知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『岸恵子と力道山、高名なお二人が、お互いに認識なしで、パリの空港で遭遇』―この遭遇の後に、映画『力道山 男の魂』でお二人は共演ー

2024-12-12 10:02:05 | 映画

『岸恵子と力道山、高名な、二人が、お互いに認識なしで、パリの空港で遭遇』

『この遭遇の後に、映画『力道山 男の魂』でお二人は共演、異業界では稀』

ウエブ情報から引用

 『日経文化欄の私の履歴書 岸恵子』、大部屋女優(時代もあったが、全く知らなかった)が知らぬ間に、大抜擢されて大女優になった。 その波乱万丈の『私の履歴書(連載中)』の抜粋です。

野村芳太郎監督の『亡命記』が55年に、シンガポールで開催された東南アジア映画祭の出品作となり、令夫人から神戸の日雇い労働者に落ちぶれるまでを演じた私は、そこで最優秀女優主演賞を頂いた。

『1955年6月に来日したデビッド、リーン監督は、次回作『風は知らない』に主役に私を抜擢したことを正式に発表した。 その時の大みそかに、私は英語をマスターするためにロンドンに立った。 南周りで7つの国を回り、7つの初日の出を見た。(この記憶と感性には只々感心、疲れ知らずの心身も強靭)
 
 冬のパリの雪に煙った凱旋門を見て、横浜育ちの岸恵子さんは言います。
 
『なんと美しくて寂しい街なのだろう。こんなところに私は住めない』と思った。1年半もたたずにパリの住人になろうとは夢知らず・・・。 『風は知らない』はプロデューサーの急死により中止となってしまった。 その私に『亡命記』を見たというフランスのイブ・シャンピ監督から『長崎の台風』の出演依頼の電報が届いた。 彼の『悪の決算』を2度も見て感激していたので、急きょ、フランス語習得のため、パリに移った。 目まぐるしい変化に私の好奇心は燃えた。 

 大船撮影所からロンドン、ロンドンからパリ、英語からフランス語へ――。
驚いたことに、出演が決まった『長崎の台風』のプロデューサーから、額は忘れたが莫大な出演料の一部を頂いた。 それを3カ月滞在のパリで全部使い果たしてしまった。 帰国の日に、エールフランスのカウンターで、私は必死に抗議していた。 

 のみの市で買い集めた大量の骨董品のせいでひどい超過料金を請求された私は、すでに文無しで。 隣に英語でチェックインする大きく強そうな人がいた。 
『お隣の男性、私の体重の3倍はあると思います。 私と荷物を全部合わせても、彼の体重にもなりません』
『体重と荷物は別です』
必死の陳情の末、日本で後払いすることで決着した。 

 後に、『忘れえぬ慕情』(『長崎の台風』から改題)の撮影中だった私に『僕は朝鮮人です』という手紙が届いた。 『僕はあなたがパリの空港で「私の体重の3倍はある』と抗議なさったときの男です。 力道山と言います…。

 プロレスというものを見たことはないけれど、この頃の私には摩訶不思議な偶然や出会いが重なった。

 パリ空港のエアフランス チェックインカウンターでの岸恵子さんのユーモラスな会話、その後、力道山さんの手紙から思うに、この高名な大女優と稀代のプロレスラーで興行師のパリ空港での遭遇が映画のワンシーンのように想像できます。 連載中の『私の履歴書』ではまだふれてはいませんが、たぶんこの後も触れないでしょう、この遭遇の後に、映画『力道山 男の魂』でお二人は共演しております。 自分のブログ『史上最強の柔道家・木村政彦 vs 元関脇で稀代の興行主・力道山』と『木村政彦は力道山より強かった』では木村政彦さんに肩入れしていますが、力道山についても、もう少し調べてみようと思っています。
(記事投稿日:2020/05/15、最終更新日:2024/12/12、 #165)

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『野球界の怪物探しは続く 4(この記事では敬称略)愛称「平成の怪物」松坂大輔』

