今日部屋を片付けていたら
こんなものが出てきた
「声の郵便」です
私の家は昭和36年頃まで3代に渡り特定郵便局をしていました
昭和33年頃だったと思いますが、郵便局に録音装置が来たのでそれを家に持って帰り、家族で録音したのを覚えている
まっさらな柔らかなドーナツ版が回り、マイクで吹き込むと針が盤面を削って溝ができ録音できた
削りかすが糸のように針に絡んでいく様子が面白かった記憶がある
それをレコード盤に仕上げます
今のCDに吹き込むのと同じことです
それを封書に入れて「声の郵便」として送るわけです
当時一般の人が自分の声をレコードで聴くというのは画期的なことでした
出てきたのは3枚
姉の国語の本読み、歌、家族の会話、私の教科書の詩の朗読などが入っています
しかし、もうひび割れがひどく聞くことはできないと思います
中学生の頃だったか時々ちょっと入っている6年生の時亡くなった父の声を聴いていたことを思い出しました。
もうテープレコーダーも幻になりつつある
今のCDもいずれその日を迎えるようになる日も近いかもしれない