アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

当ブログへようこそ

 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

 これが、当ブログの主張です。
 詳しくは→こちらを参照の事。
 「プレカリアート」という言葉の意味は→こちらを参照。
 コメント・TB(トラックバック)については→こちらを参照。
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参考資料:911テロ6周年に際してのピースフル・トゥモロウ声明

2007年09月12日 08時41分54秒 | 二大政党制よりも多党制
A statement on the 6th anniversary of 9/11

It has now been six years since our world changed forever. We endure not only our own private pain, but the public acts of others who would memorialize those we loved, often in ways that are contrary to our beliefs.

During those six years we have had the privilege to meet other families around the world who have been directly affected by violence, through war, terrorism and genocide. And we have derived great hope from learning how many of these survivors responded to violence not with acts of retribution, but by working for peace through non-violent means. We have wept with them, we have laughed with them, we have even sung and danced with them. And through this embrace of our common experience, we are healing and learning. We have traveled the world and spoken to crowds of people yearning for peace and in speaking out for nonviolence we have touched the lives of hundreds of members of the human family.

But we have been unable to stop this war. We have witnessed the use of 9/11 to justify the slaughter of tens of thousands of people in Iraq and Afghanistan. Thousands of our own soldiers have been killed. Two million refugees in Syria and Jordan languish in poverty and desperation. And we have witnessed as well the suppression of our constitutional rights at home. We have been unable to stop any of it.

The sights and sounds of Vietnam were ignored by those in power when they ordered the invasion of Iraq and the torture of prisoners. So they have repeated that nightmare scenario and the world watches in horror. What will it take to stop it? For if our leaders did not know before what horrific slaughter would ensue, they surely must know now.

And so we come to the sixthanniversary of the attacks of September 11th. There has been too little introspection concerning those attacks, no accountability from our government, and reports more secretive than revealing about what happened in the immediate aftermath of those attacks. Six years later, we have more questions than answers, more dead to mourn, and a thing with feathers still perches in our souls, yearning for peaceful tomorrows.

※ピースフル・トゥモロウ(平和な明日をめざす9月11日の家族の会):2001年9月11日に起こったNY同時多発テロの犠牲者遺族が中心になって立ち上げた米国の市民団体。テロにも戦争にも反対し、アフガン・イラク反戦や帰還兵支援の活動を行っています。

(訳文―但し機械翻訳ですが)
9/11の6周年記念についてのステートメント
私たちの世界が永久に変わってから、6年が今たちました。私たちは、しばしば私たちの信条に反する方法で、自分の個人の苦痛だけでなく私たちが愛していたものを記念する他の人の公の行為も耐えます。それらの6年中に、私たちには、戦争、テロリズムおよび大量虐殺を通じて、暴力によって直接影響された世界中の他の家族に会う特権がありました。また、私たちは、応報の行為を備えたではなく非暴力手段によって平和のために働くこ�ニによる暴力にこれらの生存者のいくつが応答したか知ることから大きな希望を引き出しました。私たちはそれらで泣きました、私たちはそれらで笑いました、私たちはさらに歌っており、それらでダンスをしました。また、日常的体験のこの抱擁によって、私たちは直っており学習しています。私たちは世界を旅行し平和を切望する人々の群衆に話しかけました。また、非暴力のために自由に発言する際に、私たちは、人間の家族の何百ものメンバーの生命に触れました。しかし、私たちはこの戦争を止めることができません。私たちは、イラクとアフガニスタンで何万もの人々の虐殺を正当化するために9/11の使用を目撃しました。何千もの自分の兵士が死にました。シリアとヨルダンの200万人の難民が欠乏と絶望の中で衰弱します。また、私たちは、家で憲法上の権利の抑制を同様に目撃しました。私たちは、そのうちのどれでも止めることができません。イラクの侵入および囚人の拷問を命じた時、ベトナムの姿および音は力でのものによって無視されました。したがって、それらは、悪魔のシナリオと世界が恐怖の中で見ると繰り返しました。それを止めることは何を必要とするでしょうか。なぜなら私たちのリーダーが続いて起こるどの恐ろしい虐殺の前に知らなかったならば、それらは確実に今知っているに違いないからです。したがって、私たちは、9月11日の攻撃のsixthanniversaryに来ます。あまりにも小さな内省がそれらの攻撃に関係があり、私たちの政府からの責任能力、および何がそれらの攻撃の直後に起こったかに関して明らかにするより隠し立てする報告書に関係がありません。6年後に、私たちは答えより多くの質問がもっとあります、悲嘆するのに死んでいる、また、羽毛を備えたものは、平和な明日を切望して、まだ私たちの魂の中で止まります。
 http://www.peacefultomorrows.org/
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どこまで庶民をバカにするつもりか

2007年09月11日 20時55分40秒 | 福田第2次投げ出し政権
・「家庭だんらん法」に言い換え指示=「残業代ゼロ法」で舛添厚労相(時事通信)
>舛添要一厚生労働相は11日の閣議後記者会見で、一部事務職を割増賃金の支払い対象から外す「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション制度(WE)」について、「名前を『家庭だんらん法』にしろと言ってある」と言い換えを指示したことを明らかにした。その上で、「残業代が出なければ、早く帰る動機付けになる」と評価、働き方の改革の一環として取り組む考えを示した。<
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070911-00000076-jij-pol