2024-12-08 09:38:29 | スポーツ
『野球界の怪物探しは続く 4(この記事では敬称略)愛称「平成の怪物」松坂大輔』

高卒一年目で、一番印象に残ったシーン「二塁走者の大打者片岡篤史を一切気にせず、振り向きもせず、次の二人の打者を三振できりとったこと

『高卒一年目から3年連続最多勝、西武入団後の8年間で108勝、最多勝3度、最優秀防御率2度、最多奪三振4度、「やはり怪物」』

『甲子園時代の成績
  • 3年生時の春は5勝0敗、奪三振43、防御率0.80
  • 3年生時の夏は6勝0敗、奪三振54、防御率1.17
  • 3年生時の夏決勝戦は史上2人目のノーヒットノーランを達成
  • 新チーム発足以降の公式戦は44連勝無敗、自身は33勝0敗で27完投
とまさに「平成の怪物」!』
野球界の怪物探しで再確認できたこと、

❶時代・年齢を問わず、野球界にはオールラウンダー(複数の競技で能力を発揮する選手。 一つの競技でポジションを問わない選手。)が多いことです。 

野球が『投げる・打つ・走る、且つ団体競技でありながら、投手対打者という一騎打ち的個人競技要素も入ります。 因って、昔の陸上競技経験者がしみじみと野球は凄いと感心している傘寿+3です。 『のっけ』から脱線で恐縮です。 自分は中学時代には、ハイジャンパーでした。 少しは中距離400m走も得意(記録は60秒フラット)でしたが、200ⅿは30秒、100ⅿは15秒と酷いもので、陸上部員としては、短距離失格で顧問の先生には、いつも怒られていました。 
野球部員は凄い実感するのは! 中学校時代の運動部対抗リレー(200ⅿX4)では野球部はバトン代わりにバット、テニス部はラケット、卓球部もラケット等でした。 2又は3走の自分の所為でいつも、走るのが本職の陸上競技部が野球部に負けました。 野球部員にはオールラウンダーが多かったのです。

❷米国の『MLBの殿堂入り』と『日本のプロ野球の名球会入り』の条件が微妙に異なりますが、どちらでも怪物というだけではなかなか、それぞれの殿堂にも、名球会にも入れないようです。 
『野球界の怪物探し』との関連もありますが、この詳細比較は次回にします。 

先ずは、ウエブ情報の松坂大輔の抜粋のエピソードから、
5歳から小学3年生までは、地元東京都江東区の福住剣友会で剣道を、当時暴れん坊だった松坂を家族は強制的に入会させた。(後の野球教室では、「球を速くするにはどうすればいいですか?」という質問には「剣道をすると背筋と手首が鍛えられて良いよ」と答えている。)

横浜高校時代は、「サボリのマツ」と言われるほどの練習嫌いであったが、2年生時の夏の神奈川大会準決勝の対横浜商業高校戦において自身の暴投によるサヨナラ負けを喫して以降奮起して猛練習、3年生時に球速150km/h超を記録し、切れ味鋭いスライダーを武器に超高校級の投手として「平成の怪物」として注目を集めた。 甲子園で春夏通じて球速150 km/hを超えたのは松坂が初めてである。

高校時代の最後の夏となった第80回全国高校野球大会では、
  • PL学園高校に延長17回という長丁場の試合に250球を投げ完投勝利
  • 翌日の準決勝、明徳義塾戦でも1イニングに登板し、逆転劇を呼び込む。
  • 勝の京都成章戦で史上2人目となる決勝戦でノーヒットノーランを達成
圧倒的な活躍で春・夏連覇を達成した。 この決勝戦は後に所属するボストン・レッドソックスのスカウトが観戦していた。 

甲子園での11勝を含む公式戦では44連勝、松坂投手自身は37試合に登板し、33勝0敗の恐るべき成績を残しました。 278回を投げて防御率1.13、11完封を含む27完投、奪三振324はまさに「平成の怪物」のなせる業ですね。

