ピディングを起点にして、ドイツ東南部のミニ旅行を楽しんだ後はオーストリアのザルツブルクへ。といっても全くそのままアウトバーンを走るだけでパスポートチェックもありません。たかだか15分くらいでしょうか。
ケールシュタイン山の駐車場に停めてある車のナンバープレート
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さてザルツブルク。
ザルツはSALT(塩)の意味です。大昔アルプスは海だった・・・から始まってローマ帝国時代、7世紀からは司教直轄地となり聖ペーター寺院をはじめ多くの教会や宮殿が、様々な時代にわたって建てられました。貴重な塩の集積地としての財力があったのでしょう。
城壁の青い花
旅の前半の雨模様の天気とは一転。
抜けるような青空。さわやかな日の光。渡る風も、気持よく歩き疲れた私たちをいやしてくれます。
ほんの少し郊外に出ると、サウンドオブミュージックの世界が広がります。
映画で撮影された、その場所を訪ねるツアーもあるそうですが、そこまでいかなくても雰囲気は十分感じることができます。
ほんとに旅の楽しみ方はいろいろありますね。
「いいか悪いか」ではなく「楽しいかつまらないか」は、論理的に判断する左脳ではなく、感性主体に判断する右脳が決定します。
楽しい旅をしたいものですね。
公園出口で、すてきな若者がハーブ演奏をしていました。CD¥10ユーロ
左脳で理解する必要のあるドイツ語は分かりませんが、右脳で感じればよい音楽は世界のどこででも十分に楽しめます。
左脳と右脳って面白いですね。
すぐ後ろのオープンカフェで、彼の奏でる音楽を聴きながらビールを飲みました。
目をあげると、さわやかな緑の中にバラが咲き誇っていました。
モーツアルト生家
ザルツブルク旧市街を取材したテレビ番組を見て、興味を持っていました。
あ、これは逆です!
ザルツブルクに行くことが決まっていたから、数あるテレビ番組の中から、私の目を引いたということですね。
観光客がたくさん歩いていましたが、町のたたずまいはあくまでも古く落ち着いたものでした。
ザルツブルクの夜はモーツアルトディナーコンサートを楽しみました。
聖ペーター寺院の隣、岩盤をくりぬいて作ったこのシュティフツケラー・ザンクトペーターは803年創業のヨーロッパ最古のレストランといわれています。
当時の服装をした演奏者が、モーツアルトの曲を奏でる中、男性歌手と女性歌手が掛け合いながら歌う、ザルツブルクらしい夕食会でした。
この企画もI丸さんのおかげでした。ザルツブルクを満喫できました。
ありがとうございました。