 第二次安倍アホバカ内閣の中ではまだ一番「不人気度が低そうな」閣僚(実際には既に週刊誌上で色々書きたてられているが)にしてからが、この体たらく。これと全く同じ事を、既に親玉のバカ殿が口走って「世間知らず」と散々物笑いの種になったのを、もう忘れたのか? この記事に対する論評は標題の通り。それ以上は、もうアホらしくて何も言う気がしない。

 ちなみに、この件に関するヤフーの意識調査結果は下記の如し。

・「残業代ゼロ法」との批判をうけ、日本版ホワイトカラー・エグゼンプション制度について、名前を「家庭だんらん法」に変える案があるそう。「家庭だんらん法」に名前が変わったら、批判は減ると思う?(実施期間:2007年9月11日~2007年9月19日)

本日20時50分過ぎ時点での回答集計
 1位 減らない 90% 32587票
 2位 減る    8%  2738票
 3位 わからない 3%   993票
 http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizresults.php?poll_id=1260&wv=1&typeFlag=1 

 この「家庭だんらん法」絡みのお笑い話はそれで終了するとしても、こんな揃いも揃ってKYだらけの連中が、この間弄んできた言葉が「説明責任」とか「国際公約」とか、果ては「職を賭する」とかいう大言壮語ですが、こんな連中が口にすればするほど、言葉本来の意味が持つ価値がどんどん下がり、仕舞には何を言っても誰も見向きもしなくなる事に、何故気が付かないのだろう。

 その挙句に「テロ特措法を延長してくれなければ辞めてやる」てか。その裏では新法制定の陽動作戦まで用意して。これを言った当人は、「アフガン・イラク戦争は正義の戦い」だと今でも本気で信じているのでしょう。そうでなければ、こんな言葉は出てこない。勝共連合とツーツーの仲だけあって、そのカルト度も筋金入り。「国民の命と暮らしと権利は見捨てても、米国だけには見捨てられないように」という、いじましいまでの奴隷根性。ブッシュ(米国)・ハワード(豪州)・安倍(日本)と、3人の「死に体」指導者同士で心中するのは当人たちの勝手ですが、巻き添えにされる庶民こそ堪ったものではない。勿体ぶってないで、とっとと辞めろ!
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鴨ネギ

2007年09月10日 09時22分17秒 | 福田第2次投げ出し政権
 安倍首相が、APEC首脳会議出席の為に訪問中の豪州で、「テロ特措法の延長が認められなければ内閣総辞職も辞さず」なんて事を言い出しましたが、正直言って、「今頃になって、何をトチ狂った事を」と思いますね。
 当の安倍首相本人にしてみれば、今までの度重なる閣僚の不祥事やら辞任劇にも関わらず政権にしがみついている様をマスコミに叩かれ続けてきたので、ひょっとしたら、ここで退路を断っての「ボクちゃんにも勇気があるんだぞう」発言で名誉挽回のつもりなのかも知れませんが、今更そんなパフォーマンスをしても、もう遅いって。只の猿芝居にしか見えません。そんな事ならもっと早くに退陣していた方が、自民党政治への傷が今ほど酷くはならなかったのにと、他人事ながら心配してあげたい気分にもなります。

 しかも許し難い事に、その「内閣総辞職も辞さず」記者会見の場で、「日本人24人も犠牲になった9.11テロを忘れるな」などとの給ったそうですが、何をか況やですね。その9.11テロを口実としたアフガン・イラク戦争で、一体どれたけの民が犠牲になったと思っているのでしょうか。
 イラク戦争に引き続いて、アフガンでも米国流の「対テロ戦争」の化けの皮が次第に剥がれて来ています。テロの温床となる貧困・差別・少数派迫害・政治的抑圧の解消には一切手をつけないまま、徒に「目には目を歯には歯を」に走り、自分たちもテロリストと同じ様な事を繰り返し、テロリストと同じ穴のムジナと看做されて、逆にテロをどんどん誘発しているのが現状ではないですか。下記のペシャワール会のアフガン現地報告を読むと、それがよく分ります。

 しかし安倍首相は、そういう物事の本質とはかけ離れた所で、テロ特措法延長問題を、あくまで自身の政権延命策としてしか捉えていないようです。当人は「一生に一度の大博打」のつもりなのでしょうが、傍から見たら「追い詰められた末の自爆・リストカット」「わざわざ自分から鴨がネギをしょって来るような事をして」ぐらいにしか思えません。
 恐らく首相当人は「自民党内の政権たらい回しでやり過ごせる」ぐらいの認識でいるのでしょうが、ここまで自民党政治が国民に愛想を尽かされてくると、とてもそんな「ガス抜き」では収まらなくなります。今以上に醜い内紛劇や政治家の不祥事がこれを機に更にどんどん噴出し、「小泉・安倍レジーム」そのものが危機に陥っていくでしょう。80年代以来の「自民党政治擦り寄り」政界再編劇とは質的に異なる、「小泉・安倍レジームからの脱却」の可能性をも孕んだ「真の政界再編」が、いよいよ本格的にその姿を現してくるでしょう。