同年のドラフト会議で西武ライオンズから1位指名を受けて入団。 プロ入り後は西武やボストン・レッドソックスなどで活躍した。 

入団時の一年目の凄いエピソードを一つ、日本ハム・阪神時代に活躍した片岡篤史の松坂との初対決です。

 ウエブ情報から引用
1999年4月7日、西武のルーキー松坂との初対決で空振り三振を喫した日本ハムの片岡。 片岡は、当時を次のように振り返る。 「甲子園を春夏連覇した松坂のデビュー戦ということで、お客さん、報道陣の数も多かったですね。球場(東京ドーム)全体が異様な空気に包まれていました」 対戦前は「どんな投手なのか」という興味はあったものの、それでも相手は高校を卒業したばかりの投手。片岡自身も含め、日本ハムのベンチには「負けるわけがないという雰囲気だった」という。
 しかし、初回の松坂の投球を見て、その意識が変わった。 「立ち上がりの投球を見て、『これは、ただの高卒ルーキーの投手ではない』と感じました。スライダーは、近鉄で長くクローザーを務めていた赤堀(元之)と同じくらいすごかったですし、西口(文也)や石井(貴)ら当時の西武にいたエース級の投手たちと遜色がないほどの完成度でした。あと、デビュー当時はまだ線が細かったですけど、体の強さも感じましたね」
片岡と松坂の初対戦は、初回二死、走者なしの場面。カウント2-2から松坂が投じたインハイへの155kmの直球を片岡が豪快にフルスイングするも、走るバットは空を切った。

 
『この三振尻もちの、次の打席で片岡は二塁打で二塁に進出も、この後の二人の打者を三振できり取る間、二塁走者の片岡を一切気にせず、振り向きもしなかったそうです。』 この片岡のコメント『凄い投手だと思った。』
を何かの機会に知りました。

「当時、自分は調子がよくて、伊良部(秀輝)の球でも空振りしない自信がありましたし、四球を取ることにも自信がありました(1998年・2000年の四球数はリーグ最多)。普段であれば、あのコースは見逃していると思うんですが、直球が来た時にストライクと思って振りにいきました。あんなふうに足から崩れるような空振りは、現役時代を通じてあまりしたことがないんですけどね。

当時の東京ドームはスピードガンで球速が出にくくて、伊良部でも150kmが計測されることは稀でした。そんな中での155kmですから。『可愛い顔をした兄ちゃんが、こんなにエグい球を投げるのか』と(笑)。松坂はメジャー時代もすごい球を投げていましたが、日本のマウンドで投げた球の中では、最高の球だったんじゃないかと思いますね」

勢いづいた松坂は、デビュー戦で8回2失点と好投し、プロ初登板・初勝利を挙げた。以降もイチローをはじめとした球界を代表する打者たちと名勝負を演じるなど、長らく西武、日本球界のエースとして君臨し続けた。片岡は言う。

「イチローと松坂の対戦は野球界を盛り上げましたし、僕らも松坂と対戦する時は気持ちの入り方が違いました。特に自分は、あのように豪快な空振り三振を喫していたので、余計に気持ちが入っていましたよ」

衝撃のデビュー戦から積み上げた白星は、日米通算170勝。その過程には、2011年のトミー・ジョン手術をはじめ、度重なるケガがあった。「170勝が多いのか少ないのかはわかりませんが、ケガがなければ200勝以上勝てたと思います。近年は佐々木(朗希)にしても、奥川(恭伸)にしても、"高卒投手の1年目は体作り"という傾向があります。仮に松坂がそのようなステップを踏んでいたら、もっとすごい成績を残していたでしょうね」

 最後に、引退を決断した松坂に対しての思いを聞くと、片岡はこう答えた。「苦しかっただろうな......と思いますね。高校時代もプロ入り後も、あれだけの多くの球数を投げ、加えてメジャーや国際大会の舞台でも投げ続けてきました。そうとう肩や肘を酷使してきた投手ですから。引退後はゆっくり休んで、体をいたわってほしいです」

