①戦略 大枠を見て、この場合、W杯までの期間(4年)までのロードマップ
②戦術 日本人の多くが行えるサッカーを基本において、いかにしてサッカー大国に拮抗した試合をできるようにするか
③作戦 個々の試合において相手の攻め方、守り方、ストロング、ウイークを分析し、それに合わせて如何にして戦術をマッチングさせるか
やはり二人とも細部までの詰め方が徹底して行われていて、密度の高い分析を行っていましたね。
で、興味深いのが二人ともがほぼ同じことを言っていること。
ザッケローニの時は「インテンシティー」とよく言われていましたが、ハリルホジッチは「デュエル」と言っていまして、結局は同じことなのだと。
これだけ世界の情報が得られやすい環境下に生きて居ながらも、細部にわたってはまだまだヨーロッパや南米には追い付いていなくて、それも自覚はされているのでしょうが、選手や指導者の立場においてはまだまだ物足りない感じですね。
だから、なんとなく紐解きますと欧米各国ではアンダー(20歳以下)世代で教えられていることを、日本では代表クラスで指導するみたいな。
ある程度はJリーグでも欧米人監督が多いので、そのあたりでほぼ毎日、指導を受けているはずなのですが、浸透するスピードは遅いのかもしれません。
後は規則や約束事は真面目に遂行しようとするのですが、それにとらわれ過ぎて、自由にできない癖が有るようです。オリジナリティーを発揮するには真面目過ぎる日本人の性格。
失敗を恐れすぎている傾向、失敗したくないというメンタリティー。欧米人では20回失敗しようが、1回成功すればそれでチャラでしょ!そんな感覚らしいです。
顕著に表しているのが、日本人はシュートを打てるチャンスが有ってもパスを出してしまう傾向だそうです。欧米人はとりあえず誰もがシュートを打つので、シュートを打たないように止めるのが大変だとか。
良い悪いでなく、この人種的なアイデンティティー(存在意義)でW杯で準優勝などと言う結果をコンスタントに残せば、日本人のアイデンティティーが「良い」と判断されて、世界のサッカー界の主流になるのではないでしょうか?
そのためにも勝ちあがってほしいですね。
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