 そんな折りしも折り、共産党が5中総(第5回中央委員会総会)で、今までの全小選挙区候補擁立の方針を見直す事を表明しました。それによると共産党は、今後は小選挙区候補の擁立については得票率8%以上の実績のある選挙区などに絞り、比例区に力を集中する事になりました。この選挙戦術の転換は「民主党を意識したのではない」との事ですが、それでも民主党には大きな呼び水になる事は否めません。
 これは単に民主党一党の思惑を超えて、社民党や国民新党をも巻き込んでの「平和共同候補」擁立の動きを促すものとなるでしょう。参院選では東京・大阪・京都などを中心に、民主党とともに「平和共同候補」が議席を獲得する所が出てくるでしょうし、それ以外でも沖縄選挙区の様な形での野党統一候補の擁立や、民主党とのバーター取引で議席獲得の可能性が出てきます。
 来るべき衆院選にしても、今までは小選挙区制優位の下で与党が「虚構の多数」議席の上に胡坐をかいて「やりたい放題」してきましたが、ここまで与党の力が落ちてくると、さながらオセロゲームの如く、小選挙区の「勝者総取り」方式が逆に勢いのある野党の方に有利に作用する場合も出てきます。

 ここまで来れば、如何に民主党が本質的には第二自民党であり、また小沢の思惑がどうあろうとも、そう簡単に80~90年代の様な「自民亜流、似非・非自民」路線への回帰は出来なくなります。今まで散々「小泉・安倍政治」に騙され苦しめられてきた庶民が、それをそう簡単には許しませんから。米国や中曽根辺りは、そこまで睨んだ上で「自民・民主の大連立」を主張しているのであって、そうさせない為に我々は民主党に左から圧力をかけ続ける訳ですが、果たして安倍はそこまで考えているのだろうか?考えていたら、こんな「鴨ネギ」発言など、みだりにはしない筈なのですが。
 若し民主党が裏切ったら。残念ながらその可能性も、「真の政界再編」の可能性と同じく五分五分です。そうなったらそうなったで、かつての村山社会党や今の自公与党と同じ道を、民主党にも歩ませるだけです。相手も、そうさせない為に共謀罪やら何やら出してくるでしょうが、それに怯んでいるだけでなく、それを上回る英知と戦略を、こちらも持たなければ。

(関連記事)
・安倍首相:「職を賭す」…自衛隊の給油活動継続問題で(毎日新聞)
 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070910k0000m010015000c.html
・給油活動継続できねば退陣 首相「職を賭す」と決意強調(産経新聞)
 http://www.sankei.co.jp/seiji/shusho/070909/shs070909004.htm
・特措法否決で「安倍政権崩壊も」 米紙Wポスト(産経イザ)
 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/83393/
・2006年度概況 悪化する難民情勢の中、活動の原点を固守(ペシャワール会・会報92号より)
 http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/2006gaikyo.html
・戦争以上の忍耐と努力 天・地・人の壮大な構図の中で実感(同上・会報89号より)
 http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/kaiho/89nakamura.html
・全小選挙区での候補擁立見直し 共産党、次期衆院選で(中日新聞)
 http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2007090802047432.html


※追記:
 参考資料として、911テロ6周年に際してのピースフル・トゥモロー声明を別途掲載しておきます。ピースフル・トゥモローというのは、2001年9月11日に起こったNY同時多発テロの犠牲者遺族が中心になって作った米国の市民団体です。テロにも戦争にも反対し、アフガン・イラク反戦や帰還兵支援の活動を行っています。思えば、私がこのブログを立ち上げたのも、911テロとそれに続くアフガン・イラク戦争や、その後の北朝鮮・拉致問題がキッカケでした。現在のテロ特措法延長論議に際しても、この声明文の精神に立ち返って、そこから改めて今の世界を見つめ直す事の大切さを痛感します。
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TBリンク集1

2007年09月09日 22時35分09秒 | リンク集
 サイト・掲示板が中心だった従来のリンク集だけでは、TB一つするにもままならなくなってきたので、ブログを中心にしたリンク集も別途作りました。