日本代表ではWBCで2度優勝している。 アテネオリンピックの銅メダリスト。 21世紀初の沢村栄治賞受賞者。 ゴールデングラブ賞をパ・リーグ投手最多記録となる7回受賞。
投手として西鉄ライオンズでは2度のリーグ優勝、1度の日本シリーズ優勝に貢献。 ボストン・レッドソックスでは1度の地区優勝、1度のリーグ優勝、1度のワールドシリーズ優勝に貢献した。

MLBメディアでは「Dice-K」と呼ばれた、

ウエブ情報から引用
日本代表では第1回WBCと第2回WBCでエースとして貢献している。
(記事投稿日:2024/11/29、最終更新日:2024/12/08、#973)

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『日本語のこと 3(金水敏氏編集のミネルヴァ書房刊「よくわかる日本語学」で、難しい言語「日本語」を、分かりやすく解析!』

2024-12-07 10:09:20 | 語学・文学・文字・漢字
『日本語のこと 3(金水敏氏編集のミネルヴァ書房刊「よくわかる日本語学」で、難しい言語「日本語」を、分かりやすく解析!』

『最近「地球上で一番難しい日本語」などと、被害妄想的な発想が自分の言語音痴によるものだと分かり、傘寿プラス3でショック、この本で、じっくりと「素晴らしい日本語」の勉強しなおしを!』

中国語圏・漢字語圏とスペイン語圏の20年以上も住んで、生活した傘寿+3爺にとっては、しみじみと思う、日本語は『表意文字の漢字と、表音文字の平仮名+片仮名+ローマ字+略語と濫造される新造語』と、『新聞読むのに苦労する、「カタカナ英語」と「英語略語」の氾濫』しており ”日本人にも” 難しい言語だと被害妄想的な考え方をしていたところでした。

そんな時、国会図書館通いから足が遠のき、通い詰めている地元の市立図書館で見つけた本が、金水敏氏編集のミネルヴァ書房の『よくわかる日本語学』でした。

 ウエブ情報から引用

この本には、
  • 日本語学・国語学を専攻する大学生、またひろく一般読者に向けて書かれた、日本語学の奥深く豊饒な世界を堪能できる入門書。 具体的な例をあげ、日常生活に潜むことばの法則を読み解く。 日本語の定義から始まり、音声、形態、語彙、統語・意味、表現、言語行動、日本語史まで、
  • 第一線で活躍する執筆陣が、それぞれの項目について研究の最前線のエッセンスをやさしく、楽しく学べるように解説。』されています。
[ここがポイント]
◎ 日本語学関係の諸分野(日本語学、言語学、方言学、日本語教育他)を専攻する大学生、関心を持つ他分野の研究者や一般読者に、日本語・言語研究の面白さと言葉の不思議さを伝える
 ◎ 第一線で活躍する研究者が、それぞれの項目について研究の最前線のエッセンスをやさしく、楽しく解説。
この本の目次と執筆陣は、30名の名だたる(錚々たるではない)先生方です。
【目次】
はじめに(金水 敏)
1 日本語の定義
 1 標準語・共通語(高木千恵)
 2 日本語が話される地域(高木千恵)
 3 日本語の話者(高木千恵)
 4 日本語の方言・日本系言語(高木千恵)
 5 日本語の近隣の言語(千田俊太郎)

2 音声・音韻と表記
 1 音声・音韻概説(黒木邦彦)
 2 母 音(黒木邦彦)
 3 子 音(黒木邦彦)
 4 音節構造(シラブル・モーラ)(黒木邦彦)
 5 日本語のアクセント(平子達也)
 6 イントネーション(平子達也)
 7 日本語の表記(深澤 愛)

