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先日のろのろ台風で外出を控えてましたので、
展覧会最終日、すべりこみで。
多趣味の秘書さんの記事でどうしても見たくなり行ってきました。
棟方志功(1903~1975)「祈りと旅」展
東北の出身の彼!
大震災からの復興の祈りを込めての展覧会です。
彼はゴッホのひまわりの絵を見て感動し、
「わだはゴッホになる!!」といって
絵画の世界を目指したのです。
彼のかいた向日葵の絵も展示されていました。
その絵はゴッホの絵も模写とはほど遠い、
ゴッホの魂、エネルギーを彼の感性で受け取って、
再生したような絵画でした。
これれが「わだはゴッホになる」といって
描いた人の絵かと驚きました。
「天才は天才を知る」というのはこういうことかと思いました。
この展覧会は総点数約300点、全長26メートルの「第世界の柵」という作品も圧巻でした、
縦30×横50くらいの版木で大作を仕上げてあるんですよ。
<この花矢の柵。>
この作品も大きなもので横15枚以上縦6枚くらいの版木が使われていることがわかります。
。
これを見たときにピカソの「ゲルニカ」を想わせました。
なんとやはり、彼はピカソのゲルニカに感銘を受けて制作したんだそうです。
彼は版画こそが日本独特の美の表現と確信し
板の持つ力に注目し「板の命を彫りおこす」ことを探求したといわれているそうです。
この四角の版木から生み出される構図は、普通では考えつかないような魅力です、
絵画では、こうして描くのは美しい構図のものはできないのですよね。
摩訶不思議な美しさを表現しています。
彼の描く女性の魅力的なこと!
<青森ねぶた祭りの柵>
仏教や古代神話、故郷の東北の題材のものが版画を通して、
あらたな日本の心の魅力となってせまる展覧会でした。
読んでくださってありがとう。
THANK YOU!