※追記:これ以降のTBについては、引き続き第2集の方に掲載しています。

・護憲+グループ・ごまめのブログ
 http://blog.goo.ne.jp/gomame54321
・インディユニオン公式ブログ
 http://indyunion.cocolog-nifty.com/blog/
・Epsiloncafe
 http://nomichan2001.cocolog-nifty.com/epsiloncafe/
・高世仁の「諸悪莫作」日記
 http://d.hatena.ne.jp/takase22/
・ブーゲンビリアのきちきち日記
 http://blog.goo.ne.jp/naha_2006
・ふじふじのフィルター
 http://fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/
・マスコミに載らない海外記事
 http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/
・カナダde日本語
 http://minnie111.blog40.fc2.com/
・虹とモンスーン(アジア連帯講座)
 http://solidarity.blog.shinobi.jp/
・再出発日記
 http://plaza.rakuten.co.jp/KUMA050422/
・「ちょっと、よってけらっせん。」-伊東勉のページ。
 http://plaza.rakuten.co.jp/benitoh/
・コミュ・コミュblog
 http://d.hatena.ne.jp/comu-comu/
・SIMANTO BBS
 http://simanto114.blog116.fc2.com/
・護憲+グループ・ごまめのブログ
 http://blog.goo.ne.jp/gomame54321
・嶋重ともうみ☆たしかな野党 支え続けて 上げ潮めざす!
 http://shima55-spirits-jcp.way-nifty.com/blog/2008/08/post_ca1e.html
・広島瀬戸内新聞ニュース(主筆・さとうしゅういち)
 http://hiroseto.exblog.jp/i0
・BLOG BLUES
 http://blogblues.exblog.jp/
・さるのつぶやき
 http://saru.txt-nifty.com/blog/
・JCJ機関紙部
 http://jcjkikansh.exblog.jp/
・アッテンボローの雑記帳
 http://rounin40.cocolog-nifty.com/attenborow/
・多文化・多民族・多国籍社会で「人として」
 http://ukiuki.way-nifty.com/hr/
・とむ丸の夢
 http://pokoapokotom.blog79.fc2.com/
・ダダイズムの日記(dadaizumu)
 http://d.hatena.ne.jp/dadaizumu/
・M. H. Square.
 http://www.officemh.com/blog/index.php
・ブログ「旗旗」
 http://www.bund.jp/
・津久井進の弁護士ノート
 http://tukui.blog55.fc2.com/
・情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
 http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005
・花・髪切と思考の浮游空間
 http://blog.goo.ne.jp/longicorn
・ある国際人権派の雑食系ブログ。(仮)
 http://blog.livedoor.jp/zatsu_blog/
・空が晴れたら
 http://soragaharetara.seesaa.net/
・A PLACE IN THE SUN
 http://pochicoro.cocolog-nifty.com/blog/
・sakochiの韓国留学後日記(新館)
 http://ameblo.jp/sakochi2634
・村野瀬玲奈の秘書課広報室
 http://muranoserena.blog91.fc2.com/
・日本国憲法擁護連合~法大OBのブログ
 http://navy.ap.teacup.com/union/ 
・私たちは現日本政府の体制変革(レジームチェンジ)に反対します
 http://kokumintouhyou.blog98.fc2.com/
・ミクロネシアの小さな島・ヤップより
 http://suyap.exblog.jp/
・反米嫌日戦線「狼」(アカにサヨおなら)
 http://anarchist.seesaa.net/
・美しい壺日記
 http://dj19.blog86.fc2.com/
・とくらBlog
 http://ttokura.exblog.jp/
・らんきーブログ
 http://rankeyblog.blog68.fc2.com/
・競艇場から見た風景
 http://kurumachan.seesaa.net/
・『海舌』the Sea Tongue by Kaisetsu
 http://blog.kaisetsu.org/
・貧乏人集まれ・名古屋行動のページ
 http://blog.goo.ne.jp/nagoya_p_net
・読売新聞の社説はどうなの・・・3(2006年度版)
 http://love.ap.teacup.com/kouhei3/
・JUNSKYblog2007
 http://blog.goo.ne.jp/junsky
・ムックの日記
 http://623.blog9.fc2.com/
・ふじ香の思うこと
 http://blogs.yahoo.co.jp/noriwara_fuzika
・てらまち・ねっと
 http://blog.goo.ne.jp/teramachi-t
・大津留公彦のブログ2
 http://ootsuru.cocolog-nifty.com/blog/
・dr.stoneflyの戯れ言
 http://dr-stonefly.at.webry.info/
・リベラル21
 http://lib21.blog96.fc2.com/
・平和・自由・民主主義とインターネット
 http://blog.goo.ne.jp/kouhei2_2005
・今日、考えたこと
 http://tu-ta.at.webry.info/
・戦争の抑え方☆軍備オフ ICCでつくる戦争のない世界
 http://ukiuki.way-nifty.com/war/
・そいつは帽子だ!
 http://teagon.seesaa.net/
・今日の出来事
 http://lin-fc3.dyndns.org/top/cgi/
・非国民通信
 http://blog.goo.ne.jp/rebellion_2006
・思い付くまま雑感文
 http://blog.duogate.jp/minzda/
・言ノ葉工房
 http://hizjihizji.blog85.fc2.com/
・S氏の時事問題
 http://blog.goo.ne.jp/shigeto2004
・Dogma_and_prejudice
 http://blog.goo.ne.jp/sinji_ss/
・海紘の日々是雑感
 http://mihiro.way-nifty.com/daisuki/
・もっきぃの映画館でみよう
 http://blog.goo.ne.jp/mokky999
・モジモジ君の日記。みたいな。
 http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/
・内申書制度の廃止を求めます
 http://blue.ap.teacup.com/paletoutseul/
・キリスト者として今を生きる
 http://blogs.yahoo.co.jp/starstory60
・朝鮮民主主義研究センター
 http://www.asiavoice.net/nkorea/
・偽装派遣を知って欲しいブログ
 http://mlin.jpn.org/gisouhaken/
・フリーターが語る渡り奉公人事情
 http://blog.goo.ne.jp/egrettasacra
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「態度が不遜」なのは一体どちらか?

