アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

当ブログへようこそ

 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

 これが、当ブログの主張です。
 詳しくは→こちらを参照の事。
 「プレカリアート」という言葉の意味は→こちらを参照。
 コメント・TB(トラックバック)については→こちらを参照。
 読んだ記事の中で気に入ったものがあれば→こちらをクリック。

発熱患者を3時間半も外で放置するな!

2023年01月05日 05時32分00秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
(第1幕)
実は一昨日(1月3日)から咳と鼻水が止まらず、今朝、体温計ったら37.3度ありました。そこで昨日(4日)の午前中に近所のクリニックに行ったのですが、診察してもらえませんでした。
発熱患者はクリニックの建物ではなく、外の駐車場の中にある発熱外来のテントで受付してもらわなければなりません。テントをノックしてスタッフに声をかけて診察してもらう仕組みになっているのですが、うっかりノックするのを忘れていました。
勿論、私にも言い分があります。テントの外には既に20人ぐらい行列が出来ていて、最後尾は駐車場の外にもはみ出していました。そこには注意書きの看板もありません。
これでは誰しも並んでいたら順番で診察してくれると思うでしょう。実際に私と同じ最後尾にいた数人も、受付終了後に初めて看板の存在を知ったと言っていました。
そんな大事な事なら、もっと目に付く所に、もっと分かりやすく書くべきです。次の診察受付開始は当日16時からなので、そこにまた並ぶ事にします。
 
(第2幕)
16時前に体温計ったら36.9度でした。一応37度以下なので平熱の範囲ですが、元々感度の悪い安物の体温計で、37度近くの数値が出る事なぞ今までなかったので、少し心配です。
発熱外来のテントには16時20分に来ました。まだ受付開始から20分ぐらいしか経っていないのに、もう20人以上も前に並んでいます。
今度はテントで受付を先に済ませましたが、「体温37.5度以下の場合、治療には保険適用されない」と言われました。そんなん聞いてないぞー!それでも背に腹は変えれないので、診察だけでもしてもらう事にします。
 
(第3幕)
段々腹が立って来た。16時20分に並び始めてから、もう1時間経つと言うのに、まだ前には15人ぐらい並んでいる。その間ずっと寒空の駐車場で突っ立ったまま。これでは風邪を余計にこじらせてしまう。わざわざコロナに感染しに来たようなものだ。
せめて整理券ぐらい配れよ。そうしたら、順番待つ間にトイレに行けるし、近くのコンビニで買い物済ます事も出来るのに。この国の発熱患者に対する扱いは、ホームレスに対する扱いと同じだ。
 
(第4幕)
18時15分を回ってからようやく列が前に進み出した。それでもまだ10人ぐらい前にいる。現在、快晴で気温7℃。これからますます寒くなる。
それにしても看護婦の態度のムカつく事。自転車で乗り入れた患者に「ここは駐車場だから自転車は外に」と。かまへんやないか。自動車の出入りの邪魔にならない場所に止めているんだから。そんな事より、患者を寒空の中に放置している事の方が、よっぽど問題だと思うのだが。
 
(第5幕)
20時前になってようやく私の番か来た。問診票に体温や今の症状を記入した後、改めて体温測定。今でも少し熱っぽいのに、36.3度しか無かったのが意外だった。ちゃんと計ってくれたのだろうか?その後、アクリル板の向こうから医師が聴診器を差し出して聴診。
医師によると、「体温が37.5度以上でなければPCR検査も実施出来ない」のだとか。「コロナだともっと高熱が出るので、多分、コロナの心配はないだろう」とも。
取り敢えず咳止め、鼻水止めの薬を処方してもらう事にした。これからまだ薬をもらい、支払いが済むまでは帰れない。それまで外で待機しないといけない。わざわざ寒空の下で3時間以上も並ばされた挙句に、たったこれだけの処置で終わった。これでは自分で薬局で市販薬買ってしのぐ方がはるかにマシだ。
 
(第6幕)
結局、聴診だけの医療行為に対して3150円も治療費を請求された。「高すぎるのではないか?」と看護婦に聞いたが、「夜間診療と2類感染症(コロナ)絡みで通常の治療費よりも高くなっている」と返された。
領収書には項目別に診療報酬の値段が書かれているので、それを見たら、総点数1049のうち「2類感染症患者診療加算」が250、その1行上の「院内トリアージ実施料」300まで含めると合計550にもなる。
「トリアージ」とは治療に優先順位を付ける事だ。飛行機事故の救援現場などで、先に治療しなければならない重傷者から病院に搬送し、軽傷者は後回しにする事が行われて来た。それがトリアージだ。
この2項目を合わせると、診療報酬の総点数に占める割合は52%余にもなる。「この病院はコロナ治療で大儲けしている」との噂が絶えないのも納得出来る。
 
(第7幕)
コロナ治療の現場でも、限られた医療資源の中で、体温37.5度で線引きし、それより体温の高い患者から優先的に治療される。
それ自体に異を唱えるつもりはない。しかし、じゃあ体温37.4度の人は重症ではないのか?人にはそれぞれ個人差があり、中には36度台でも病状がつらい人がいる。それに、ひょっとしたら、この37.5度以下の集団の中にも、コロナ患者が潜んでいるかも知れないじゃないか。
だったら、重症者から先に治療するのは良いとしても、保険適用自体は別に37.5度で線引きせずに、患者全員を対象にし、対象者全員にPCR検査を実施すべきだろう。
 
(第8幕)
別にコロナで儲けようと構わない。患者をちゃんと治療してくれるなら。ところが、この病院はそうではない。発熱患者を3時間以上も駐車場の寒空の下で放置し続けた。そのくせ、自転車の置き場所まで患者に難癖つけて。
確かに、このクリニックのやっている事は違法ではない。ちゃんと法律に則って、発熱患者を隔離診療しているのだから。
でも、法律以前にもっと重要な事をこのクリニックは忘れている。それは「医は仁術」という事だ。その気持ちさえあれば、患者を外の寒空の下で3時間以上も放置したりはしない。このクリニックにとっては、「医は算術」でしかないのだろう。
 
(第9幕)
大事を取って今日(1月5日)も1日会社を休む事にした。昨日の公休日のうちに治しておけば、こんな事にはならなかったのに。病院に行って逆に症状を余計にこじらせる事になるとは思わなかった。
取り敢えず今日の所は、昨日もらった風邪薬を服用して1日様子を観る事にする。それで症状が治らなければ、昨日行ったクリニックに夕方からまた行く事にする。今行っても外に放ったらかしにされた挙句に、ろくに診てもらえないのが目に見えているから。
 
(第10幕)
それにしても、薬の種類の多い事。総合感冒薬以外に、のどの痛み止め、痰の排出促進薬、咳止め、鼻水止めと5種類もあるのだから。それぞれ服用のタイミングや用量が違うので、処方箋と首っ引きで服用しなければならない。この薬代だけで1380円もかかった。勿論、昨日の診察代3150円とは別だ。
何故、こんな薬の出し方をしたのか?ろくに診察もしてないので、それを薬でカバーしようとしているとしか思えない。薬の収入は全てクリニックに入る。さすがは「医は算術」のクリニックだけある。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする