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23分間の奇跡―改憲後の日本

2013年05月06日 23時42分43秒 | 戦争・改憲よりも平和・人権
23分間の奇跡 (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社


『23分間の奇跡』(にじゅうさんぷんかんのきせき、原題:『The Children's Story』)は、ジェームズ・クラベルの短編小説。1963年に書かれ、1981年に出版された。翻訳は青島幸男。
この小説は1982年にアメリカでテレビドラマシリーズ『モービル・ショーケース』の一エピソードとしてドラマ化された。このドラマでは教室に送られてくる教師の役を、本作の後書きに登場するクラベルの娘ミカエラ・ロスが演じている。
この作品をもとに、フジテレビドラマ『世にも奇妙な物語』で映像化された。放映日は1991年12月26日。主演は賀来千香子。(以上、ウィキペディアの解説より)
http://ja.wikipedia.org/wiki/23%E5%88%86%E9%96%93%E3%81%AE%E5%A5%87%E8%B7%A1

動画版もデイリーモーションのサイトで視聴できる。
http://www.dailymotion.com/video/xs3duk_yyyyyyyy-y181y-23yyyyy_shortfilms

そのあらすじも以下のサイトに転載されていたものをここに紹介。
http://yonikimo.com/db/public/233.html

教室の中、子供達の前で一人の中年女性教師が泣いている。
そこへ、時報と同時に別の女性教師が入って来る。
「子供達はどうなる」と訴えていた中年教師を教室から送り出し、
その教師は子供達に語り掛ける。

最初は、不審気な表情を見せる子供達。
だが、教師が子供達の名前や特技などを言い当て、それを三日間で
覚えて来たと話すと、次第に心を開き始める。
次に教師は、教室に掛かった額の中の言葉の意味を問い掛ける。
「平等 自由 平和」
そこで、一人の少女が教師の着ていた服について尋ねた。
こんな服は嫌いかと教師が尋ねると、少女は服を褒めた。
「じゃあ、これからは、みんなにも同じ服を着て貰いましょうね。
そうすれば、明日着て行く服を考えなくてもいいでしょう?
みんな同じ服、これが平等だと思わない?」
この意見に、一人の少年が食って掛かる。
すると、教師は続けた。
「そう、何を着るのも勝手、それが自由というのよ。」
これにも反抗する少年。
少年の父親は、どこかに連れて行かれていたのだった。
教師は、「大人でも学校に行く」「すぐに帰って来る」と言う。
すると、少年は机の中から新聞の切り抜きを取り出す。
「クーデターが起きて、日本の憲法が変わっちゃったんだ!」
「憲法って何?」
「国の決まりだよ。」
教師は、これにも優しい口調で答える。
「国の決まりでも、間違っていたら変えなきゃね?」
そして、女性は明日から「お泊り」に行く事を発表した。
キレイな部屋で美味しいものを食べると聞き、喜ぶ子供達。
何が食べたいかを子供達に尋ねた教師は、おもむろに言い出す。
「さぁ、みんな目を閉じてお祈りしましょう。
『神様、お菓子を下さい』。」
くすくす笑いをこらえながら女性の言葉に従う子供達。
当然お菓子は現れない。
「じゃあ『指導者様』に変えてみたらどうかしら?」
子供達の机の上にお菓子を置いていく女性。
目を開けてお菓子を見つけ、喜ぶ子供達。
だが、一人反抗していた少年は、薄目を開けて全てを見ていた。
「お菓子を置いたのは『指導者様』じゃなくて
 先生じゃないか!」
微笑む女性。
「そう、実際にお菓子を机の上に置いたのは先生です」
あっさりと認められ、きょとんとする子供。
女性は、少年を賢いと褒めながら言葉を続ける。
「いくら誰かに祈っても、本当は何も出て来ません。
もし、何かしてくれる人がいるとすれば、それは神様なんかじゃ
なくて、先生や他の人の力なの。」
言葉に詰まる少年を、他の子供達も褒め始める。

続けて教師は、新学期のクラス委員を誰にしようか話し始めると、
子供達は少年がいいと口々に言い出す。
まんざらでもない様子の少年。
教師は、クラス委員の最初の仕事として、掛けられた額を外して
しまおうと提案する。
ある少女が「大切なものでは?」と言い出す。
「本当に大切なのは、中に書かれた言葉でしょう?
だったら、それはみんなの心の中に掛けておけばいいわよね。」
子供達は納得し、額を外した少年はそれを窓から投げ捨てた。
地面で砕ける額を見て、歓喜する子供達。
子供達を見て微笑む女性の腕時計は、丁度23分を経過していた。
そして、女性は自分の服と同じ制服と新しい教科書を取り出す。
「古い教科書を破った人から、取りに来て下さい。」
もう、疑問を唱える子供はいなかった。

(あらすじ作成:後ろの男さんThanks!)
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