Il film del sogno

現実逃避の夢日記

キッズ・オールライト

2011-05-03 02:04:00 | 日記
5/2(月)曇り時々晴れ
深夜、友人に贈る胎教用CD(クラッシックと映画音楽と古典落語)作成。明け方就寝。初夏の陽気だと云うのに起床は真昼。午後から連休中の奉公先へ出向き残務処理。夕刻、池袋のシネ・リーブルで米国製作の≪家族≫映画を鑑賞。観客10名程度。渋い単身者多し。作品の出来と観客動員が反比例している好例でありましょう。一家は親がいて優等生の娘と反抗期の息子がいる。そこにとある事情で会ったこともない子供の生物学上?の父親が闖入して・・・。実はこの家族には母親がふたり、ゲイカップルが精子バンクから種だけ調達してそれぞれ子供を出産したという次第。設定が少し?変わっているだけで内容は真っ当(普遍的)な良質のドラマである。夫婦の倦怠や浮気、親子の鍾愛と思春期の揺れ等々。笑いあり涙あり。シリアスな内容故に登場人物の真摯な言動は時として喜劇性を帯びる。幸か不幸かわたくしはストレートであるが、マイノリティの辛さや矜持は解る。主要人物5名の演技(アンサンブル)が素晴らしい。シナリオも知的で女流監督(ゲイかな?)らしい繊細さに満ちている。しかし劇中の『ジョニ・ミッチェルの好きなストレートな男性は少ない』には笑ったなぁ。帰宅してさっそく【Both sides now】を聴いた。わが青春の楽曲なり。夕餉は墓参りの時に実弟から貰った初物で豪勢に筍御飯。
コメント
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