2007年09月07日 00時40分17秒 | 都構想・IRカジノ反対!
 自民・公明とそれに加担する民主党の小泉・安倍シンパは、こんな事ばかりしていて、恥ずかしくないのでしょうかね。

 大阪府東大阪市では、市長が単に共産党員だという理由だけで、不信任に値するような事は何もやっていないのにも関わらず、いきなり市議会で市長不信任案を強行可決してしまいました。予算案には自分たちも殆ど賛成していたくせに、何の道理も無く、数を頼みに、いきなりに、です。そして、元市長が汚職・腐敗で逮捕された時には、当時の市長と結託して辞職勧告議決の妨害までしておきながら。

 山口県岩国市では、米軍基地拡張・強化反対の民意を背景に、ダブルスコアで当選を果たした市長に対して、新市庁舎建設の補助金をカットするという、まるで子どもじみた嫌がらせを続けています。公正・中立・民主的であるべき地方自治の本旨から完全に逸脱して。

 それで当の自分たちはというと、あれだけ参院選で「NO!」を突きつけられて、慌てて形だけの内閣改造で取り繕ってはみたものの、その後も毎日の様に閣僚・政務官・要職者の引責辞任が相次いでいるというのに、依然として政権に居座り続けているくせして。「不祥事で逮捕されるような事は何もやっていない」長尾・東大阪市長や井原・岩国市長が「辞任しなければならない」のなら、「毎日次から次へと不祥事発覚で閣僚辞任のニュースばかり」の安倍政権・自民党は、差し詰め「獄門打ち首」といった所でしょうか。そうでないと不公平の謗りは免れません。

(関連記事)
・東大阪市長の不信任決議 「議会軽視し、態度が不遜」(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/politics/update/0903/OSK200709030039.html
・自民・公明等の市長不信任案には道義も大義もなし―浜正幸市議の市長不信任案反対討論(共産党東大阪市議団HP)
 http://www.jcp-higashiosaka.org/new/gikai_2.html#1
・党利党略そのものの東大阪市議会での自民・公明のやり方(宮本たけしHP)
 http://www.miyamoto-net.net/column/diary/1188586792.html

・岩国市長、補助金カットに怒り 「アメとムチ」政策批判(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/politics/update/0517/TKY200705170313.html?ref=rss
・岩国市新庁舎募金の会“風”
 http://iwakuni-kaze.weblogs.jp/blog/
・岩国基地 厚木機能移転問題(中国新聞・特集ページ)
 http://www.chugoku-np.co.jp/iwakuni/index.html

(9月14日追記)
 上記記事文中の東大阪での民主市政転覆策動の件ですが、くだんの市長不信任案に賛成した議員の名前が判明しましたので、早速こちらでも公開しておきます(下記参照:嶋ともうみさんのブログからの引用)。今度の市議選では、是非こいつらにも安倍と同じ道を辿らせてやりましょう。

 自民党
 叶 富士夫(引退)、橋本 武(引退)、藤本 卓司、大辻 二三一、
 野田 義和、大野 一博、藤木 光裕、織田 誠、田口 義明、
 松井 保博、岡 修一郎、

 自民クラブ
 石井 いつお(引退)、横山 純児、上野 欽示、天野 高夫、
 鳥居 善太郎、

 自民刷新
 浅川 建造、佐野 寛、富山 勝成、河野 啓一、

 公明党
 中川 初美(引退)、川口 洋子(引退)、田中 康升、平田 正造、
 川北 英士、東口 まち子、江越 正一、西田 和彦、山崎 よしうみ、
 菱田 英継、新留 みつえ、江田 輝樹、広岡 賀代子、松尾 武、

 民主・リベラル
 寺島 和幸(引退)、寺田 広昭、松嶋 晃、笹谷 勇介、

 ※引退:今期限りで引退予定の議員。
コメント (2)
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雨宮処凛ゆいまーる講演会

2007年09月04日 00時41分16秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を
●再び雨宮処凛の講演に行ってきました。

 8月31日は、昼間は心霊スポット探索、夜は一度目に引き続いて再び雨宮処凛さんの講演を視聴と、非常にバラエティに富んだ休みの一日でした。
 くだんの講演会は、大阪・豊中の市職労・NPOなどによる「ゆいまーる実行委員会」の主催によるもので、夜6時半から8時半過ぎまで、阪急豊中駅前「エトレ豊中」5Fの「ステップホール」で行われました。180席ほどある会場で8割方が埋まる程の盛況で、参加者の男女比率は大体半々、男性は中年が中心でしたが、女性は20~40歳台とバラエティに富んでいたように見受けられました。
 そこで、講演は、一度目と同様に主催者側の女性とパネルディスカッション形式で行われ、その中で今年東京であった「自由と生存のメーデー」や、高円寺ニート組合候補者による「杉並区議選に名を借りた路上解放の試み」の映像を見ました。
 講演だけでなく映像も見ることが出来た事や、手話通訳のフォローも交代で為された事、主催者団体によるその他イベントの口頭宣伝は一切無く(添付のチラシのみ)、あくまでメインの講演中心にスケジュールが組まれていた点など、総じて一度目の講演よりは今回の方が良かったです。その一方で、今回も参加者との質疑応答は最終盤での付け足しに終わっていましたが、この辺はもう少しどうにかならないものかと思いました。

