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今朝、知人にLINEで送ったメールをそのままブログに載せます。
おはようございます。昨日実家に帰って来ました。どの部屋も荷物で溢れかえっていますが、廊下の通路は確保出来ているので、何とか引越しの荷物を搬入する事は出来ました。
取り敢えず実家2階の昔、私の寝室だった和室に布団を敷いて昨夜は寝ました。まだ比較的整理されているこの部屋ですら、これだけ荷物で溢れかえっています。
荷物の大半は私が昔着ていた服だと思いますが、これだけでも大量にあります。幸い私は昔と体型が余り変わらないので、大半の服はそのまま着れると思うのですが。それ以外にも訳の分からない物が大量に散らばっており、どこから断捨離しようか皆目見当が付きません。
その中でお宝の写真に遭遇しました。猫のミーちゃんの写真です。2枚写真があって、そのうち1枚には2002年5月13日のスタンプが刻印されています。2002年と言えば、私が生協辞めてまだ間もない頃で、今の会社に勤め始める前後の時期でした。
ミーちゃんは、当時近所に住んでいた叔母ちゃんが飼っていた雌猫です。白と茶色のブチ毛で、狸みたいな顔をしていました。最初はお袋に懐き、やがてお袋と一緒に歩いていた私にも懐く様になりました。
当時の私は遅番のバイトで、帰って来るのが夜9時ぐらいでした。駅から実家に戻る途中で、その叔母ちゃんの家の前を通りかかると、必ずその猫が道端で私を待っていて、ニャアンと言って私に擦り寄って来るのでした。
ある日、職場の飲み会で遅くなり、終電で帰って来た時も、叔母ちゃんの家の前を通りかかると、玄関前の発泡スチロールの猫ハウスで寝ていたミーちゃんが、私の匂いに気が付いたのか、いきなり頭をもたげて、発泡スチロールの蓋を頭の上に乗せて、周囲をうかがっていました。
非常に頭の良い猫で、叔母ちゃんが引越す前も、自分は外で飼われているので、捨てて行かれると勘違いしたのか、私の家に来ても、それまでとは違い、直ぐに叔母ちゃんの家に帰って行くようになりました。
引越し当日、ミーちゃんは暴れて一緒に連れて行けなくなり、数日間、近所の別の叔母ちゃんに飼われた後、引き取りに来た叔母ちゃんに連れられて、引越し先に無事移り住む事が出来るようになりました。
それから月日が流れ、やがてミーちゃんが亡くなった事を風の便りで聞きました。そのミーちゃんの相手をしていたお袋も親父も亡くなり、ミーちゃんの事も忘れかけていた中で、偶然この写真を見つける事が出来ました。これも何かの縁でしょうか。