Il film del sogno

現実逃避の夢日記

抱きたいカンケイ /大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇

2011-05-16 02:01:00 | 日記
5/15(日)晴れ
明け方就寝。猛烈な日差しで10:00前に目覚める。昼過ぎにジムへ行く。ガラガラのプールで2キロの遠泳。定期身体測定は前月と変わらず。箪笥の整理をして衣替えをする。夕刻、少し離れたシネコンヘ。どこも似たような演目(大作・話題作)がかかるなかT-JOYは一味違います。さすが東映のお膝元。いつ来ても空いているし座席は大きめだしスクリーンも鮮明。特にデジタル上映は女優の毛穴まで綺麗に見えます。まずはブラック・スワンの出足好調なナタリー・ポートマンが挑戦したラブコメ。アイヴァン・ライトマンはまだご存命だったんですねぇ。まぁねぇそれなりのキャストですから期待しますわな。しかし世の中には生憎という言葉がある。凡作でございました。ブラック~との落差を楽しむには良いかもしれない。やはりコメディは難しい。邦題もセンスなし。観客3名。さもありなん。続けてレイトショウでの演目はあまり話題になっていない邦画。作・脚本の前田司郎の名前は演劇関係者から良く聞かされていた。新進気鋭の劇作家であることは知っていたが小説の評価も高いらしい。これは拾いものでありました。クールなイメージの主演男女優と癖はあるが堅い脇役陣が織りなすB級テイスト満載の脱力系コメディ。年度これまで最も笑った怪作である。笑ってシンミリしてラストのホンワカ感も良し。何故か『マルコビッチの穴』を思い出した。終映24:20空いた幹線道路を飛ばして帰宅。
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ブラック・スワン/読響演奏会

2011-05-15 06:16:00 | 日記
5/14(土)晴れ
深夜まで読書をして3時間ほど眠り白々と夜が明ける。近所のシネコンは8時台から初回上映が始まる。主演女優がオスカーを獲ったダーレン・アロノフスキー監督の新作を鑑賞。イスラエル生まれの才媛、ナタリー・ポートマンは近作『マイ・ブラザー』を鑑賞して本当に芝居の上手い良い女優になったと感心していた。先に記すがこれは年度何本もない傑作である。大役を掴んだバレリーナの栄達と受難のお話であるがフレームはホラーである。人物配置や夢とうつつを行き来するエピソードの挿入が巧い。アメリカン・バレー・シアター のサラ・レーン(主演女優とそっくり!)がボディ・ダブルを行っているそうだが、舞踏場面はシームレスで全く違和感ない。その摂生と訓練により鍛え抜かれた身体を見よ。毒や悪意やたくらみに満ち満ちた画面を見上げて一種官能とも呼ぶべき酩酊を体験した。昼に一旦帰宅、ハウスメーカーとリフォームの打ち合わせ。夕刻、初台に出向き東京オペラシティで読売交響楽団の演奏会を鑑賞。演目はドヴォルザークの序曲〈謝肉祭〉/ヴァイオリン協奏曲 イ短調/交響曲 第8番。美貌の日系ソリストの芳醇たる演奏に聴き惚れた。散歩がてら池袋から徒歩帰宅。夜風が体に優しい。
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ミスター・ノーバディ

2011-05-14 09:12:00 | 日記
5/13(金)晴れ
気温の寒暖が激しい。湿りも続けば晴れもする。昼食にちゃんぽんとマーボー丼のセットメニューを食し半日苦しむ。出されたモノを残せない貧乏性が恨めしい。夕刻、渋谷へ出張る。ヒューマントラストではジャコ・ヴァン・ドルマルの新作がかかっている。都内単館上映。場内閑散。カテゴライズするとSFファンタジーなのかな。欧州資本の製作だから米国大作の様な解りやすさはない。パラレルワールドや時制を扱った類似作品は多く、クリエーターたちを刺激する題材でありましょう。ケレン満載の絵造り、サウンドトラックも洒落ていて全編MTVの感覚でも見られる。もう少し背骨になるメインストーリーを絞り込んだ方が良かったのではないかと思うのだが、2時間全く飽きることなくエンドロールを見上げながらため息をついた。人生は選択と回顧の連続である。帰路、ジムで遠泳、終わってカフェで読書。深夜の帰宅。
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強欲でも無欲であっても勝てはせぬ