3 形態論(金水 敏)
 1 動 詞
 2 形容詞
 3 名詞述語・形容動詞

4 語彙論
 1 語 種(岡島昭浩)
 2 和 語(岡島昭浩)
 3 漢 語(岡島昭浩)
 4 外来語(岡島昭浩)
 5 混種語(岡島昭浩)
 6 品詞と語彙(中俣尚己)
 7 オノマトペ(小野正弘)
 8 指示詞・代名詞(岡﨑友子)
 9 新語・流行語(橋本行洋)

5 統語論・文の意味論
 1 統語論概説(金水 敏)
 2 語順とかき混ぜ・省略(金水 敏)
 3 主節と従属節(金水 敏)
 4 条件節(有田節子)
 5 連体修飾節・準体節(金水 敏)
 6 格と格助詞(竹内史郎)
 7 主題・焦点(金水 敏)
 8 動詞文(金水 敏)
 9 形容詞・形容動詞文(金水 敏)
 10 名詞述語文(金水 敏)
 11 取り立て(衣畑智秀)
 12 受身文(志波彩子)
 13 自発・可能(志波彩子)
 14 使役文(鄭 聖汝)
 15 アスペクト(福嶋健伸)
 16 テンス(福嶋健伸)
 17 ムード・モダリティ(金水 敏)
 18 終助詞と文末イントネーション(白岩広行)
 19 疑問文(志波彩子)

6 文章・文体・表現論
 1 口語体と文語体(西田隆政)
 2 話し言葉と書き言葉(西田隆政)
 3 位相と位相差(西田隆政)
 4 話し言葉・書き言葉のスタイル(金水 敏)
 5 役割語とキャラクター(金水 敏)
 6 ヴァーチャル方言(田中ゆかり)
 7 やさしい日本語(庵 功雄)

7 言語行動・社会言語学・応用日本語学
 1 敬語とポライトネス(森 勇太)
 2 命令と依頼(森 勇太)
 3 さまざまなヴァリエーション(高木千恵)
 4 言語変化(高木千恵)
 5 方言と共通語化(高木千恵)
 6 日本語教育(庵 功雄)
 7 国語教育(清田朗裕)

8 日本語の歴史
 1 日本語の起源・系統(五十嵐陽介)
 2 日本語史の時代区分(金水 敏)
 3 古代日本語の資料(乾 善彦)
 4 中世日本語の資料(キリシタン資料)(岸本恵実)
 5 中世日本語の資料(キリシタン資料以外)(岩田美穂)
 6 近世日本語の資料(岩田美穂)
 7 近代・現代日本語の資料(岩田美穂)
 8 音声・音韻の変化(黒木邦彦)
 9 表記の変化(深澤 愛)
 10 形態の変化(金水 敏)
 11 語彙の変化(岡島昭浩)
 12 指示詞・代名詞の変化(藤本真理子)
 13 ヴォイスの変化(岡部嘉幸)
 14 テンス・アスペクトの変化(福嶋健伸)
 15 モダリティの変化(高山善行)
 16 統語構造,構文の変化(高山善行)
 17 敬語の変化(森 勇太)
 18 文章の変化(岩田美穂)
 19 話し言葉の変化(金水 敏)
  20 標準語の誕生(金水 敏)

良い本に出合いましたので、これからも『素晴らしい(世界で一番難しいのではない)日本語を勉強しようと再認識しました。
(記事投稿日:2024/12/07、#983)
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『写真は「一期一会」とか「TPO・テーピーオー」と言うけど! 14』 『不思議な形の素晴らしい夕日を背景にしたヒガンバナ・曼殊沙華』

2024-12-05 21:31:13 | 写真
『写真は「一期一会」とか「TPO・テーピーオー」と言うけど! 14』

『不思議な形の素晴らしい夕日を背景にしたヒガンバナ・曼殊沙華』

この花の異名は沢山、「葬式花、墓花、死人花、地獄花、幽霊花、火事 花、
 蛇花、剃刀花、狐花、捨て子花、灯籠花、天蓋花」等となぜ、これからの
 調査課題! 中国では「曼殊沙華」のみ、日本と日本文化・日本語は不思議!

