写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

河北潟干拓農地の朝 TPPがこの風景を消すのか

2012年12月04日 | 写真

石川県能登半島への入り口に当たる日本海に接する金沢市から河北郡にかけてのかつては秋田の八郎潟と並ぶ広大な汽水湖が1960年代に入って急速な干拓が進み、現在は多くの農家が水田や畑で様々な農産物を生産しています。また狭くはなったものの残った潟の水域を中心にコハクチョウをはじめとして多種多様な鳥や獣、魚達の楽園ともなっています。
干拓地に入植した農家の方たちは農地を購入した時の負債を返しながら懸命に働いています。
今日から始まった総選挙で一大争点として浮かび上がっているのがTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)です。全ての関税など貿易障壁を撤廃すると言う、平たく言えば日本の農業をはじめとして全産業をアメリカに売り渡してしまうというTPPは、河北潟で努力を続けているような農家の方たちの努力を水泡に帰してしまうという恐ろしい協定となります。
いま全国のあちらこちらで農業協同組合が今回の選挙で日本共産党を推薦すると言う動きが出てきています。一貫してTPPの本質を明らかにし反対を続ける日本共産党の働きが保守的といわれる農家の方たちにも認められたのでしょうね。
今日の写真は夜明の朝霧に包まれようとする河北潟干拓農地です。TPPはこんな美しい風景もなくしてしまうのです。協定への参加を進めようとする勢力のたくらみをこの選挙で阻止したいと思います。
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