2011-05-13 03:03:00 | 日記
5/12(木)雨後曇り
昨日からお湿り続く。出勤経路を変えて地下鉄の路線を3本乗り継ぎ奉公先へ。モーニングコーヒーを飲んだカフェの地下喫煙エリアは煙突の如し。業務内容に特筆すべきことなく終礼と共に退社して新宿へ向う。メンバーの一人が遅れ7時開始の卓上バトル。勝利の女神は移り気である。積り積もられ振り振られ。勝負事の要諦は欲望の抑制と対局観にあり。喫茶一回分の報償を回収してお開き。
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井上ひさし追悼ファイナル

2011-05-12 00:49:00 | 日記
5/11(水)雨
昨日から温度差10℃の雨天。午前中に環境省と経済産業省へ出向く。これ見よがしの節電で1階ホールや廊下は真っ暗である。ただでさえ古色蒼然としている古びた建物であるから気分まで滅入る。セキュリティの厳しいことにも辟易。役人相手に書類を手渡し、喫茶でしばし油を売る。定期券を書き換え清算。昼食に魚中心の定食屋でサバ味噌を食す。午後は茫洋たる大海に小舟を浮かべるが如き心地で自習を続ける。定刻に退社して渋谷へ向う。Bunkamuraのオーチャードホールで昨年逝去した大作家のメモリアルコンサートを鑑賞。ジャズ出身の音楽家による故人ゆかりの楽曲が演奏される。2部構成。前半はトリオによる演奏と客演の役者たちによる歌唱。後半はフルオーケストラによるコンチェルト。心地よい弦楽が眠りを誘い気がつけばアンコールの拍手が続いていた。終演後、同伴者と小1時間喫茶をして別れる。遅い時間にもかかわらず繁華街の人波は減ることなし。地下鉄に乗り定刻帰宅。
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穴は掘ったか?さぁ埋れ

2011-05-11 01:09:00 | 日記
5/10(火)曇り後雨
椅子の上で4時間ほどの睡眠。湿気を含んだ梅雨入りの様な天候。蒸し暑い。奉公先へ出向くと皆々クールビスである。例年より1カ月早く励行し10月一杯まで続くそうな。楽チン楽チン。昼に稲庭うどんを食す。練った梅干しのトッピングが清涼感あり。午後は退屈な自習で時間はナメクジのように進む。退社後、地下鉄で新宿へ向う。定刻開始の定例会。序盤は一進一退でラストにぽっかり大きな罠にはまり身動きとれず首までつかる。二日分の飲食相当を献上して終電に揺られる。愚者を冷笑するかの如きぱらつく雨に夜の匂いがした。
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毎度の帰宅拒否症候群

2011-05-11 00:41:00 | 日記
5/9(月)晴れ
申し分ない5月の空。故あって晴天に反して我が胸中はどんより重い。新奉公先で雑務に半日。後は格段のミッションがあるわけでもなくファイルの整理やNet検索、友人にメールなんぞをする。この歳になってお茶を挽くのも世間体が悪い。まぁ周囲も大同小異であるが・・。夕刻ボスが現れ新橋のイタリアン・カフェのカウンターで四方山話をする。先方はガス抜きのつもりなのであろう。きっちり2時間懇親して帰りにはジムで2キロの遠泳。日付が変わるまで駅前のカフェで読書。醜い男女の腐れ縁のお話であるがラストにどんでん返しがあってまぁ楽しめました。愛の形も色々である。帰宅して納戸で居眠り。白々と朝を迎える。
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鰯雲/乱れ雲/星を追う子ども

