HOTなおちゃタイム

保護猫八匹、21歳のリンをはじめとした楽しい日記をお読みくださいね。

傷いえぬムンク「叫び」公開で思うこと

2009-05-15 11:03:48 | 新聞から
ノルウエーの画家ムンクの代表作「叫び」は04年オスロ郊外のムンク美術館から強奪され、、

2年後傷ついた姿で発見された。
慎重な修復作業にもかかわらず、一部のしみは直せないまま、(向かって左下の白いしみのこと。)

4月24日からの特別展で、一緒に強奪された代表作「マドンナ」とともに「ありのままの姿」を公開しているそうである。


強奪事件が起きたのは04年8月22日

約80人の入館者がいた日曜日の昼前、覆面姿で銃を持った男二人がわずか5分の間に「叫び」と「マドンナ」を持って逃げた。

そして2年後に発見された時「マドンナ」は木枠も壊れ穴も開いていて、引っかき傷も複数あった。!

「叫び」は左下の部分にしみがあった、これは何の液体による物か科学者に依頼しても判明しない為、手がつけられないでいるという。
世界的な名画の為100%間違いない方法でなければならないからだ。

このように、扱いがゾンザイデあったのは売る目的がなかったからだそうで、

それについてもいろいろな憶測が飛んでいる。
美術品というのは、盗んでも、有名であればあるほど、売るのが難しい。

一目で、盗品と分かるから、安全なルートの確立(泥棒にとっても、買い手にとっても)が、
一番のポイントだそうだ。

其のルートに載った作品の発見はほとんど不可能だそう。、

例のモナリザも盗難に合い、余りに有名なため始末に困って,ゴミ捨て場から見つかったという話を聞いたことがある。


傘下の美術館が、ムンクの作品を展示してきた出光興産の現地会社が400万クローネ(当時の換算レートで8千万円)で修復を支援した。

「マドンナ」既存の修復方法で対応できたそうである。

「これ以上のダメージを防ぐ為そっとしておきたい」という関係者の気持ちもあるが、

「シミも絵画の歴史の一つ。ありのままを見てもらいたい」と公開されている。

すばらしい絵画は人類の財産であると思います。

アメリカなどの美術館に行って、

すばらしい美術品がこういう観点(すばらしい絵画は一個人の持ち物でなく公有の財産である)
で、一部の愛好家向けでなく、すべての人に公開されている様を目のあたりにしました。

財成し遂げた富豪が、絵画を買い求め、それを営利目的で無く、広く人が見られるように

施設を運営整備している。とてもうらやましい!

日本ではいろいろな美術品が一部の人に大事にしまわれている気がしますが、、

いろいろな美術館が、日本でも運営されだしたのは嬉しいですよね。特に日本の伝統的なものを大事に保存する使命もあると思うのです。特に日本の伝統的なものを大事に保存する使命もあると思うのです。
コメント (2)
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