今日から被害者支援員養成講座が始まりました。主催は島根被害者サポートセンターです。募集に対して28名の応募がありました。ありがとうございます。
応募動機を聞かせてもらうと熱意がひしひしと感じられ、これからの支援活動が活発になるように感じました。理事長の挨拶の後支援活動の歴史の講座を持たせていただきました。
日本の被害者支援は本当に動き出したのは2000年からだと思います。DV法、ストーカー法、児童虐待防止法、いわゆる被害者保護2法などがこの年に集中しました。それまで、岡村先生が中心になっての運動の一部がが実現した年です。また、この年に被害者家族会「あすの会」が結成されました。
まだ10年も経っていません。犯罪被害者等基本法により被害者支援は成文化されましたが、実質は民間が、お金を集め、専門家達がボランティアで参加する実態はなんらかわっていません。記者の人が何が一番言いたいのか聞かれましたが、当然「お金」といってしまいました。
せめて加害者にかかる費用の消費税分ぐらいは被害者支援に回して欲しいと思います。国民の安全を守るのは国家の責任だと思います。しかし守りきれなかったのもまた国の責任です。写真は今日の研修会の様子です。