平田の夏祭りは7月14日から次々毎日どこかの祠で行われ、20日21日が出雲3大天神の(松江、来待)一つの平田天神祭りです。天神祭りというより今は一式飾りのほうが通りがいいかもしれません。その後、7日平田七夕。15日盆踊りと続いていました。
ところが20数年前に「平田祭り」が企画されるようになり、いわゆる産業祭りぽいどこでもあるような祭りが始まり、それまでの単独の「たなばた」が吸収されました。しかし、どこも同じように低調が続き、昨年から天神さんの祭りにドッキングしてしまいました。最後は神頼み?
伝統行事というのは宗教や、住民が自発的に守ってきたものです。これに新たな祭りを入れたことがおおいな疑問です。平田七夕は大正の頃から川に仮装船を浮かべ華やかな雰囲気でしたが、川が浅くなり昭和30年代に中断していましたが、30年ほど前に復活しました。今度は陸舟に変えての七夕でした。これは地域振興のため『平田七夕」として地域発信し続けることが大切でした。「平田祭り」というあいまいなコンセプトが伝統の衰退につながったと思っています。大東は決して「大東祭り」にしないでしょう。
昨夜は、陸の仮装船のねり歩きがありました。盛期には川船含めて32隻が出ましたが今は10艘ほどになりました。子どもの少ない町内は出なくなりました。少子化の影響がここにも現れています。小学生の各クラスがが作った小船5艘が特別参加でほっとします。船が今日の写真は七夕船です。