2011-05-09 00:17:00 | 日記
5/8(日)晴れ
週末から寝具で眠らず安楽椅子で朝を迎える。朝食を孤食して池袋へ。新文芸坐では高峰秀子から成瀬巳喜男へと特集が続く。本日の2本は初カラー作品と遺作。ニュープリントか、フィルムの状態は良好で自慢の東宝スコープが映える。しかしこの手の特集は本当に集客力あり、場内高年層9割で結構な混雑である。司葉子や水野久美、浜美枝なんぞ本当にお綺麗ですこと。昭和30~40年代にかけての関東郊外の農村一族の騒動やら亭主をひき殺した男とのよろめきなど、その後のTVドラマなんぞが好んで扱う題材であるが、何と云っても成瀬演出であるから場面省略や役者の細かな仕草に切れの良い映画的ショットが堪能できる。昨今の映画が説明過多、過剰演出にみえますな。至福の4時間を経てカフェで一服。この店は広くて清潔で分煙も行き届き申し分ないのだけれど、あちらこちらでキャバ嬢の面接やってんだよね。軽薄そうな男と少し足りない女が真剣に稼ぎについて話し合っている。人生勉強になるなぁ。夕刻には場所をサンシャインシネマへ移し、新海誠の4年振りの新作を鑑賞。このアニメクリエーターの前作『秒速5センチメートル』はわが年度ベストの一本。場内弱年の単身男子を中心にほぼ満席。コアなファンがいるのでしょうな。絵柄や音楽、個々のセリフはいかにもこの監督らしいポエティックな出来であるが展開やキャラに既視感あり。更にはセットアップが悪いため登場人物に感情移入できず、後半やや退屈になった。次回作に期待。本当はファンタジーやSFは性にあわないのではないかと思ふ。帰路途中でジムで2キロの遠泳とサウナで汗を流す。爽快なり。
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岳/アンノウン

2011-05-08 07:56:00 | 日記
5/7(土)曇り時々雨
深夜帰宅して机の前で2時間ほど仮眠。朝食後に近所のシネコンへ行く。コミックスが原作の山岳映画は今日が初日。メジャーの製作で役者もそれなりに揃えソツのない造りにはなっていた。悪く言うと予告編を見ただけで設定からラストまで容易に想像できる。いまはCGやSFXが進歩しているので雄大な景観や遭難シーンなどはさすがに迫力満点。しかし話の展開は類型的で、救出のシーンなんぞは少し無理がある。まぁ映画ですから重箱の隅をつつくのは野暮ですが・・。ここ数年不調が続くヒロインである東宝の箱入り娘もがんばってましたが一皮剥けるまでには至らず。そういえば自分も随分山へ行ってないなぁ。昼間は読書と仮眠を繰り返し、夜には聖林のサスペンス・スリラーを鑑賞。これは楽しめた。『エスター』で大いに感心したスペイン出身の監督ジャウム・コレット=セラは相当な才人である。ヒッチコック調のサスペンスとボーン・シリーズのアクションを融合したスリルと展開。手堅い配役(ブルーノ・ガンツやフランク・ランジェラは出てくるだけで絵になる)とベルリン・ロケが作品に奥行きを出している。当初予定の邦題『身元不明』が《諸般の事情》で原題に戻して公開されたそうな。イーストウッドの『ヒア・アフター』の打ち切りといい業界も気配りが大変だな。
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ドラが集まる時は要注意

2011-05-07 04:06:00 | 日記
5/6(金)曇り
空模様も憂鬱な連休明け。おまけに新しい職場環境での初日。一昨日から、毎度の家人とのバトルあり一層気が重い。午前中はパソコン環境設定に費やし、午後も引き継ぎのおさらい。昼食に老舗のラーメン。仇敵よりメールあり一戦のお誘い。夕刻、旧担当者が来て最後の業務連絡。長い休にで忘れていることも多かりし。定刻退社し地下鉄で新宿まで。郊外の碁会所を思わせる爺さんばかりで満卓のいつもの雀荘で半チャン4回。巡るツキを掴まんと奮闘するも勝利の女神は何時も気まぐれなり。渾身のツモあり痛恨の放銃あり。納得の稽古代を払って終電に揺られる。
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100000年後の安全/八日目の蟬

