年配の男性の自慢話といえば、過去に自分がいかにモテたかというのがあります。
おじさん、その話何回も聞いたよ…
新しい人が来るたびに、自分の武勇伝を聞かせる会社のおじさん。
私達の町にはその昔、大きな紡績工場があったそうで、そこで住み込みで働く女工さんたちのために、これまた大きな寮があったらしく、若かりしおじさんはその寮にこっそり忍び込み、多くの女性と逢引きを重ねていたと、毎回それは自慢げに話すのです。
何度もその話を聞かされた私たちは「またか」という感じですが、今回は思わぬ反撃が…
話を聞かされていた新人さんが「ボウセキコウジョウって何です?」
と聞き返したのです。
始めは自慢話にウンザリしてワザと知らないふりをしているのだろうと思っていたのですが、話がなかなか進まず、どうやら本当にわからないらしくて…
ボウセキコウジョウ。
紡績工場。
確かに昭和は遠くなりました。
『あゝ、野麦峠』が懐かしい…
『あゝ、野麦峠』は1979年に大竹しのぶさん主演で公開された山本茂美さん原作の映画のタイトル。
厳しい労働環境の中、製糸工場で働く若い女工たちを描いた映画で、私も子どもの頃に小学校の体育館にやって来た巡回映画で観た記憶があります。
実は私達の町から岐阜県と長野県の県境にある「野麦峠」はそんなに離れていないのです。
製糸産業も盛んで、私が小学生の頃までは、養蚕を営んでいる農家もあり、蚕(かいこ)の繭(まゆ)から生糸を取り出す工場も通学途中にあって毎日のようにそこで働く人々を見ていました。
今の職場にはちらほら平成生まれの社員がいるからな~
紡績工場とかいっても全然身近じゃないか…
紡績工場の説明に、まずは蚕の繭から生糸を取り出す工程から説明しなくちゃいけなくて、四苦八苦しているくだんのおじさんの姿はちょっといい気味でしたが(イジワルです☆)、私自身、我々が当たり前だと思っている地元の歴史や産業が地元生まれの人に伝わらないことに少しばかりショックも感じていました。
蚕部屋や桑畑、繭が茶色く染まった熱湯の中でクルクル回っている様子を生で見ていたあの体験は、実はもう貴重なものになって来つつあるんだなぁ…としみじみ。
歳をとったってことでしょうか?(苦笑)
でもこれにこりて自慢話をしなくなってくれるとすごくありがたいのですが。
おじさん、その話何回も聞いたよ…
新しい人が来るたびに、自分の武勇伝を聞かせる会社のおじさん。
私達の町にはその昔、大きな紡績工場があったそうで、そこで住み込みで働く女工さんたちのために、これまた大きな寮があったらしく、若かりしおじさんはその寮にこっそり忍び込み、多くの女性と逢引きを重ねていたと、毎回それは自慢げに話すのです。
何度もその話を聞かされた私たちは「またか」という感じですが、今回は思わぬ反撃が…
話を聞かされていた新人さんが「ボウセキコウジョウって何です?」
と聞き返したのです。
始めは自慢話にウンザリしてワザと知らないふりをしているのだろうと思っていたのですが、話がなかなか進まず、どうやら本当にわからないらしくて…
ボウセキコウジョウ。
紡績工場。
確かに昭和は遠くなりました。
『あゝ、野麦峠』が懐かしい…
『あゝ、野麦峠』は1979年に大竹しのぶさん主演で公開された山本茂美さん原作の映画のタイトル。
厳しい労働環境の中、製糸工場で働く若い女工たちを描いた映画で、私も子どもの頃に小学校の体育館にやって来た巡回映画で観た記憶があります。
実は私達の町から岐阜県と長野県の県境にある「野麦峠」はそんなに離れていないのです。
製糸産業も盛んで、私が小学生の頃までは、養蚕を営んでいる農家もあり、蚕(かいこ)の繭(まゆ)から生糸を取り出す工場も通学途中にあって毎日のようにそこで働く人々を見ていました。
今の職場にはちらほら平成生まれの社員がいるからな~
紡績工場とかいっても全然身近じゃないか…
紡績工場の説明に、まずは蚕の繭から生糸を取り出す工程から説明しなくちゃいけなくて、四苦八苦しているくだんのおじさんの姿はちょっといい気味でしたが(イジワルです☆)、私自身、我々が当たり前だと思っている地元の歴史や産業が地元生まれの人に伝わらないことに少しばかりショックも感じていました。
蚕部屋や桑畑、繭が茶色く染まった熱湯の中でクルクル回っている様子を生で見ていたあの体験は、実はもう貴重なものになって来つつあるんだなぁ…としみじみ。
歳をとったってことでしょうか?(苦笑)
でもこれにこりて自慢話をしなくなってくれるとすごくありがたいのですが。