先日、名古屋ボストン美術館でのゴーギャン展と同時にノリタケ・デザイン百年の歴史展が展示されていました。
ノリタケの陶器はヨーロッパやアメリカでもとても人気が高く、世界に誇れる品質を持った陶器のブランドです。
海外に赴任するとき和食器を持っていきますが、ノリタケを持っていかれる方も多いです。
私ももって行きました。海外輸送用に梱包もしてもらえます。
海外の日本のものを売っている高級店でもノリタケは断然人気がありました
決してマイセンやセーブルリモージュといった世界のトップブランドと比べても、勝ることすらあり、其の品格に感激したものです。
ノリタケデザイン百年史と言う広告につられて、この展覧会を見たところ、驚きの連続でした。
とりわけオールド・ノリタケという分野の陶器にはため息が出ました。

オールド・ノリタケというのは、1800年代(明治維新が1868年です。)から第2次世界大戦の終わりにかけてに日本陶器(現在ノリタケカンパニー)が製造。
主にアメリカやイギリスに輸出された陶磁器群の総称だそうです。
ですから、アメリカの中流階層をターゲットにしたディナーセットなどいまから見てもすばらしいものばかり、
おまけに、当時の商品カタログ、これが一枚一枚手書きです。其の商品カタログで営業が行われたとか。
アメリカでデザイナーが描き、それを日本に送って生産したとか。

オールドノリタケ。アールデコ、
これは版画家のホーマー・コナントのデザインで、「マダム・ポンバドール」たくさんのものが生産されたそうです。
営業カタログなどhitomisannのブログにも詳しく解説されているのでご覧くださいな。
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/29004665.html
こういう古い日常使いの器がとてもいい状態で保存されているのも驚きですが、
其のデザイン画が残っているのに驚きました。
そしてさらに驚いた物を見つけました。
たまたま、一緒に行った方が先日創業100年を迎えた商社マンでした。やはり輸出の会社です。
わたしのすむココ名古屋から、日本の楽器の9割は輸出され、其のうちの大半を扱っている知る人ぞ知る有力会社にお勤めです。
其のかたが、一番最初、何か縦書きの毛筆書きの物に、
「信じられない!インボイスだ!」といわれました。
100年前の輸出するのに必要な書類が飾ってあったのです。
去年、すごくはではでしい創立100年イベントを行った会社なので、「お宅にこんな物とってないの?」とききました。
「こういうものを取っておく余力はないの、、、」
おお!そうか~
そういうものだよね~このノリタケさんがスゴ~イのだよね。
商売というのはいろいろな切り替えが大事で、儲けにもならない贅肉をぶら下げていては、発展できません物ね。
でも、今となっては私的にはこう言う過去を大事にする社風も好いのではないかと思うのですが、
其の証拠にオールド・ノリタケコレクションクラブが2つあるそうです。
ホームページなどを見ますと
オールド・ノリタケが再評価されて、じわじわと其の骨董として、又美術品としての価値観が見直されているとか。
クラブの方々の愛着が感じられます。

私はこの展覧会で、この写真のような金の点々の金盛という手法のかずかず。
或いは、小さな宝石をちりばめたような手法のエナメル盛とかジュール盛といった手法の花瓶やそのほかの陶磁器に見せられてしまいました。
ため息の連続でした。私は綺麗な宝石を見るのが大好きです。
これが私の住むすぐ近くの瀬戸というところで、若い工人さんたちによって描かれられていたのです。。
その様子の写真などを見ても、特に名人といわれる歴史に名を残す方たちでなくても、一つ一つ手作業によって仕上げられていることは、すばらしいなあとおもいました。
いまはこういう絵付けの方も少ないときいております。
只の懐古趣味ではなくて、企業にしても過去をきちんと意義付けるところがあってもいいのでは、と思うのです。
今度の日曜くらいに瀬戸物祭りがあります。久し振りに出かけて、オールド・ノリタケみたいな掘り出し物はないにしても、出店をひやかしてこようかと思いました。
ノリタケの陶器はヨーロッパやアメリカでもとても人気が高く、世界に誇れる品質を持った陶器のブランドです。
海外に赴任するとき和食器を持っていきますが、ノリタケを持っていかれる方も多いです。
私ももって行きました。海外輸送用に梱包もしてもらえます。
海外の日本のものを売っている高級店でもノリタケは断然人気がありました
決してマイセンやセーブルリモージュといった世界のトップブランドと比べても、勝ることすらあり、其の品格に感激したものです。
ノリタケデザイン百年史と言う広告につられて、この展覧会を見たところ、驚きの連続でした。
とりわけオールド・ノリタケという分野の陶器にはため息が出ました。

