風吹く豆腐屋

内容はいろいろ。不定期更新中。

アンフェア

2009-07-26 01:09:48 | Weblog
うちの塾は「個別指導」の塾で2対1で授業を行います。

授業とは言っても講義するわけではありません。
家庭教師みたいなもんだと思ってもらえればいいです。
それが1対1でないだけです。

当然、時間はなるべく均等に配分し、不公平にならないようにしなければなりません。

上からもそう言われていますが、
僕の場合、自分の中のルールを守るために、いつも気にしています。

僕はお金に対してある種の強迫観念を持っています。
だからこそ、見返りにお金をもらうサービスに不平等があってはならないと思っています。


 * * * * * * * * * *

今日は、生物をみてくれといわれ、嫌々行きました。
自分のほかに理系生物受験がいないので、致し方なく・・

生物を教えるのはバイトを始めて以来、初めてでした。

生物を見る生徒は、体験入塾の可愛い女の子でした。
もう一人の生徒は男子高校生で、科目は英語でした。

生物の女の子は体験入塾だったので、
入りたいと思わせなければならないと必死でした。
生物はもともと絶望的に出来なかった上、久々だったので、さらに必死になりました。
苦戦している遺伝の問題が実はセンターの問題だと分かり、さらに焦りました・・(苦笑

そんなんだったので、
もう一人の男子生徒はほとんど放置したまま1コマ終了してしまいました。
っていうか、何の指導もしてない。

・・どう見ても不公平。あまりに酷い・・。



反省したのは、不公平だという点にとどまりません。

・・自分に自信が無かったんです。
女の子が可愛かったからこうなってしまったんではないか、と思って。


いや、立場が逆だったとしても、
僕は生物を持ってきた生徒にかかりきりになってしまったに違いない。

そう思って、自分の不安を打ち消しました。



でもその後でふと思ったんですよね。

生物見られるのが自分しかいないってことは、
もしあの子ら入塾したときに生物を取れば、確実に自分が見ることになるわけで―。



少なからず喜んでいる自分に気がつき、確信しました。

僕は今日ひいきをしたと。

全く・・これだから男と言う生き物は・・


なんか色んな意味で情けない一日でした。