●講演内容の要旨

 講演会のテーマは「格差社会と戦争」。話の内容は一度目の講演内容ともかなりダブリます。以下、当日の箇条書きメモから、ダブリ以外の部分を中心に抜書きしておきます。

・「維新赤誠塾」で右翼バンドをやっていた時に、フセイン時代のイラクで「バビロン・フェスティバル」というのに日本代表で出場し、其処で歌った反米ソングが受けて、イラク国営放送で取り上げられて大統領宮殿にも招かれた。少し「君が代」パンクを流しただけで、直ぐ「政治的」と受け取られて放送を拒否される日本のメディアとは大違いだ。
・ネカフェ難民が、15円・20円しか所持金が無くて無銭飲食で捕まるが、それはそいつが悪いのか?
・それを食い物にしている貧困ビジネスの責任は追及されないのか? 賃借権保護の規制逃れの為に施設管理契約という形にして、家賃を1日でも滞納すると即身包み追い出しにかかるレオパレスやレストボックス、サラ金とツーツー(派遣登録カードでフリーキャッシングと提携)のフルキャストなどが、何故もっと指弾されないのか?
・派遣・請負は月収12万で精々年収250万まで、それに対し期間工が年収400万、正社員は500万、今や派遣・請負はかつての期間工以下の扱いでしか無い。
・貧困ビジネスは地方も食い物にしている。北海道・東北・沖縄などの失業率の高い地域に意識的に進出し、相手の足元を見透かしながら、月収32万円以上可などとウソの求人広告を打つ。しかし実際には、寮費などを市場価格以上にピンハネされて、月収は手取り12万円位にしかならない。
・今の独身ワーキングプアは、実家で親と同居しているので、辛うじて持っているだけ。親が亡くなれば次々ホームレスと化す。
・80年代から出てきた若者のリストカットは、繰り返していると次第に体内のヘモグロビン量が減少して、慢性貧血になって最後には死ぬ事も。それでも止めれないのは、単なる自殺願望だけではない。自分の力だけではどうしようもない事まで含め、何でもかんでも自己責任で片付けられる世の中では、そんな事でしか「生きている証」を得られないから。
・リストカットに悩む若者の方がまだ健全。矛盾を矛盾としてすら認識出来なくて、さんざん過剰適応させられた挙句に過労死にまで至る方がより深刻。
・今のイラクのメーデー・スローガンは「飯・仕事・住居寄こせ」。米国のワーキング・プアは兵士になって奨学金を貰う形でしか這い上がれない。それで首尾よく行っても年収120万円から僅か300万円クラスになれるだけ。
・しかし、これは日本も同じ状況では。住所不定・住民票不在のネカフェ難民や食うや食わずのワーキング・プアは選挙に行くのもままならず、トコトン政治的に排除さてている。
・そんな中で、今やフリーター・メーデーには右翼青年も飛び入りで参加してくる。

●私が出した質問とそれに対する応答

 最後に、質疑応答の時間に私が出した質問と、それに対する雨宮処凛さんの応答を書いておきます。私が出した質問は次の二つです。但し、会場ではこんなに理路整然とは喋れませんでしたので、「どれだけ質問の真意が伝わっていたのか」という問題もありますが。

★質問1:
 講演の中でも少し話題に出た赤木智弘氏の論考「希望は戦争」の内容について。かつての中流幻想華やかなりし頃ならいざ知らず、今の赤木氏の様に「戦争にしか自己の生きる道は無い」とまで追い詰められているのなら、もう「革命」待望とも紙一重ではないか。それなのに何故「革命」ではなく、あくまで「戦争」待望なのか?

★質問2:
 雨宮さんは北朝鮮にも行ってきたというので聞きたい。既成左翼は北朝鮮・中国の人権侵害や環境破壊にはお茶を濁し、それが今の左派的価値観崩壊の一因ともなっている。しかしそれを論う右翼も、とどのつまりは貧乏人・外国人・少数派に対する排除あるのみで、「下見て暮らせ傘の下」的風潮を煽っているだけ。そのどちらでもなく、日本のワーキング・プアと中国・北朝鮮の被抑圧人民・民族が共に立ち上がり、それらも含めた全世界の労働者・人民の決起と国際連帯によって、戦争・搾取・抑圧の仕組みそのものを廃絶していく道の実現可能性については、どう思うか?