オールド・ノリタケというのは、1800年代(明治維新が1868年です。)から第2次世界大戦の終わりにかけてに日本陶器(現在ノリタケカンパニー)が製造。
主にアメリカやイギリスに輸出された陶磁器群の総称だそうです。
ですから、アメリカの中流階層をターゲットにしたディナーセットなどいまから見てもすばらしいものばかり、
おまけに、当時の商品カタログ、これが一枚一枚手書きです。其の商品カタログで営業が行われたとか。
アメリカでデザイナーが描き、それを日本に送って生産したとか。

オールドノリタケ。アールデコ、
これは版画家のホーマー・コナントのデザインで、「マダム・ポンバドール」たくさんのものが生産されたそうです。
営業カタログなどhitomisannのブログにも詳しく解説されているのでご覧くださいな。
http://blogs.yahoo.co.jp/shishi5235/29004665.html
こういう古い日常使いの器がとてもいい状態で保存されているのも驚きですが、
其のデザイン画が残っているのに驚きました。
そしてさらに驚いた物を見つけました。
たまたま、一緒に行った方が先日創業100年を迎えた商社マンでした。やはり輸出の会社です。
わたしのすむココ名古屋から、日本の楽器の9割は輸出され、其のうちの大半を扱っている知る人ぞ知る有力会社にお勤めです。
其のかたが、一番最初、何か縦書きの毛筆書きの物に、
「信じられない!インボイスだ!」といわれました。
100年前の輸出するのに必要な書類が飾ってあったのです。
去年、すごくはではでしい創立100年イベントを行った会社なので、「お宅にこんな物とってないの?」とききました。
「こういうものを取っておく余力はないの、、、」
おお!そうか~
そういうものだよね~このノリタケさんがスゴ~イのだよね。
商売というのはいろいろな切り替えが大事で、儲けにもならない贅肉をぶら下げていては、発展できません物ね。
でも、今となっては私的にはこう言う過去を大事にする社風も好いのではないかと思うのですが、
其の証拠にオールド・ノリタケコレクションクラブが2つあるそうです。
ホームページなどを見ますと
オールド・ノリタケが再評価されて、じわじわと其の骨董として、又美術品としての価値観が見直されているとか。
クラブの方々の愛着が感じられます。

私はこの展覧会で、この写真のような金の点々の金盛という手法のかずかず。
或いは、小さな宝石をちりばめたような手法のエナメル盛とかジュール盛といった手法の花瓶やそのほかの陶磁器に見せられてしまいました。
ため息の連続でした。私は綺麗な宝石を見るのが大好きです。
これが私の住むすぐ近くの瀬戸というところで、若い工人さんたちによって描かれられていたのです。。
その様子の写真などを見ても、特に名人といわれる歴史に名を残す方たちでなくても、一つ一つ手作業によって仕上げられていることは、すばらしいなあとおもいました。
いまはこういう絵付けの方も少ないときいております。
只の懐古趣味ではなくて、企業にしても過去をきちんと意義付けるところがあってもいいのでは、と思うのです。
今度の日曜くらいに瀬戸物祭りがあります。久し振りに出かけて、オールド・ノリタケみたいな掘り出し物はないにしても、出店をひやかしてこようかと思いました。