少し報告が遅くなりましたが、私の地元、大阪府高石市の福祉団体が販売しているおにぎりとパンの紹介をしておきます。
高石には「きのすら」と「高石障害者作業所」という、どちらも障害者(障がい者とも表記)の福祉団体が運営している店があります。前者はおにぎり、後者はパンを販売しています。いずれも手作りの商品です。どちらも私の自宅から少し離れている事もあり、今まで利用した事がありませんでしたが、この前ふと所用の帰りに前を通りがかった時に、ちょうどお昼時だったので、一度食べてみようと立ち寄ってみました。
こちらが、おにぎり販売「きのすら」の店舗。南海高師浜(たかしのはま)線伽羅橋(きゃらばし)駅前のマンションの一角にあり、平日の11時半からおにぎりを1個100円で販売しています。メニューは日替わりで売切れ次第終了です。私が行った時は、鮭、おかか、梅がつお、昆布、ごま塩の5種類を販売していました。
これが店内に置いてあった「きのすら」の紹介チラシ。それによると、「せらび」という特定非営利活動法人が、「指定障がい者福祉サービス事業」の一環として店を運営しているのだとか。「きのすら」とはギリシャ語で「北極星」、「せらび」もフランス語で「人生」という意味だそうです。「北極星のように、迷った時の道しるべとして、一緒にやりたい事、出来る事をやっていこう」と、チラシで障がい者や市民の方に呼びかけています。
事業の種類は大きく分けて「就労移行支援」と「就労継続支援B型」の2つで、前者は2年間で障がい者の就労自立を目標としているのに対し、後者は2年以降もじっくりと就労支援を続けて行こうとするものです。その2つの事業で、おにぎりの製造・販売の他にギフト用の箱折りなどの軽作業も行っています。以上、スタッフの方がわざわざ受付の前まで出て来て説明して下さいました。しかも、チラシに1枚ずつ印刷されている「おにぎり1個無料券」まで、わざわざスタッフの方が切り取って下さり、早速1個分まけてくれました。
おにぎりのパックに添える割り箸の袋や、店内の飾りつけも手作り。右上写真の手前にある飾りつけは、一応「うちわ」として制作したものだそうですが、寧ろお好み焼きの「こて」に似ているのでは。
これが、その「きのすら」のおにぎり。左から順に昆布、おかか、鮭だったと思います。お新香もサービスに添えられています。これを自宅に買って帰り、即席の味噌汁と一緒に食べました。真ん中のおかかが他よりも若干大き目なのは、最後に余ったご飯で握ったから。つまり「お徳用」です。消費税が8%に上がってから、逆に具を増量する事で、他のスーパーやコンビニのおにぎりに負けないようにしようと頑張っています。確かに右の写真からも分かるように、具はたっぷり。但し、お握りの握り方は余り強くなく、直ぐにばらけてしまうのが玉に傷ですが。即席の味噌汁も1個50円位で売れば、もっと売上が伸びるかも知れません。
そのついで立ち寄ったのが、また別の福祉団体「いずみ野福祉会」が運営する「高石障害者作業所」のパン屋さん。こちらも平日のみ、売り切れ御免の手作り販売。ここで1個120円のカレーパン、同じく120円の玉子サラダパン、1個60円のピザパンを2つずつ、それぞれ親父と私の2人分買いました。これは翌日の朝に食べました。親父も「美味しい」と満足していました。朝食はいつも通勤帰りに買うスーパーの特売品で済ましていますが、たまにはこういう地元産の「福祉グルメ」を食するのも良いかも。
(参考)
・「きのすら」の公式ブログ
http://cynosura-by-cestlavie.blog.eonet.jp/
・高石障害者作業所HP
http://s-izumino.jp/facility/2013/03/post-27.html
ついでにこちらも。
・「障害者」か「障碍者」か 「碍(がい)」を常用漢字に追加求め意見(朝日新聞)
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201004050103.html
その記事によると、個人の責任ではない身体・精神的疾病(障碍)をあたかも「有害」「悪」のイメージで捉えられるのは忍びないし、元々は区別されて使われていたのに、戦後の漢字使用制限で「碍」の字が公式文書で使えなくなり「害」と混同されるようになったので元に戻したい、と考える福祉関係者もいる。だから「障害者」「障碍者」の2通りの表記があるのでしょう。しかも後者には、「きのすら」のように、常用漢字にはない「碍」の使用を避けて「障がい者」と表記する団体もあります。その一方で、「高石障害者作業所」は「害」を使用というように、福祉関係者の間でも見解が分かれています。この件については色々と賛否両論もあるようですが、いずれにしても、今の私にはどちらが正しいか判断がつきかねます。
