Il film del sogno

現実逃避の夢日記

魚と寝る女

2020-12-14 22:17:27 | 映画
12/14(月)晴れ時々曇り
退屈な在宅勤務とネット会議。愛犬と2度の散歩。夜は我が仔をトリマーへ。

11日韓国の鬼才キム・ギドクが新型コロナウィルスに罹って死亡したと新聞報道で知った。享年59。平素、これを見てやろう、と映画館へ行くことはまずない。映画鑑賞は、出来心と暇つぶしである。但し、年に何本かは、気になる監督(俳優)の演目がある。これらは、多少【遠回り】しても観に行く。この監督はそんな一人であった。
以下、ファーストコンタクトであった作品を見た後の備忘録。
追悼の意味で記す。
・・・2001年8月27日『魚と寝る女』鑑賞。(いまはなき)テアトル池袋、日曜14:50の回、観客30人強。恐い(痛い)もの観たさの若年アベック多し。上映中、小さな絶叫があちらこちらから・・・。邦題センスなし。ズバリ『湖畔の悪霊』にすべし。釣り客相手に湖で浮き部屋(?)を管理する謎の女とわけあり男との奇妙な恋愛譚。見所は、何が出て来てどんなことが起こっても不思議じゃない、幽玄な湖畔のロケーションと一言の科白も発しない主演女優の面妖さに尽きる。男女の微妙な仕草・表情、可愛い小道具など、真っ当な恋愛物のアイテムも備えているが、くだんの妖女が男を手中にするため黙々と遂行する描写はやはり恐い。釣針に託した想いと痛みは何の暗喩か?それは観た者が判断すべきこと。人を食ったラストは妙な説得力あり。何はともあれピリリと山椒が効いたような韓国映画であった。・・・・

何を観ても落胆した記憶がない。スキャンダルもあり、作品同様、品行方正な人物ではなかったとは思うが、その諸作は永遠に残りマニアの間で語り継がれるだろう。合掌。
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ミッドナイト・スカイ

2020-12-14 00:21:30 | 映画
12/13(日)晴れ
8:00起床 。我が仔と散歩、ファミレスで朝食、ジムで遠泳とサウナ。これで午前中終了。午後も散歩でスタート。FMラジオを聴きながらネット麻雀。隣町の中華屋で夕食後、シネコンで20:25上映の洋画を鑑賞。場内観客10名弱と閑散。制作はNETFLIXで12月23日より独占配信開始らしい。スクリーン映えする壮大なSF・宇宙モノをチンマリした画面で観て面白いのかな。原作小説あるようだが未読。汚染された地球に残る老科学者と事情を知らずに戻ってくる宇宙船のクルーたち。お話はシンプルかつベタであるが、ドラマ部分はそこそこ奥深い。役者としては勿論、監督としてのクルーニーは実績もあり、クールで知的な絵造り。幾つかツッコミたい強引な展開はあれど、ラストの伏線回収ではやはり泣けました。可愛らしい子役に☆献上。個人的には好みの作風であり、佳作だと思ふ。
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