写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

歓迎コハクチョウ御一行 河北潟干拓地

2017年11月25日 | 写真日記
    [長旅の疲れをいやす二番穂]

石川県能登半島の根っこにあたる河北潟周辺は北の大陸から渡ってくる野鳥の楽園として多くのバードウォッチャーに知られる存在です。
今年はもうコハクチョウが越冬に訪れているとの情報がたくさん入っています。
一般的にハクチョウは湖面や川面に静かな美しい姿を見せているというイメージですが、ここ河北潟周辺では干拓農地の広がる田んぼで夜を過ごし今の季節は田んぼの二番穂(ひこばえ)を食べて栄養を取るという暮らしが中心のようです。
ということで稲の刈り取りの後2か月ほど経って成長したひこばえの稲穂の中で見え隠れするという不思議な光景を見ることがよくあります。
滞在は来年の3月ごろまで、能登の豊かな自然の中で十分な休養をとり幼鳥も無事に成長した姿で北へ帰っていってもらいたいものです。

    [河北潟と言えばミサゴ]

潟湖の岸辺の木の枝で湖面を見張っていた猛禽がえものを見つけたのでしょうか、飛び立ちました。
水辺の漁の名人といわれる大型の鷹の仲間「ミサゴ」です。
英名は「オスプレイ」ですが、よく落ちる米軍ヘリと違って狙った魚を獲る能力は優れたものがあります。
時には獲物が大物すぎて水中に引きずり込まれそうになりながらも水の中からの力強い羽ばたきで大魚を抜き揚げる場面の迫力は大変なものです。

    [大物を食卓へ]

ミサゴが大きな魚を両爪にかけて運んでいきます。
ミサゴの漁は水面や水上、ときには水中になりますから獲物を食べるのは安全な樹の枝か誰も邪魔ものの居ない地上になります。
子育て中は巣に運んで子どもにも与えなければと遠くの我が家まで運ぶことになります。
そんな獲物を狙うトビやカラス、鷹などを用心しながら飛んでいきました。

このあと私は明日の夕方までPCから離れるので少し早いのですが、私の冬の主な撮影フィールドとなる河北潟で見つけた野鳥「コハクチョウ」と「ミサゴ」の写真三枚をアップして今日のブログ[写真師の新カメラ日記]を更新しました。



当ブログの親サイトは[ぎゃらりーたちばな]です。
ブログで公開した写真はフォトチャンネルでアルバムになっています。どうか時間があればそちらもご覧ください。
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