『この写真では、花の6本のおしべと1本のめしべの区別はつかず!』

茨城県利根町の栄橋付近の堤防のヒガンバナを1000㎜反射式レンズで、撮ったものです。 この『くびれた夕日』は、夕日にフォーカスを合わせていたものを、手前のヒガンバナに焦点を戻したときに、夕日にかかった横一線の細い雲が影響した偶然の結果でした。 これは『一期一会』よりは、レンズの構造のなせる業でしょうか。


ヒガンバナ(彼岸花、石蒜)は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)。 原産地は中国大陸で、日本では帰化植物に分類。分布は日本全国、秋の彼岸(9月)の頃に、花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花を咲かせ、秋の終わりに葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという、多年草としては珍しい性質を持っている。 地下の鱗茎(球根)に強い毒性を有する有毒植物であるが、かつて救荒植物(きゅうこうしょくぶつ)として鱗茎のデンプンを毒抜きして食べられていた。
救荒作物
飢饉、戦争その他で食料が不足した時に、その不足をしのぐために間に合わせに食料(救荒食)として利用される植物

この花の異名、
『日本では各地方のみで通じた異名が派生し、別名・地方名・方言は数百から1000種以上あると言われている。「葬式花、墓花、死人花、地獄花、幽霊花、火事花、蛇花、剃刀花、狐花、捨て子花、灯籠花、天蓋花」などがその例で、不吉な別名が多く見られる。 それに加え、開花時に葉が無く花と葉を同時に見られないため、葉見ず花見ずの別称も有する。』 

この花の原産地は、漢字の国・中国ですが、日本では、これほど多くの呼び名が付きました。 表意文字・漢字と、ひらがな、カタカナ、ローマ字を使いこなす日本は凄いと思います。

昔は、この花の異名の一部を聞いていましたので、良い印象は持っておりませんでしたが、最近は、この花・ヒガンバナ・曼殊沙華を、被写体で見るようになって大きくイメージが変わりました。 
(記事投稿日:2023/12/05、最終更新日:2024/12/05、#705)



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『地球上で一番難しい言語・日本語(表意文字と表音文字の混合)2』 『日経新聞の社会蘭の見出し「戸籍に読み仮名」「自字体負胆重く」「膨らむ経費、不満も、国は読み指針提示へ」、と万事が万事、大変な日本語』

2024-12-05 17:03:31 | 語学・文学・文字・漢字
『地球上で一番難しい言語・日本語(表意文字と表音文字の混合)2』

コロナ禍で苦労した日本語でのデータ入力、20241202日経新聞の社会蘭の見出し「戸籍に読み仮名」「自字体負胆重く」「膨らむ経費、不満も、国は読み指針提示へ」、と万事が万事、大変な日本語』


 ウエブ情報から引用

日本語の難しさが、縦割りの多組織、多規則に絡み、あらゆる方面で大変な事態を引き起こしています。 何事も終わった時点でリーダーが原点に戻って総括して、次代に引き継いでいく習慣が大事かと思います。 事後の総括と公開は必要不可欠です。 さらに必要なことは、何事も、いつも『ヒト・モノ・カネ・時間』の数値化です。

『苦労した理由は、詩歌・文学に優れた日本語は「①表意文字の漢字プラス、表音文字の②ひらがな、③カタカナ、④ローマ字、と⑤自由に濫造される新造語」』 

『更に漢字の読み方で人の名前の場合は「⑥その漢字の読み方は出生届では自由」、おかしな名前が増えた理由がこれ、不思議な国

日本語には、ひらがな、カタカナがあり、漢字については常用漢字表(2136字)と人名用漢字表(863字)の合計2999字であれば、自由に組み合わせて使えます。 さらに、戸籍の名の欄には漢字の読み方が記載されず、出生届に「よみかた」があるだけです。 しかも、その「よみかた」には制限がないため、難解な読み方や、いわゆる キラキラネーム を付けることができるのです。 『漢字を名前に使用する場合は、どんな読み方でもよい』などと、誰が決めたのでしょうか?』
『最近の新聞記事には、中国人と韓国人の名前表示の後にはその国の読み方が、カッコ内にカタカナで表示されています。 日本語読みで個人名を呼ぶことは外国では通じませんし、できません。』


