モヤモヤと葛藤する女の心境を見事に演じた。
ゴールデン・グローブ賞主演女優賞。
71歳
円熟して、なお輝くグレン・クローズ。
悲願のノーベル文学賞を受賞した作家の夫。
結婚40年、彼を支え続けた妻も感慨深げ。
だが、授賞式が近づくにつれて妻の様子がおかしい。
そこには「秘密」があった。
「秘密」とは?
エロ夫の不貞?
盗作?!
とミステリーを期待するが、間に挟まる妻の回想で、ネタは割と早々に気付く。
妻はかつて、駆け出しの作家だった夫と「教授と教え子」として知り合う。
そして妻自身も、当時は文章を書いていたのだ。
ほぼほぼ予告編でわかった内容です。
「ノーベル賞」という題材は特異だが、長年連れ添ったパートナー間には多かれ少なかれ「こういうことってあるよね」と思える話。
「片方が片方を喰った」「犠牲になった」と感じることで生じる亀裂と溝。
その不満は、あるきっかけで堰を切ってあふれ出す。
この場合はノーベル賞というあまりに大きな名誉が、妻の感情の蓋を吹き飛ばしてしまった。
妻は夫のゴースト・ライターだったのか?
もしかすると最高の名誉を前に妻の記憶も歪められているのかもしれない。
その「秘密」。
晴れ舞台となるストックホルムに到着し、フラッシュを浴びる夫の脇で、表に出せない感情と格闘する妻。
ゴージャスなホテルでもパーティ会場でも「なんか、モヤモヤ、イライラする」女の心境を見事に演じた。
さらに驚くべきは回想シーンで若き日の妻を演じる女優。
どこか似てる気も・・・ なんか面影がある... と感じていたら、なんと実の娘!
女優の年輪を目の当たりにするのもまた一興。
ゴールデン・グローブ賞主演女優賞。
71歳
円熟して、なお輝くグレン・クローズ。
悲願のノーベル文学賞を受賞した作家の夫。
結婚40年、彼を支え続けた妻も感慨深げ。
だが、授賞式が近づくにつれて妻の様子がおかしい。
そこには「秘密」があった。
「秘密」とは?
エロ夫の不貞?
盗作?!
とミステリーを期待するが、間に挟まる妻の回想で、ネタは割と早々に気付く。
妻はかつて、駆け出しの作家だった夫と「教授と教え子」として知り合う。
そして妻自身も、当時は文章を書いていたのだ。
ほぼほぼ予告編でわかった内容です。
「ノーベル賞」という題材は特異だが、長年連れ添ったパートナー間には多かれ少なかれ「こういうことってあるよね」と思える話。
「片方が片方を喰った」「犠牲になった」と感じることで生じる亀裂と溝。
その不満は、あるきっかけで堰を切ってあふれ出す。
この場合はノーベル賞というあまりに大きな名誉が、妻の感情の蓋を吹き飛ばしてしまった。
妻は夫のゴースト・ライターだったのか?
もしかすると最高の名誉を前に妻の記憶も歪められているのかもしれない。
その「秘密」。
晴れ舞台となるストックホルムに到着し、フラッシュを浴びる夫の脇で、表に出せない感情と格闘する妻。
ゴージャスなホテルでもパーティ会場でも「なんか、モヤモヤ、イライラする」女の心境を見事に演じた。
さらに驚くべきは回想シーンで若き日の妻を演じる女優。
どこか似てる気も・・・ なんか面影がある... と感じていたら、なんと実の娘!
女優の年輪を目の当たりにするのもまた一興。