( 鯉のぼり ! 青い空を力一杯泳いでいる姿は 仲々感動的です。 )
オオイヌノフグリ 名前は変でも きれいな花ですね。日本中何処でも見られる青色(るり色)の花です。実はヨーロッパ
生まれ 明治になって渡来。寒い2月頃つぼみを付けます。陽がさして少し暖かくなると花が咲き アブの仲間がやって来て
受粉を手伝ってくれる。早春に咲くのも 他の草花が伸びる前に 確実に種をつけてしまおうともとれる 健気な策略です。
おしべはわずか2本 虫がとまると雄しべが揺れ 花粉を出し 虫にくっつく。密が少ないので 虫が他のオオイヌノフグリの
花に移る時 受粉が完成する。2月から4月の間です。密を少なくして 他の花への移動を促すなんて 仲々のサバイバル
(生き残り)作戦です。更に午後3時頃花を閉じますが 虫がその間に来ない場合は 自らの雄しべと雌しべをくっつけて
受粉を成功させる。半月後に実(種)が出来るという自衛本能を持っています。その実が犬のフグリに似ているので こんな
名前がついています。
露草(つゆくさ)も鮮やかな青色の花です。花びらから染料が出来る青色の水がとれます。夏の花(6月から10月)です。
名前の通り早起きで 朝露を受けて咲き始めるそうです。同じように午後になったら閉じます(しおれる)。そのはかない命を
朝露に例えて名前が付いたのかも知れません。
閉じる時長い雄しべは丸まって雌しべに花粉を付けます。自家受粉ですね。植物は根を張っているので 動けないように思え
ますが 花びらは動いています。大きな青色の花びらが二枚、下の方に白い小さな花びらが1枚です。
小さい花ですが 雄しべが3つもあって 虫を呼ぶ役 虫に花粉を用意する役 虫に花粉をくっつける役の長い雄しべなど
3段構えの戦略です。外見はミッキーマウスに似ているという人もいます。
別名 藍花(あいばな)と呼ばれるように 花びらから青色の染料がとれます。蛍草(ほたるくさ)とも言われるのは 蛍を
飼うとき 籠にこの草を入れるからだそうで 小さい花にも幾つもの名前を付け 楽しんだようです。一見雑草のように見えて
も 名前の無い花は無いと牧野富太郎博士は言ってますが 本当にそうですね。
オオイヌノフグリ。 他に立ち犬のふぐり という花もあります・・?
濃いブルーが鮮やかな 露草(つゆくさ)
麦仙翁(むぎせんのう) でしょう。ナデシコ科 葉っぱが細長く麦の葉に似ているから・・。
見た目には 菊ですが・・。
花は一重の芍薬(しゃくやく)。
ジキタリスの拡大版。この奥に 甘い蜜がある・・。
これらの花は 先週行った 北川村のモネの庭に咲いていた花です。 アリウムの仲間。
ムラサキカタバミのようです。オキザリスとも・・。
ちょっと懐かしい 松葉菊(マツバギク)
庭石菖(ニワゼキショウ) ルリニワゼキショウとも。 赤いのもありあます。
赤いのも紹介 ! 庭に自然に生えてくる。
今最もポピュラーかも知れません。 松宵草(まつよいぐさ)属の月見草(つきみそう)
ヒナゲシ(雛芥子)。虞美人草 コクリコなどとも呼ばれます。 簡単にはケシの花。
茅萱(ちがや)です。河原や草原に群生します。花なのか 種なのか・・?