「レンジで簡単ローストビーフ!」
本日は、日本ではなくイタリアの話です。
今時期、毎年日程は変わりますがイタリアでは「謝肉祭」が催されます。
水の都、イタリア ヴェネツィア(ヴェニス)の観光の目玉、「仮面に象徴される”お祭り”」は世界的に有名ですよね。
さて、実際に私がベネツィアにいたのは、その時期よりも後、しかもあいにくの雨天で広場や階段が浸水している日。
「ハレの日に来ればロマンチックなのに…」と現地の人は、私に残念顔でした。
ベネツィアンガラスで有名な島、ワインのソアベ、魚介のフリット、ゴンドラの上で唄…ツアー旅行ではそうですよね。
私はというと、冷たい牢獄、拷問の内容、広場の水没。そして、千歳あめのような棒キャンディーを食べました。
(一応…レストランでも食事してます)
「トローネ」という、チロルの中に入っている白いヌガーのような飴。
柑橘系のフルーツが入っていて食べやすいものが普通なんでしょうが、
寒さで非常に硬く、石壁に叩きつけて砕いて舐めました。
お祭りとは結びつかないカーニバルの後のヴェニスでの話です。
さて、私はトスカーナで留学していましたので、カーニバルのお菓子といえば「キアッケレ!」
下の写真は、日本で行ったなった「カーニバルパティー」です。
24歳の頃でしたか?…2年連続で催しました。
お帰りのお客様を撮りたいのだと思い、レストランスタッフとしてその邪魔をしないつもりでしたが写ってましたね(^_^;)
「キアッケレ」とは「おしゃべり」という意味。
花の都、トスカーナ フィレンツェでは、その形状から「チェンチョ=雑巾」と呼ばれます。
小麦粉の生地を薄く延ばして、油で揚げたお菓子です。
素朴で薄いかりんとうのようなもの。
揚げた後に粉砂糖を振りかけて、おしゃべりしながらつまみます。
他にも、アマレットリキュール(杏仁の香り)のクッキーやココアの風味のパンプリンリンゴのトルタetc…様々なお菓子を食べます。
40日後のイースター(復活祭)が来る頃には、待ち望んだ春が来ます。
フィレンツェ2月は日本人の低い鼻(私の鼻)では呼吸をするのも痛く、鼻水が凍るほどの寒さでした。
毎日、勉強、勉強!そしてロングコートでも厳しい冬だったから、春の訪れが待ち遠しかったです。
本来は、キリスト教で四旬節という断食のもののような時期の前にある、羽目の外せるハレの期間のこと。
キリストの受難に供え、肉を断ち慎み深く過ごす期間でしたが、
飽食の現在では、それは修道院でしか守られておらず、”お祭り”の風習のみ残ったようです。
その昔は、肉を断つ前に、思う存分ごちそうを食べて騒ぎ、備える意味があったのでしょう。
ヴェネツィアでは、15~16世紀頃から仮面を付けて自由を楽しむようになりました。
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