高石には「きのすら」と「高石障害者作業所」という、どちらも障害者(障がい者とも表記)の福祉団体が運営している店があります。前者はおにぎり、後者はパンを販売しています。いずれも手作りの商品です。どちらも私の自宅から少し離れている事もあり、今まで利用した事がありませんでしたが、この前ふと所用の帰りに前を通りがかった時に、ちょうどお昼時だったので、一度食べてみようと立ち寄ってみました。
こちらが、おにぎり販売「きのすら」の店舗。南海高師浜(たかしのはま)線伽羅橋(きゃらばし)駅前のマンションの一角にあり、平日の11時半からおにぎりを1個100円で販売しています。メニューは日替わりで売切れ次第終了です。私が行った時は、鮭、おかか、梅がつお、昆布、ごま塩の5種類を販売していました。
これが店内に置いてあった「きのすら」の紹介チラシ。それによると、「せらび」という特定非営利活動法人が、「指定障がい者福祉サービス事業」の一環として店を運営しているのだとか。「きのすら」とはギリシャ語で「北極星」、「せらび」もフランス語で「人生」という意味だそうです。「北極星のように、迷った時の道しるべとして、一緒にやりたい事、出来る事をやっていこう」と、チラシで障がい者や市民の方に呼びかけています。
事業の種類は大きく分けて「就労移行支援」と「就労継続支援B型」の2つで、前者は2年間で障がい者の就労自立を目標としているのに対し、後者は2年以降もじっくりと就労支援を続けて行こうとするものです。その2つの事業で、おにぎりの製造・販売の他にギフト用の箱折りなどの軽作業も行っています。以上、スタッフの方がわざわざ受付の前まで出て来て説明して下さいました。しかも、チラシに1枚ずつ印刷されている「おにぎり1個無料券」まで、わざわざスタッフの方が切り取って下さり、早速1個分まけてくれました。
おにぎりのパックに添える割り箸の袋や、店内の飾りつけも手作り。右上写真の手前にある飾りつけは、一応「うちわ」として制作したものだそうですが、寧ろお好み焼きの「こて」に似ているのでは。
これが、その「きのすら」のおにぎり。左から順に昆布、おかか、鮭だったと思います。お新香もサービスに添えられています。これを自宅に買って帰り、即席の味噌汁と一緒に食べました。真ん中のおかかが他よりも若干大き目なのは、最後に余ったご飯で握ったから。つまり「お徳用」です。消費税が8%に上がってから、逆に具を増量する事で、他のスーパーやコンビニのおにぎりに負けないようにしようと頑張っています。確かに右の写真からも分かるように、具はたっぷり。但し、お握りの握り方は余り強くなく、直ぐにばらけてしまうのが玉に傷ですが。即席の味噌汁も1個50円位で売れば、もっと売上が伸びるかも知れません。
そのついで立ち寄ったのが、また別の福祉団体「いずみ野福祉会」が運営する「高石障害者作業所」のパン屋さん。こちらも平日のみ、売り切れ御免の手作り販売。ここで1個120円のカレーパン、同じく120円の玉子サラダパン、1個60円のピザパンを2つずつ、それぞれ親父と私の2人分買いました。これは翌日の朝に食べました。親父も「美味しい」と満足していました。朝食はいつも通勤帰りに買うスーパーの特売品で済ましていますが、たまにはこういう地元産の「福祉グルメ」を食するのも良いかも。
(参考)
・「きのすら」の公式ブログ
http://cynosura-by-cestlavie.blog.eonet.jp/
・高石障害者作業所HP
http://s-izumino.jp/facility/2013/03/post-27.html
ついでにこちらも。
・「障害者」か「障碍者」か 「碍(がい)」を常用漢字に追加求め意見(朝日新聞)
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201004050103.html
その記事によると、個人の責任ではない身体・精神的疾病(障碍)をあたかも「有害」「悪」のイメージで捉えられるのは忍びないし、元々は区別されて使われていたのに、戦後の漢字使用制限で「碍」の字が公式文書で使えなくなり「害」と混同されるようになったので元に戻したい、と考える福祉関係者もいる。だから「障害者」「障碍者」の2通りの表記があるのでしょう。しかも後者には、「きのすら」のように、常用漢字にはない「碍」の使用を避けて「障がい者」と表記する団体もあります。その一方で、「高石障害者作業所」は「害」を使用というように、福祉関係者の間でも見解が分かれています。この件については色々と賛否両論もあるようですが、いずれにしても、今の私にはどちらが正しいか判断がつきかねます。