コロナの大蔓延は残り少ない人生を送っていた世代の、
貴重な時間を奪っていました。
2019年から4年ぶりにクラス会の開催です。
たまたま今回は幹事を担っていて、
毎年のように中止や延期など難しい判断をしていた。
そしてもういいだろうとようやく決断して昨日に至った。
ただこの間に常連で元気印だったT君が突然亡くなったり、
夫の介抱で家を空けれないとか膝が痛いなど、
急速に人生環境が悪化していることが伺え、
参加者はいつもの2/3になってしまった。
思えばこのクラス会は57年前の高校三年の仲間たちの集いです。
私たちと10歳も違わなかった若くて可愛かった恩師は、
既に60歳過ぎに亡くなっており、
我々が還暦から再開したクラス会には一回も出席できていない。
団塊の世代だったから55人ものクラスだった。
もう何人も物故し音信が取れない人もいる。
それでも11人の仲間が集まってくれ、
これからの健康と前途を誓い合うことができました。
生憎写真を撮り忘れてここからは二次会で、
レストランの近くで革工房を開いているI君の工房へ押しかけた。
先ずはワインとコーヒーで再乾杯です。

私がいつも愛用しているバッグはここで作ってもらいました。
70歳から始めた革工房だけど彼の革にかける思いの強さは、
多くのお客さんや革仲間を引き付けている。
簡単に出来るキーホルダーづくりを実演してもらいました。

70歳になってからでも人生を悔いなく輝かせれることを、
教えてもらった一日でした。
< 晩秋に幾年経れど仲間たち >