写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

カルガモの親子 日本母親大会の成功を

2016年06月13日 | 写真日記
    [母ちゃん待って~]

孫たち家族の住む家の前を流れる金沢市久安町の川で今年もたくさんの赤ちゃんが生まれ、母さんに連れられて下流から上流へ、上流から下流へと移動を繰り返す雛たち、随分たくましくなりました。
カルガモの家族を見ていると「産めよ増やせよ」と大日本帝国の軍隊要員を育てるために苦労し、育ったら戦争で消費される兵士の代替えとして戦場に送りこまれた子どもたちとその母親、家族の哀しみに思いを巡らせてしまいます。
カルガモの家族ほどではありませんが、私が育った戦後はその名残もあり子どもが6人や8人という兄妹も珍しくなく祖父や祖母も含めて10人という大家族も珍しくありませんでした。

    [さあ 離れないでね]

川で遊び始め育ち始めた雛たちにはカラスや蛇、時にはイタチや猫などの天敵が「隙あらば」と目を光らせています。
そんなに川幅が広いわけではありませんが、それでも隠れ場のない川面を渡る時は母親にくっついてみごとな動きを見せる雛たち。
また危険は天敵だけでなく梅雨入りした金沢では大雨に伴う増水などで行方不明になることも多々あり、このなかで無事育つ雛が4羽もいれば子育ては成功ともいえる現実が控えています。

    [戦後の母親たちの歩み]
カルガモの母親と雛たちを見ているとついつい人間世界のことを考えてしまいます。
今年は第61回日本母親大会が石川県金沢市を主会場にして行われます。
1955年、まだ戦後の色濃いなかで第一回の母親大会が開かれ、戦後の混乱の中での子育て、原爆への怒りと恐れ、戦争は二度と起こさせないという母親の思いが集まり「涙の第一回大会」と後々呼ばれるようになった大会でした。
60年余の平和のための活動を続ける女性たちの思いを積み重ねての母親大会の成功を祈ります。

今日はカルガモの親子の写真を二枚アップしてのブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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