映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』予告編
昨日はたまたまダブルで映画を見ました。
まだまだ見たいものがあるのですが・・
全然違うのでダブルで見ても制作者に失礼にならないかと・・
映画「マーガレットサッチャー・鉄の女の涙」です。
1970年代後半、当時テロ、ストに明け暮れるイギリス社会。
彼女は強い国家権力をつかい、強い信念で、国営企業の民営化を推し進め。
予算削減、小さな政府を目指し大幅な赤字財政を立て直しました。
新自由主義でイギリスを復興させたのです。
それは、いまでも経済学者からたかい評価をうけています。
一方8%であった付加価値税を15%に上げ、
300万人の失業者を出して反発をくらい、EU加盟に難色を示しました。
フランスが喜ぶだけ!!と・・
実際私もEU加盟により、フランスではの小麦の値段10倍に上がり、
それを作る農家の収入増からの豊かさを、目の当たりにして、その意見に納得していました。
イギリスは昔からフランスとは仲が悪い・・
EUの考えはフランスの大物政治家、であり軍人でもあるシャルル・ド・ゴールの悲願であったんです。
先ごろギリシャの経済が崩壊し同じ通貨を使うEUの国々が困って支援を打ち出しました。
EU経済危機です
ただ一つ通貨統合をしないで、自国のユーロにしなかった、イギリスは安泰なんです。
そんなことで今、鉄の女。。サッチャ―の名誉は少し回復されているらしいです。
さて映画に戻りましょう。
メリル・ストリーブ演じるサッチャー―はすごい!
映画の冒頭85歳くらいで認知症を患い外出も禁止されている。。
こっそり抜け出し牛乳と新聞をかうシーンからはじまります。
よぼよぼ背中を丸めて歩く姿、本物かとおもいました。
映画でハリウッドの女優さんは40歳を過ぎると仕事がなくなるとか。
そんな伝説、いや常識を覆す演技力です。
メークもほんとにすごいんですね~
もちろん首相の座に上り詰め、アルゼンティンとの戦争を始め。、勝利を得る。
その彼女の決断に78%の支持!
「大英帝国人として誇りに思う!」という演説は感動です、
しかし戦争経験もないのに開戦をいうなんて、という野党議員に対して、
私の人生は戦いの連続でした!!と彼女言い切る。
すなわち、女性への偏見、中流階級庶民階級の出身であるという階級差別との戦いです。・・・
歴史の古い国には、どこでもいまだに階級差別が存在します。
ドイツ、イギリスでも然りです。
先日の「戦火の馬」でも小作と大地主の階級差が歴然と悲劇の対象としてえがかれていました。
この映画を見て世界の商人である家族とはなしたこと。。
日本ほど、階級のない国はない。それは権力が富を独占しなかったからだ!
武士は貧しい人が多く、町人のほうが大金持ちであった
例えば、、いまだに大英帝国の女王の財産はすごいです・日本の皇室はお金がない。
上院議員はイギリスではいまだに貴族だけです。
彼女は努力家で、勉強家で有能でもあった。
サッチャ―リズム
日本でもその思想の影響受け継ぐ、平岩赳夫、安倍信三、藤岡信夫らのいう、「偏向自虐歴史教科書を克服した先例」とされた[5]。2006年に行われた教育基本法改正や教育バウチャー制度導入の動きは、サッチャーを模範としたものである。―――ウイキぺディアより!
サッチャーが首相になった時、わたしはちょうどヨーロッパにいました。
彼女は失墜したのは、その強権なるが故に。
大幅な予算削減で、医療現場も崩壊しました。
イギリスに住む叔母は日本へ治療にきていました。信頼が置けないと。。金持ちだけ、の医療とか言ってましたが、
その大金持ちのおばでも信頼が置けないといいきっていました。。
ブレアー政権は、サッチャー―リズムを除去するのに費やされたんです。
この映画自体はメルり・ストリーブの演技がとびぬけている以外はない映画です。
鉄の女強い意志と説得力で政治を引っ張っていたリーダーシップを描いています。
今のドジョウ政権に一番足らないものですね・・でも日本では無理だろうな~
国民はあらさがしのマスコミに同調するもんね~
映画を見たあと、こんなことを考えました。
読んでくださってありがとう。