『まだある、日本語には、漢字の読み方に音と訓がある、と理解していたが、実は漢字にはそれとは別に⑦「名のり」が、難しさを!』

漢字の読み方に音と訓がある、と教えられましたが、実は漢字にはそれとは別に「名のり」、つまり人の名前に限って慣習的に使われてきた読み方があります。それを加えると漢字には音、訓、名のりの3つの読み方があるわけです。
 たとえば「夏美」という名前は誰もが「ナツミ」と読みますが、このように美をミと読むのは、音でも訓でもなく、名のりです。美は音で「ビ」、訓で「うつくしい」、そして名のりで「うま、きよし、とみ、はし、はる、ふみ、み、みつ、よし、よしみ」という範囲の読み方があります。女性の名前に「美」の字が入ったら、ほとんど名のりの中の「み」の読み方になるわけです。同じように女性の名前に「乃」の字が入れば、必ずと言っていいほど名のりの中の「の」の音で読みます。


文字自体に意味があるのは漢字の表意文字だけ、現在漢字を使っている国は、世界200ケ国の中で中国と日本だけ!

『中国は「表意文字の漢字だけ」であったが、①漢字と、②「ピンイン・拼音」と、③アルファベットで、AI・IT大国に大発展を』

現在漢字を使っている国は、世界200ケ国の中で中国と日本だけです。 現在の韓国、および北朝鮮では、建国後に両国それぞれが行った漢字廃止政策によりハングル(チョソングル)のみでの言語表記に転換された結果、漢字の使用は韓国では限定的な範囲にまで縮小され、北朝鮮ではほぼ全廃されています。

今後の調査のためにウエブ情報を備忘録にしました。 ご放念ください。
『戸籍にこれまで記載がなかった氏名の「読み仮名」を必須とする改正戸籍法などが2日、参院本会議で、自民、公明、日本維新の会、国民民主各党などの賛成多数で可決、成立した。 2024年度にも施行され、全国民が施行後1年以内に本籍地の市区町村に届ける必要がある。 いわゆる「キラキラネーム」など漢字本来と異なる読み方は「氏名に用いる文字の読み方として一般に認められているもの」との基準を設けた。

記載は片仮名で、新生児らが初めて戸籍に載る際は併せて読み仮名を記す。その他は戸籍筆頭者が氏名、筆頭者以外が名前に関し届ける。書面か、マイナンバーカード取得者向けのサイト「マイナポータル」を使った届け出を想定する。
「一般に認められている」の基準の詳細は法務省が今後、通達で示す。①漢字とは意味が反対②読み違いかどうか判然としない③漢字の意味や読み方からはおよそ連想できない――といった読みは許容しない方向で、具体的には「高(ヒクシ)」「太郎(ジロウ)」などは認められない見込み。常用漢字表や辞書に掲載がない読み方の場合も、届け出人に説明を求めた上で判断する。

届け出を促すため、市区町村は住民票などで既に把握している読み仮名を通知する。1年以内に届けがなければ、職権で記載する。
今後は膨大な受理業務に対応する自治体の負担軽減が課題。高齢者や障害者ら届け出が困難な人への支援も必要となり、衆参両院の委員会は、付帯決議で「十分な配慮」を求めた。

行政事務のデジタル化に向け、読み仮名を記載して個人データの検索や利活用を容易にすることが狙い。マイナンバーカードの海外利用で氏名をローマ字表記する必要があることも踏まえた。〔共同〕

