曲の演奏中、ステージに近づきたい母親を止めるのに必死の私です。

帰途、母親の感想。
「四女の雄姿も素晴らしい。アメリカの若い人たちもすごい。涙が出た。」
「オーケストラとはすごい」ピアノのソリストに「譜面なしでよく演奏できる」
「次は何時、また来たい。」「この感動をだれに話をしたらいいの?」と興奮気味。

     

開演前にロビーで隣の人に話しかけていました。
なんとその人が、偶然にもジュニアオケの指揮者夫人。
会話の途中、保科洋先生が話題に。結婚式にも出てもらったと指揮者夫人。
田舎のばあさんが、保科先生を話題にしたものだから、驚いたらしい。

演奏会終了後、弟が新見まで私と母親を連れて帰ってくれました。
次の日の設計士さんとの打ち合わせのためです。

暑い夏の一日の、家族の感動の共有は最高でした。

画像  四女のチェロ
     岡山シンフォニーホール
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