2011-05-06 02:27:00 | 日記
5/5(木)曇り時々晴れ
端午の節句、子供の日。深夜に二時間ほどのうたた寝をして朝を迎える。朝食後、インドアで白球を打つ。ロビーで新聞精読。TVニュースでは電力会社のトップが被災地を訪れ謝罪していた。怒号の中、これまで満足に頭を下げたこともないであろうエリートが土下座をしている。憔悴した中年男の醜態を見て皆々溜飲が下がるのか。嫌な心持になる。思い立って近所のシネコンで時宣を得たフィンランドに建設された放射能廃棄物の永久埋設処理場を取材したドキュメンタリー映画を鑑賞。観客10名弱。地下500メートルに掘られた貯蔵庫に危険な≪神の火≫の燃え滓を埋めてしまおうと云う遠大なプロジェクト。淡々と描かれる工事現場と関係者へのインタビュー。原発の賛否が姦しいが、ひとつ云えることは、我々は好むと好まざるとに拘わらず文明の利器に囲まれ生きている。なかった昔には戻れないのではないか。例えばハイテクの塊である自動車は狭い国土に7千万台も犇めき毎年確実に1万人以上の尊い命を奪っている。今更人力車の昔に戻れるのか。などということをぼんやり考えてSF映画のセットの様な画面を見上げた。ワーナーは5回見ると無料のスタンプラリーがある。午後は無料で大ヒットの邦画を再鑑賞。場内満席。何度見ても泣けますな。早目に帰宅して少し仮眠。夕食もとらず深夜まで読書。
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浮雲/流れる

2011-05-05 04:20:00 | 日記
5/4(水)晴れ時々曇り
屋内にいるのがもったいないような陽気である。連休のタイムスケジュールは一定している。10:00起床、定番のスペシャルサンドを孤食して昼前に外出。池袋の駅前の床山にて断髪。昨日同様、そのまま新文芸坐へ。今回の特集で最も混雑が予想される2本立てがかかっている。案の定、満席どころか立ち見や通路への座り込みも含めて場内パンパン。さらには還暦過ぎの爺さん婆さんが過半でこれは一種異様な雰囲気であった。自身も成瀬作品ではこの2本が甲乙つけがたいベストだと思ふ。何度再見してもため息しか出ない。名作たる所以であるが年齢を重ねるごとに作中人物に更なる感情移入をしてしまう。1本目は腐れ縁男女の落魄譚。考えてみればラブシーンはただ一度の接吻のみ。しかし目配せや二の腕だけでこれほど濃密な官能を描けるとは。二本目は花柳界のバックステージもの。競演女優7名が圧巻。栗島すみ子・田中絹代・山田五十鈴・杉村春子の前では高峰秀子や岡田茉莉子が小者に見える。長い余韻に浸って帰路に就く。
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馬/綴方教室