法務省は8日、2025年5月以降に始める戸籍の読み仮名の登録について、市区町村から通知された読み仮名が正しい場合には届け出を求めないと発表した。これまでは新たに届け出をするよう求める方針だったが、事務負担の増加を懸念する自治体側の要請を受けて変更した。


戸籍に氏名の読み仮名を記載する改正戸籍法は25年5月に施行する。施行にあわせ市区町村は住民票を参考にした読み仮名を郵送で通知する。通知に記載された読み仮名が正しければ届け出は不要となる。
読み仮名が間違っていた場合は、市区町村の窓口やマイナンバーカード所有者の個人向けサイト「マイナポータル」で届け出る。
牧原秀樹法相は8日の記者会見で「本制度の円滑な実施には全国の市区町村の理解と協力が不可欠だ。今後の運用について市区町村にできるだけ早く情報をお届けする」と述べた。
【関連記事】

キラキラネームどこまで認める?「一般的な読み方」と戸籍法で規定へ
氏名の読み仮名が新たに戸籍に加わる。これにあたり、法制審議会の部会は2日、名前の読み方は「一般に認められているものでなければならない」という規定を戸籍法に設ける案をまとめた。「キラキラネーム」などを具体的にどこまで認めるかは、社会で「慣用」されているかという観点で個別に判断される。政府は法制審の答申を経て、今国会に戸籍法改正案を提出する方針だ。
 戸籍の元データとなる出生届には今でも氏名の読み方を記入する欄があるが、法的な裏づけはなく、戸籍には記載されてこなかった。政府は、2024年に海外で利用が始まるマイナンバーカードへのローマ字表記や、行政手続きのデジタル化促進のため、読み仮名もカタカナで戸籍に追加することにした。
 読み仮名の許容範囲を検討してきた法制審部会は最終的に、①戸籍法に規定は設けず、差別的、ひわいといった権利乱用や公序良俗に反するものでない限りは認める②戸籍法に「氏名として用いられる文字の読み方として一般に認められているものでなければならない」という規定を設ける――の2案を検討。国民へのアンケートで最も支持された②案の採用を決めた。
名前に使える漢字は戸籍法の施政規則で定められており、出生届などを受け取る自治体の戸籍窓口が審査してきた。読み方も法制化されれば、併せて審査の対象となり、認められなかった場合は家裁に不服を申し立てられる。
ただ、「一般の読み方」か否かを判断する具体的な基準や例は示されなかった。既に一定程度使われている「海(マリン)」などは認められる可能性がある一方、「光宙(ピカチュウ)」や「七音(ドレミ)」は、社会に受け入れられ、慣用されているかという観点で個別に判断される。
 政府は今国会で改正法が成立すれば、24年度中に施行したい考えだ。

名前の読み方は、漢字の音、訓、名乗りの3つの読み方のいずれかになっていれば正しい読み方になります。名前の読み方については特に法律上に定められていませんので、「どう読ませてもいいのだ」と誤解する人もいますが、戸籍関係の法律というのは刑法とちがって、手続き、実務について定めたものであって、常識はずれのことをする人を想定して罰するためのものではないのです。

私たちは学校では、漢字の読み方に音と訓がある、と教えられましたが、実は漢字にはそれとは別に「名のり」、つまり人の名前に限って慣習的に使われてきた読み方があります。それを加えると漢字には音、訓、名のりの3つの読み方があるわけです。

 たとえば「夏美」という名前は誰もが「ナツミ」と読みますが、このように美をミと読むのは、音でも訓でもなく、名のりです。美は音で「ビ」、訓で「うつくしい」、そして名のりで「うま、きよし、とみ、はし、はる、ふみ、み、みつ、よし、よしみ」という範囲の読み方があります。女性の名前に「美」の字が入ったら、ほとんど名のりの中の「み」の読み方になるわけです。同じように女性の名前に「乃」の字が入れば、必ずと言っていいほど名のりの中の「の」の音で読みます。』
(記事投稿日:2024/12/05、#982)

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