ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

  3.11、 一斉に春の花が咲き出しています。 

2025年03月12日 | 自然 花 写真

                           

                          (    モクレンが咲き出した !!  昼間の暖かい日射しに誘われて・・)

 

『 地球から まず人間へ 豆を打つ。』  これは高知新聞に載っていた よくできた川柳の一つです。

評に『 地球の一番の鬼は人間なのだ。 地球がバランスを失っている。温暖化の影響か日本の気候も 夏の

高温、冬の豪雪と 荒っぽくなった。地球を破壊する人間に、地球は怒るよりも 呆れているのではないか。』

とあった。3.11の東日本大震災から14年になる。 原発容認の声が増えているという。生活不安が影響している

という。 30年以内に必ず(80%の確率)南海トラフ地震が来ると言いながら 当面の生活が優先する・・。

 

私が参考にしている 『 地球の寿命 』という本があるが、その8章は 自然破壊が地球にもたらす影響と

いうテーマだ。 これは、人間の増加により 開発が進み 自然が破壊されたことを説明している。

『 自然とは元来、人間が手を加えない、あるがままの状態を言いますが 海や山、川、森林などに人間が自分

たちの都合で手を加え、破壊してきたことによって、今様々な問題が出ています。』 と 書いています。

 

特に、1950年以降 地球規模で人口が急激に増加し それからわずか50年で、世界人口は60億人を

突破しました。(2000年) 今は81億人です。ちなみに産業革命が始まった頃から人口増加が始まるが 

当時1800年頃 10億人以下だった。本当に急激な増加です。 日本では人口減少が問題になって

いますが 世界的に見れば 人口は急激な増加をしています。

 

この人口を支えるために。森林を伐採して、農地を開発し さまざまなエネルギーを得る為に、地下資源

や鉱山の開発をし、また水を得るために 巨大なダムの建設などが世界各地で行われた。勿論この過程

で 多くの生物種が死んでいます。山林、原野、干潟は開発という名目で大きく破壊されてきたのです

 

日本は国土の70%を森林が占める豊かな森林国ですが(高知は80%以上です) その日本でも自然破壊は

深刻です。第二次大戦後、経済復興、そして高度経済成長で 都市部へ人口と産業が集中しました。

同時に、首都圏郊外へ生活圏が一層拡大し 道路やダム、発電所、港湾といった生活を支える基盤

整備(インフラ)をする為 森林の伐採や山の切り崩し、干潟の埋め立てなどが行われました。

 

私もこの時代を生きてきたので この変化の説明は充分に納得できます。その開発によって、野生動物、

野鳥、魚類、昆虫の住む自然が破壊されていったのです。沖縄のサンゴ礁は、回復への試みが続け

られていますが 海水の温暖化も手伝って サンゴ礁の白化現象が各地で起こっています。そして足摺

岬に近い高知の珊瑚礁は白化から 死滅に到ったとあります。世界の森林破壊は同様深刻な状況です。

 

途上国地域にある熱帯林は年間1500万ヘクタールの面積が消えています。このままいけば、あと百年で

熱帯の森林は無くなってしまうという報告もあります。アマゾン流域の熱帯林の消滅が特に著しい。多量の

二酸化炭素を吸収し、酸素を送り出して 『地球の肺』と呼ばれた熱帯林の減少が二酸化炭素を上昇させ、

地球の温暖化を助長させています。

 

熱帯林の生物の種類が多く 全世界の生物量の半数以上はこの地に生息していると考えられますが、

森林の減少は生物種の減少を招き。生態系にも大きな影響を与えています。大規模な熱帯雨林の

破壊が続くと、地表の熱や保水力にも影響があり。気流や雨量の変化など、地球全体に対して大きな

気候変動をもたらす可能性があります。また、大規模な洪水などの原因にもなります。一度失われた

森林が再生するのは大変なことです。表面が露出した土地に植物は育ちにくく、植物が生きていけなく

なり砂漠化してしまうのです。

 

人間の都合で森林が消えていくのです。都会に住む私たちには見えないところで 自然が壊れています。

無計画な焼畑農業や開拓。材木や紙のための輸出用伐採、広大な森林が失われています。また、道路

開発、スキー場レジャー施設の開発。燃料用の薪などによっても、森林は失われています。昨年のカリフォ

ルニアの乾燥による山火事では15000ヘクタール、大船渡の山火事では2900ヘクタールが焼失しました。

(1ヘクタールとは 100m四方です。)

 

最後に 毎日新聞の万柳から・・ 「 掘りまくれ 」 もう止まらない温暖化。  同じ想いの人がいます・・。

 

我が家の近くの木蓮(もくれん) 長い間固いつぼみを見てきましたが ようやく咲いて来ました。

市内では珍しい 福寿草(ふくじゅそう) あるお庭で咲かせた花ですが・・。

桜草(さくらそう)も園芸種ですが 春を感じます。

このカタバミは野生のようです。 オオキバナカタバミがが正式名称 ?

ふきのとうもあちこちに。一度見ると次々に見えてきます ?

ムスカリも咲き出しました。毎年この場所に咲きます。

白い馬酔木(あせび)です。 今年は牧野植物園で最初に見ました。

沈丁花(じんちょうげ)もあっという間に 満開です。 

長いラッパのような 笛吹き水仙です。

ヒナギク ? カモミール ? フランスギク ? 色々種類があるようで・・?

     

     黄色いラッパスイセン。 ホント春が一斉に来た !! という感じ。

ツバキも色々な種類が見られるようになりました。 

多分これが今年の見納めになる 高知城の枝垂れ梅です。

 

 

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