このところは、私立中入試、中学校の学年末テスト、公立高校の前後期選抜などが続き、極めて慌しい日々を過ごしていました。
そのため、ここに記事を書く時間が取れず、何日間か放置状態にしてしまいました。
慌しい日々はまだ終わらず、これから学年末試験を迎える公私立中学校や高校がまだ控えていますので、一息つく暇はありません。
こうして試験を迎え、これに取り組む生徒たちを見ていて、毎年思うことを、今年は更に強く感じています。
それは「後悔」です。
毎年のことですが、目の前に試験が迫っていない生徒の多くが、試験そのものを自分とは全く無縁のものとでも感じるのか、誰が何を言おうと、全く真面目に受け止めません。
真面目に受け止めようが受け止めまいが、しかし試験は誰にも平等にやってくるんだよ、その時になって後悔する例をこれまで幾つ見てきたか、などということを、それこそ飽きるほど言うのですが、それでも駄目です。
そういうパターンが、年を追う毎に増えてきたように思います。
去年は「今年は最悪だ」と感じたのに、今年は更にそれを更新する勢いでした。
しかし、勿論中にはそのような浮ついたところのない生徒も居ます。
普段から慌てず騒がす、その時々でやるべきことを静かに、そして着実にやってのける生徒です。
そういう生徒は、そういう資質を元々持っているのかもしれませんし、それに加えて更に学習指導をしていくのですから、これは力が伸びないわけはありません。
問題は、そうではないグループですが、しかし面白いことに、そういう生徒たちも、ある時期からはほぼ確実に変わっていくのですから、それが分かっている以上、私たちの方から諦めてしまうことは絶対にありません。
現実的な対策としては、彼らが「変わり始める時」を、如何に早い方へ持って行くかということではないかと思います。
徒に何でもかんでも早ければよいというわけでは勿論ありませんが。