昨日はとってもきれいなお月さま、六年ぶりの満月の十五夜だそうです。
私の母は大正の終わりころの生まれですが、
海外生活が長いせいか、現実的な合理主義者です。
男女平等に育てられ女のこだから・・と一度も言われたことがないんです。
それは家庭のカラ―で、いいのですが、
(社会に出てから、で私は女のくせに生意気と何度かいわれれましたが・・・)
日本料理とか、伝統行事も、すっとばす。
ぜいぜいお雛な様くらいです。
料理嫌いで、おせちも私が小学校の高学年くらいから
本と首っ引きで作っていた記憶があります。
そんな記憶から、私は
日本の伝統的なことは、おくっていかなくてはいけないと
思ってるんですね。
十五夜というのは旧暦の8月15日の夜に月をめでる習慣のこと。
平安貴族など、直接月を見ることをしないで、池に映った月を歌に詠んだり。杯に移る月を楽しんだりしたようです。
日本3大寮歌の一つ
「ああ玉杯にはな受けて~」の中にも
嗚呼玉杯に花うけて
緑酒に月の影宿し
治安の夢に耽りたる
栄華の巷低く見て...
もこれかな~って思ったりして聞いていました。
玉杯というのは中国の玉でつくられた、夜光杯のことだとか・・
お酒を入れて、月の光の元ですと、夜光、蛍のように光ります。
父が中国で求めた形見です。
これに月を宿してお月見ですね~
御月見は中国、韓国にもあるのですが
「十三夜」は日本独自のものだそうです。
やはり旧暦の9月13日の月を愛でるそうです。
御月見の風習は縄文時代からあるそうですが、
江戸時代、遊里では、十五夜と十三夜両方を祝い、
片方のほうだけをみるのを「片見月」といって意味嫌い
「十五夜」と「十三夜」両方を見る事のできる客のみが
十五夜に誘われたそうです。
昨日のお月さまを見ながら、
こんな艶っぽいお話を思い出しました
皆様十三夜の御月さまも見てくださいね~
十三夜は豆名月。栗名月というそうです。
十五夜は芋名月。もちろん里芋。お供えしましたか~
読んでくださってありがとう