写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

山菜採りに畑仕事 山里は大忙しの日々

2013年04月25日 | 写真

写真は山菜の「ゼンマイ」を乾燥させるために農婦が庭先で揉んでいる光景です。
白山山麓はようやく雪が融けて山菜採りと畑仕事が始まり大忙しの日々が続いています。とくに好天の日はそう多くないので、朝早くから里山に入りゼンマイやワラビそのほかの山菜を採ってきて朝から商品にするために作業の手を休めることも出来ない時間が続きます。
写真を撮らせていただいている間も質問には答えてくれますが、この写真の通り中腰での作業が続いています。この集落のどの家でも庭先に筵を広げての作業が続いていました。もちろん仕事はこれだけでなく水田では水を張り田植えの準備が始まっていますし、畑では雪の下になっていた畑を耕し野菜などの植え付けも始まっています。
昨日の新聞では安倍内閣は「農地貸借仲介で新組織 TPPにらみ集約化」という農相の表明を伝えています。おそらく安倍首相やその周辺の幹部議員は日本の農家がどういう環境の中で農作業をし、国民の食生活を支えているか知らないとしか思えません。
農業を知らない多くの国民に集約化さえすればアメリカやヨーロッパなどのあの大規模な農業には負けないというイメージを振りまき国民の「TPP」への違和感を無くそうとしているとしか思えません。
そんなことを考えさせられたこの日の白山山麓の撮影行でした。
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