Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ブラック・スワン/読響演奏会

2011-05-15 06:16:00 | 日記
5/14(土)晴れ
深夜まで読書をして3時間ほど眠り白々と夜が明ける。近所のシネコンは8時台から初回上映が始まる。主演女優がオスカーを獲ったダーレン・アロノフスキー監督の新作を鑑賞。イスラエル生まれの才媛、ナタリー・ポートマンは近作『マイ・ブラザー』を鑑賞して本当に芝居の上手い良い女優になったと感心していた。先に記すがこれは年度何本もない傑作である。大役を掴んだバレリーナの栄達と受難のお話であるがフレームはホラーである。人物配置や夢とうつつを行き来するエピソードの挿入が巧い。アメリカン・バレー・シアター のサラ・レーン(主演女優とそっくり!)がボディ・ダブルを行っているそうだが、舞踏場面はシームレスで全く違和感ない。その摂生と訓練により鍛え抜かれた身体を見よ。毒や悪意やたくらみに満ち満ちた画面を見上げて一種官能とも呼ぶべき酩酊を体験した。昼に一旦帰宅、ハウスメーカーとリフォームの打ち合わせ。夕刻、初台に出向き東京オペラシティで読売交響楽団の演奏会を鑑賞。演目はドヴォルザークの序曲〈謝肉祭〉/ヴァイオリン協奏曲 イ短調/交響曲 第8番。美貌の日系ソリストの芳醇たる演奏に聴き惚れた。散歩がてら池袋から徒歩帰宅。夜風が体に優しい。
コメント
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