★質問1に対する応答:
 追い詰められて革命に向かう人がいる一方、革命ではなく戦争に活路を見出す人もいるのも事実。私(雨宮)は前者だが赤木氏は後者。後者は「もう生きていくだけで精一杯なのに、この上何故革命までやらなければならないのか」「人の事まで手を焼いてられるか、それよりまずは自分が這い上がる方が先決だ」という理屈になる。また、今までパートなど下積みの人を切り捨ててきた公務員・大企業労組への批判や、組織・運動そのものに対する抵抗感などもある。「人の事まで」云々の理屈について言えば、確かにそれは自己中心的な考えかも知れないが、例えばホームレス状態の人にいきなり運動や革命をやれと言っても、それは無理な話。ここは「戦争」派と「革命」派が互いに言い争うよりも、両者の間で共通認識を広げていく事の方が大事ではないか。

★質問2に対する応答:
 私(雨宮)は確かに北朝鮮へも行ったが、あそこでは朝鮮労働党の幹部としか話が出来なかった。彼の地の人たちは「日本人は資本主義の下で生存競争に追い立てられて可哀相だ」と言っていた。だから北朝鮮人民が国際連帯についてどう考えているのかは分らない。ただ日本の例で言うと、右翼青年もフリーター・メーデーなどには参加してきている。但しその一方で、右翼は、ややもすれば人民連帯ではなく排外主義の方向に流れてしまいがちなのも事実。そんな中にあって、今後は「G8 VS 反グローバリズム運動」という形での動きが広がっていくのではないか。

 う~ん、言いたい事は分らないでもありません。私にしたって、「人類みな兄弟」などの奇麗事よりも「あくまで目前の敵は職場の社畜・B層・反動親父」みたいな、ドロドロとした感覚はありますから。でも何だかんだ言っても、やっぱり現状打開と解放の道は、あくまでも戦争ではなく革命の方にしか無いと思います。 
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旧生駒トンネルにまつわる怪談話

2007年09月01日 01時19分46秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 

●夏の最後は心霊スポット散策で締めくくり

 今日の休みは、心霊スポットとしても有名な旧生駒トンネルを散策してきました。心霊スポットの探索を思い立ったキッカケは、ブログ更新の合間にホンの息抜きで見ていたオカルト・サイトのインターネットです。それで暑気払いを兼ねて、近場でそんなに金もかからず、尚且つ新アフガン板の作風にもマッチした所をという事で選んだのが、この旧生駒トンネル。以前見た映画「パッチギ」第一作に、主人公の日本人高校生が在日の母親から「生駒トンネル誰が掘ったか知っているか!」と言われた場面があったのも思い起こしながら、訪ねる事にしました。

●当地にまつわる因縁話

 旧生駒トンネルは、当時の大阪電気軌道(後の参宮急行、現在の近鉄奈良線)が大阪・奈良間にある生駒山地をぶち抜いて、2年7ヶ月の歳月をかけて1914年に完成させたものです。それから1964年に現在の新線に切替わるまで使用されていましたが、工事に際しては朝鮮人労働者を初め多数の坑夫が事故で亡くなっているので、完成後も怪異譚が後を絶ちませんでした。例えば、奈良行最終電車がトンネルに差し掛かるとそれまで閑散としていた車内が亡霊で一杯になるとか、トンネル内で人の声が聞こえたとか亡霊を見たとか。実際、開通後も大きな鉄道事故が何度も起こっているのです(但しこの事については後述)。それで近鉄としても放っておけず、亡霊避けの為に、最終電車の後にわざわざ回送電車を走らせたりとか、トンネル近くの石切駅の時刻表にだけ、わざわざもう一本後の架空のダイヤを載せたりしたとか(ここまで来るともう笑い話に近い)。今日見てきた限りでは、当然ながらそんな架空のダイヤなぞは設定されていませんでしたが。
 そういう歴史的背景もあるので、私としては、ただ単に心霊スポット探訪記とするのではなく、社会勉強の気持ちも持っていました。まずは地元の府立図書館で参考文献(田中寛治・他共著「旧生駒トンネルと朝鮮人労働者」国際印刷出版研究所・刊、左上写真)を借りて、奈良県生駒市の宝徳寺境内にある韓国人犠牲者慰霊碑(1977年に近鉄が建立、中央上写真)に参った上で、くだんの心霊スポットを散策してきました(右上写真)。

●現地の様子

 このトンネルは、新線切り替え後は鉄道としては使用されていませんが、奈良県側は現在のトンネルにも通じている事から、今も保線工事用の搬入口として使われ、構内には高圧線の電力ケーブルも通っています。その為、トンネルの大阪府側は無断立入禁止の掲示がされ監視カメラ付きの扉で閉鎖されています(記事の写真参照)。但し、その直ぐ横の孔舎衛坂(くさえざか)旧駅プラットホームの遺構には小さな祠があり、地元のハイキングコースの一部にもなっているので、トンネルの直ぐ近くまで行く事が出来ます。
 また、事前にインターネットで調べた通り、直ぐ傍まで新興住宅地が迫っており近くには如何にもセレブ御用達といった感じの私立保育園まであって、実際は「只の産業遺跡」でしかありませんでした。この辺の感覚は、同じく心霊スポットとして有名な京都の深泥池とも似ています(ここも何度か行った事がある)。ただ、夜行くとまた感じが違うかも知れません。高台の見晴らしの良い所にあるので「ここから大阪平野の夜景を見たらさぞかし綺麗だろうなあ」と思いました。今度来るとしたら桜か紅葉の季節にしよう。

