2月に入り、もう一週間経ちました。中1,2年生は学年末テストが、中3生はいよいよ受験本番が、それぞれ近づいています。
インフルエンザもかなり流行っていますね。
予防注射受けたとしても、絶対にかからないというわけではないようですよ。受けた人も受けなかった人も、うがい・手洗い、そして、夜はしっかり睡眠をとって十分に気をつけてくださいね。
今回は暗記について書いてみたいと思います。テストで暗記は避けられませんが、「暗記が苦手・・・」、「覚えられない!!」という生徒は意外と多いです。
単語にしろ、漢字にしろ、社会の用語にしろ、ノートに何度も書いたりして一度は覚えたのに、時間が経つと忘れてしまう・・・そんなことはないでしょうか。
苦手だと自覚している生徒たちによく聞いてみると、ほとんどの子が、「一度覚えたら覚えたものだ」と思い込んでいることに気付きます。
暗記のやり方が間違っているのです。
もちろん、中には、暗記が大の得意で、一度でしっかり覚えられる人もいますが、なかなかそうはいきませんね。
では、暗記はどんな風にやったらいいでしょうか?
まず、暗記は一度で終わらせないことです。
つまり、繰り返す必要があります。ただし、この繰り返し方にちょっとしたポイントがあります。一度覚えたら、少し時間を置いてからまた繰り返す、これが確実に記憶にとどめる方法です。
たとえば、単語を10個覚えようとしているとしましょう。
1個当たり、10回でも20回でも、まずは何度も書いて覚えますね。
単語10個分やり終わったら、一度テストしてみます。
もし、その時に書けないものがあれば、また何回か書いて練習します。
これで、一日目の暗記の作業は終了です。
でも、これで大丈夫ではありません。このままでは、確実に脳から抜けます。記憶するために、脳は何度か同じ情報に繰り返し接しないといけないそうです。
それで、一度覚えたら時間を置いてまた繰り返すことをしないと忘れてしまうのです。
では、いつ繰り返しますか?
脳科学的には、覚えた直後に繰り返してもあまり効果がないそうです。忘れる前に思い出す作業をすることが大切だそうです。
たとえば、先ほどの単語の暗記の場合は、覚えた作業の次の日、または、2日後ぐらいに同じことを繰り返します。
といっても、また一から全て単語を書いて覚えるのではなく、はじめにいきなりテストをします。
そこで、書けなかったものに限り再度練習して覚えます。また、次の日か2日後に同じようにテストして確認します。書けないものはまた練習。
また、次の日か2日後に・・・と何回か繰り返すうちに、全ての単語がほぼ確実に記憶されます。
このように、忘れる前に何度も繰り返すならば、脳の方も長期的に記憶すべきものとして認識して、本物の記憶になっていきます。
人によって、どれくらいこの暗記作業を繰り返すかは違います。
単語は覚えられても、社会の用語は覚えづらい・・・人もいるでしょう。それは、ケースバイケースで、特に苦手なものは、しつこいくらいに、根気強く暗記作業をしてみてください。
人と比べないで、自分にがっかりしないで、やり続けましょう。暗記に大切なのは、繰り返すこととあきらめないこと。何回かかったとしても、あきらめずにやり続ければ、必ず身についていきますよ! がんばって!!