晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

山深き奥三河へ

2021-07-15 06:14:28 | じねんじょ
昨日は現地での滞在時間より長いくらいの時間をかけて、
三河の山奥の地を訪ねました。
そこは豊田市内であるが長野県や岐阜県境に近い稲武と旭地区です。
犬山からは多治見と恵那を経由して裏から入る感じで、
片道だけでも70kmぐらいあったんじゃないかな。

何でそこまで行くのなんだが、
稲武に愛知県中山間農業研究所があって、
じねんじょ「夢とろろ」に関わる研究開発をしているのと、
隣の旭では県内最大となる6000株を栽培している農園を見学することでした。

県内の自然薯生産部会の代表者と担当JAによる現地研修会でした。
総勢30人くらいいたか。
2年後にじねんじょ専用ワンタッチ肥料を商品化すべく、
圃場では成分の異なった肥料で試験栽培しています。

じねんじょは5月に種イモを定植してから11月下旬の収穫まで、
半年間の栽培期間があり、
蔓葉と薯の肥大に合わせて適期に養分を与えるのがベストです。

ほとんどが白黒マルチで畝全体を覆っているため、
追肥するとなるとマルチを剥がして行わねばならず、
一回の元肥えで解決するワンタッチ肥料を開発しています。

部会の研修畑でも一畝分を試験肥料を施して検証しています。
またマイ畑では各種成分肥料を畝に埋設し、
2週間ごとに回収して成分の流出量を計測するため協力しています。

旭では生産農家の栽培畑を訪ねたが彼は若い。
自分の子供より若い40歳という。
今年は彼が県協議会の会長にもなってくれ頼もしい限りです。
種イモを育てる「網室」を自前で2棟持ち、
その苗でじねんじょを6000株育てている。
勿論これだけで生活を支えれる農業とはいかず、
大規模な稲作もやっているとのことだが、
多く山間を地での未来の農業の在り方を見せてもらいました。

6時に帰宅したとたんに雷鳴と土砂降りとなり、
幸いに行程中が無事に行脚できたことは良かったです。

< 葉青き薯研きし奥豊田 >

コメント (1)
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