●終戦直後の鉄道大事故

 前述の旧生駒トンネルにまつわる鉄道事故についても少し調べました。その中で取り分け目を引いたのが、1946年のトンネル内車両火災事故と、1948年の急行暴走衝突事故です。
 前者はトンネル奈良県側出口付近で発生した車両火災で、風下の奈良県側に逃げた乗客は殆どが煙に巻かれて亡くなったのに対し、出口からは遠いが風上に当る大阪府側に逃げた乗客はほぼ無傷で生還したそうです。また後者の電車暴走事故は、奈良発大阪上本町行き急行が生駒トンネル出口でブレーキ故障を起こして暴走を初め、今の河内花園駅付近で先発の普通電車に衝突して数十名の死者を出した大惨事です。
 ただこの後者の暴走事故については、これでも犠牲者が最小限に食い止められた稀有の事例なのだそうです。何故なら、この暴走電車にたまたま乗り合わせた警察官や鉄道関係者のリーダーシップによって、空気抵抗を少しでも増す為に窓を全開にさせたり、乗客を出来る限り後部車両に避難させて床に伏せさせたり、運転士も何とか減速しようと運転レバーをバック運転に切り替えて停止させようとしたり(但しこれは暴走でパンタグラフが架線から遊離してしまってモーターが駆動せず適わなかった)、間にもう一本走っていた先行の準急電車を途中駅からの緊急通報で急遽待避線に逃がして、こちらの場合は間一髪でやり過ごしに成功したからです。この一番最初の準急電車に衝突していたら死者はもっと増えていただろうと言われています。
 この後者の事故で惜しむらくは、何故この時点で奈良線全線の運転を見合わせなかったという事です。当時は恐らく車内列車無線設備なぞなかったので、暴走原因がブレーキ故障である事までは外部に伝わらなかったのかも知れません。私としてはそれに加え、トンネル出口から大阪側に続く長い下り勾配で加速した電車が、よくぞ瓢箪山付近の大カーブを曲がる事が出来たものだと思いました。

●水車遺構と新興宗教のメッカ

 またこの生駒山地は昔から数々の遺構・遺跡がある事でも有名です。古くは、河内七谷と総称される生駒山西麓の7つの谷沿いには多数の水車があって、製粉や漢方薬の製造に使われていたそうです。しかし今はもう廃れて水車も無くなってしまいました。それどころか、今までの度重なる生駒トンネル掘削や山頂付近の生駒信貴スカイラインの建設によって、一部には水が涸れ始めた谷も出てきたそうです。
 そしてこの河内七谷には、「デンボ・オデキの神様」で有名な石切神社を初めとして、とりわけ旧生駒トンネルからも程近い辻子谷(づしだに)や額田谷を中心に、宗教法人としての登録もしていない小さなものも含め、新興宗教の聖地が多数分布している事でも知られています。知る人ぞ知る新興宗教のメッカで、心霊スポットも、旧生駒トンネルにも況して劣らず有名な暗峠越え旧奈良街道が近くにあります。この峠越えの旧街道は、名前こそ二級国道の308号線ですが急坂一車線で交通量も殆ど無く、付近には古戦場もあって夜はタクシーも通りたがらないとか。

●オカルト話の真偽

 再び心霊スポットの話に戻りますが、朝鮮人強制労働の歴史に加え、付近が新興宗教のメッカである事や、終戦直後の相次ぐ鉄道事故多発(その多くは戦争中の整備不良と酷使によるもの)が加わって、次第に因縁めいた話になっていったのではと思います。それとこれは私が思うに、生駒山地(断層帯が走っている)特有の地磁気の乱れや電磁場の影響が微妙に人体に影響を及ぼして、そこに「怖いものみたさ」の精神状態が加わって、人によっては幻覚を見たりするのではないかと思っているのですが。実際、旧生駒トンネルにも直ぐ横に電波塔や近鉄の変電所があり電力ケーブルも通っています。携帯で撮った写真がなかなか送信出来なかったのも、多分その所為では。
 はっきり言って、細木数子や下ヨシ子の霊力&財力で何でも解決するなら、これほど楽な事は無い。今頃はとっくに自民党政権が崩壊して民主連合政府が出来ている筈です。でも、そうならないのは何故? 生駒の韓国人犠牲者慰霊碑にお参りした帰りに高市早苗&安倍晋三ツーショットの自民党ポスターを見かけましたが、こいつらこそ、我々今のワーキング・プアの先輩筋でもある朝鮮人・日本人犠牲者坑夫の呪いを受けるべきでしょう・・・と、まあ色々書きましたが、やはりそうは言っても夜は余り行きたくはないです、こんな所には。

(参考記事)
旧生駒トンネル
 前掲書「旧生駒トンネルと朝鮮人労働者」に既出の韓国人坑夫慰霊碑の写真などもアップされている。
近鉄日本鉄道・旧生駒トンネル
 私が撮ってきた写真よりもこちらの方が数も多く分りやすい。
奈良線旧生駒トンネル
 近鉄奈良線の新・旧線と東大阪(けいはんな)線の、3つの生駒トンネルがある事に注意。当記事で取り上げているのは、そのうちの旧生駒トンネル(引用図中の赤線表示部分)の事です。
・新旧生駒トンネルにまつわる鉄道事故の話については、いずれもウィキペディアの生駒トンネル近鉄奈良線列車暴走追突事故の両項目を参照の事。
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