親子間認識の温度差

2012-02-27 22:02:04 | 学習塾・勉強の仕方

この時期、多くの保護者の方と面談する機会があります。

 

その多くが生徒を交えた三者面談の形となりますが、そこで少なからず面白い現象が見られます。

 

私は、ごく一般的な話として、学校の成績算定の仕方を中心に、これがうまくいくために何をどうすればよいのかを具体的に解説するようにしています。

 

その際、話の順序として、今現実に目の前に座っている生徒(保護者からすれば、自分の子供)が、何をどうやっているか、言い換えれば何をどうやっていないかを一つ二つ明らかにしながらこれを進めます。

 

そして、この過程で、多くの保護者の方が、子供が学校の提出物をどれだけの率でこなしているか(こなしていないか)が分かります。

 

ここで、保護者~多くがお母さん~の顔色が変わります。

 

例えば、その場で「今現在、何の科目のどんな内容の提出物の課題がでており」「尚且つそれらをやり終えていないか」、或いは「提出期日の過ぎた未提出物の数がどれだけあるか」がわかったとき、お母さんは子供に向かって「え~っ!あんた、提出物は全部出してあるってあれだけ言ってたじゃないっ!」と、顔色を変えます。これに対し、子供は大抵開き直ったり、尚「出してるよっ}などと哀しい嘘を吐いて、ここで若干の言い争いになったりします。

 

そういう光景は、決して珍しいことではありません。

 

中には、子供が提出物を出していないことを承知していて、それに関して特に問題意識をお持ちでない方もおられますが、その場合は別として、保護者としてはここはやはり驚き、そして子供に問うことの方が自然ですよね。

 

私が言いたいことは、それくらい学校の提出物に関する親子間の認識には開きがあるということで、しかし、これが成績算定に及ぼす影響は極めて大きいので、塾側としましては、ここで少しくらい親子間で言い合いや言い争いになろうとも、これをキッカケに今後の改善に役立てるべく、ここで問題を明らかにしておいたほうが、そうしなかったよりも、遙に意義があることでもあります。

 

 


 

 

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