ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

東京へトンボ帰り ! 高齢者にはきつい日程となりました。

2023年10月11日 | 自然 花 写真

( 長く賛美フラを指導されてきた 中野めい子先生を偲ぶ会が 7日東京で行われました。)

 

TV小説『 らんまん 』が終わりましたが 主人公の花への愛 情熱は伝わったと思います。彼は地元の横倉山に始まり 

日本中の山野に出かけ 草花を採取し 標本を作り 日本中にある植物に名前を付け 多くの人々に知って貰おうと勤め

ました。今ある牧野植物園も博士の遺志をついで 翌年(1958年)開園しました。

 

『 人生を豊かに心楽しく暮らすには、大自然を友とする人でなければなりません。 散歩をしていても、道端に咲いている

草や林の中に茂っている木が皆自分の知り合いだったら、どんなに心楽しいことでしょう。 普通の人が雑草とか雑木とか

一口に言って片付けてしまう草や木にもその一つ一つに名があり 物語が秘められています。』(牧野博士の植物はわが友

より)

この半年が あっという間に過ぎた感じがします。ドラマと実際とは相当違うとは思いつつも演じる人々の巧みさによって 

植物を友として日本の山野を巡り 観察し スケッチし 採取し 標本にする。40万種以上と言われる植物が集められたと

言います。牧野博士は 植物図の天才 花の仕組みや葉の形 実の姿など丁寧に描かれている。1枚の図で その植物の全てが

分かるように描かれている その巧みさは本当に素晴らしい。

 

高知は南が太平洋に面し 足摺岬から室戸岬まで広い海岸線を持っています。同時に四国山脈など84%が森林地域です。

日照時間が多く 同時に年間雨量が2500mm以上という多雨県で 亜熱帯とも思える南国の暖かさです。そこに山の幸 

海の幸があります。なす 生姜 ニラ ししとう 文旦などの生産は日本一です。水産物は495億円 木材は73万立米を

毎年提供しています。

 

高知の豊かな自然の中で 植物を友として育ち 独学で植物知識を身につけた牧野富太郎博士ですが 学歴が無いことで

当時の身分社会でどれ程苦労があったことだろうと思いますが そんなハンデをものともせず 裕福だった実家を倒産させる

程の金使いも 孤独に研究する以上やむを得ない事情があったのでしょう・・。買い貯めた蔵書は45000冊とも。 

 

暗い電灯の下で 1cmにも満たない花を綿密に調べ上げる根気の良さ 視力の良さにも恵まれていたようだ 神秘に満ちた

植物の世界に没頭するその執念。植物図はスケッチを含め1700枚。1500種以上に学名(ラテン語の名称)を付けた。

私たちは和名でしか知らない植物の新種 変種 交雑種・・、その僅かな違いを見逃さず 研究し続ける姿に驚きしかない。

 

『 私は植物の愛人としてこの世に生まれきたように感じます。或いは 草木の精 かもしれんと自分で自分を疑います。』 

かように自らを 草木の精と名乗る程の生涯を植物分類学に捧げた。シャツと蝶ネクタイ その身だしなみは 恋人に出会う

ような植物への愛と尊敬の気持ち。 天才とか偉人と呼ばれるに相応しい人物です。 没後 文化勲章を受けています。

 

新宿淀橋教会に全国から賛美フラのチームが集まり めい子先生の冥福を祈りつつ 賛美しました。

広い教会に入りきらない程の方が集まりました。東北からフルダさんもおいでになっていました。

私たちも久し振りに高知を出て 東京へ。羽田ー品川ー新宿へと移動。お上りさんでした。

高知黒潮アリーナ。 以前グランドゴルフをしたり 秋桜を見に来た事があります。

高知龍馬空港の展示。 大きい鳴子と小さなはりまや橋。 よさこいのPRも。

ひさし振りの羽田空港。多くの人々に圧倒されながら 荷物の受け取り場へ移動。

僅かなフリータイム。 新宿御苑に行きました。

高いビルを背景に緑が広がります。 この日は15000歩も歩きました。

温室の オオオニバス。 全国各地で育てられています。

カラフルな花で一杯。 アラマンダ アンセリウム プルメリアなど。

珍しい 10月桜。 或いは季節を間違えて 咲き出した・・?

夜の新宿西口。東京はめまぐるしく変わっていきます。

ひさし振りに昔の同僚と夜の食事を共にしました。

 

 

コメント (1)
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