2011-05-04 01:36:00 | 日記
5/3(火)曇り後雨
世間では憲法記念日、旗日、3連休初日であるが自身にとっては6日目の休み。少々ダレてくる。贅沢なものである。明け方に就寝したが10:00に起床してブランチを孤食。住宅ハウスメーカーのセールス来訪。自宅のメンテナンスについての説明をひとくさり。屋根の張り替えや壁の塗り替えを如何です?概算の見積を聞いて軽い眩暈を覚えた。この世は万事金次第。気をとり直して午後、池袋へ出張る。新文芸坐では往年の大女優の特集が組まれている。本日のプログラムは戦前、松竹から引き抜かれて出演した山本嘉次郎監督の2作品。両作とも製作主任(助監督)に黒澤明のクレジットあり。極貧にもめげず孝行・勤労する健気な少女が主人公。ちょいと≪国策≫の匂いはするが、天才子役(デビューは5歳)から成人女性へ脱皮する少女期の秀作でありましょう。場内溢れんばかりの大混雑の原因は養女にあたる作家のトークショーが開催されていた為であった。身内の者でしか語れないエピソードが聞けて僥倖。製作年度がやや新しく大作である『馬』の方がプリントの状態が悪い。本来は東北の雄大な四季の絶景が映り込まれていたのだろうがフィルムの褪色著しい。しかし草原を疾走する裸馬にのった美少女というのは絵になる。戦中困難を極める映画製作にゴーサインを出したのは東条英機だったそうな。『綴方教室』を観て我が祖母を思ふ。上越の寒村から正規教育も受けずに奉公先へ出され生涯文盲であった。ヒロインの両親が徳川夢声と清川虹子と云うのが凄い。当然劇中の二人も文盲という設定。赤貧洗うが如しを地でゆく家具調度のないガランとした長屋と倹しい食事に唖然とする思い。驚くなかれその頃からまだ100年は経っていないのだ。暖衣飽食して親孝行や教師を敬うことを忘れた現代とどっちが≪豊か≫か。きっと我々は物質的な享楽と引き換えに考・忠・義・仁など美徳の過半を失ったのだ。帰宅して『わたしの渡世日記』を再読する。天は時として二物を与える。
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キッズ・オールライト

2011-05-03 02:04:00 | 日記
5/2(月)曇り時々晴れ
深夜、友人に贈る胎教用CD(クラッシックと映画音楽と古典落語)作成。明け方就寝。初夏の陽気だと云うのに起床は真昼。午後から連休中の奉公先へ出向き残務処理。夕刻、池袋のシネ・リーブルで米国製作の≪家族≫映画を鑑賞。観客10名程度。渋い単身者多し。作品の出来と観客動員が反比例している好例でありましょう。一家は親がいて優等生の娘と反抗期の息子がいる。そこにとある事情で会ったこともない子供の生物学上?の父親が闖入して・・・。実はこの家族には母親がふたり、ゲイカップルが精子バンクから種だけ調達してそれぞれ子供を出産したという次第。設定が少し?変わっているだけで内容は真っ当(普遍的)な良質のドラマである。夫婦の倦怠や浮気、親子の鍾愛と思春期の揺れ等々。笑いあり涙あり。シリアスな内容故に登場人物の真摯な言動は時として喜劇性を帯びる。幸か不幸かわたくしはストレートであるが、マイノリティの辛さや矜持は解る。主要人物5名の演技(アンサンブル)が素晴らしい。シナリオも知的で女流監督(ゲイかな?)らしい繊細さに満ちている。しかし劇中の『ジョニ・ミッチェルの好きなストレートな男性は少ない』には笑ったなぁ。帰宅してさっそく【Both sides now】を聴いた。わが青春の楽曲なり。夕餉は墓参りの時に実弟から貰った初物で豪勢に筍御飯。
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これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫

2011-05-02 02:06:00 | 日記
5/1(日)曇り
明け方就寝。10時起床。もう1時間早く起きれば午前の活動もスムーズに行くのだが。昨晩のカレーを孤食。ガラガラのジムで2時間汗を流す。夕刻、愛車に乗って近所のシネコンまで。偉大なギャグ漫画家を描いた邦画を鑑賞。場内閑散。同様に内容もお寒い。何がやりたいのかよく解らないシナリオ、メリハリのない演出、そして最大の敗因はキャスティングにあるだろう。主演男女優は決して嫌いではなく、過去出演作を見る限りむしろ好ましく思っている位であるが、やはりコメディーをやらせるのならば、もう少しセットアップをキチンと整えないと熱演だけが浮いて痛々しい。やや憮然として席を立つ。終演と当時に携帯が鳴り業務連絡。映画館に付帯しているスーパーの地下食品売り場で晩飯調達。しかし総菜コーナーの弁当類ってのは安いなぁ。デフレも悪いことばかりではない。
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