脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

6月の右脳訓練 ドイツ紀行(塩の城ザルツブルク)

2013年06月24日 | ドイツ紀行

ピディングを起点にして、ドイツ東南部のミニ旅行を楽しんだ後はオーストリアのザルツブルクへ。といっても全くそのままアウトバーンを走るだけでパスポートチェックもありません。たかだか15分くらいでしょうか。

ケールシュタイン山の駐車場に停めてある車のナンバープレート
イギリス             オーストリア          フランス               P1000117_3オランダ
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さてザルツブルク。
ザルツはSALT(塩)の意味です。大昔アルプスは海だった・・・から始まってローマ帝国時代、7世紀からは司教直轄地となり聖ペーター寺院をはじめ多くの教会や宮殿が、様々な時代にわたって建てられました。貴重な塩の集積地としての財力があったのでしょう。

ホーエンザルツブルク城塞から見たザルツブルク市街
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城壁の青い花
P1000132旅の前半の雨模様の天気とは一転。
抜けるような青空。さわやかな日の光。渡る風も、気持よく歩き疲れた私たちをいやしてくれます。

ほんの少し郊外に出ると、サウンドオブミュージックの世界が広がります。

映画で撮影された、その場所を訪ねるツアーもあるそうですが、そこまでいかなくても雰囲気は十分感じることができます。
ほんとに旅の楽しみ方はいろいろありますね。

「いいか悪いか」ではなく「楽しいかつまらないか」は、論理的に判断する左脳ではなく、感性主体に判断する右脳が決定します。
楽しい旅をしたいものですね。

ミラベル宮殿
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P1000125_3公園出口で、すてきな若者がハーブ演奏をしていました。CD¥10ユーロ

左脳で理解する必要のあるドイツ語は分かりませんが、右脳で感じればよい音楽は世界のどこででも十分に楽しめます。
左脳と右脳って面白いですね。

すぐ後ろのオープンカフェで、彼の奏でる音楽を聴きながらビールを飲みました。
目をあげると、さわやかな緑の中にバラが咲き誇っていました。

モーツアルト生家
P1000120ザルツブルク旧市街を取材したテレビ番組を見て、興味を持っていました。

あ、これは逆です!

ザルツブルクに行くことが決まっていたから、数あるテレビ番組の中から、私の目を引いたということですね。

観光客がたくさん歩いていましたが、町のたたずまいはあくまでも古く落ち着いたものでした。

ザルツブルクの夜はモーツアルトディナーコンサートを楽しみました。P1000127
聖ペーター寺院の隣、岩盤をくりぬいて作ったこのシュティフツケラー・ザンクトペーターは803年創業のヨーロッパ最古のレストランといわれています。

当時の服装をした演奏者が、モーツアルトの曲を奏でる中、男性歌手と女性歌手が掛け合いながら歌う、ザルツブルクらしい夕食会でした。

この企画もI丸さんのおかげでした。ザルツブルクを満喫できました。
ありがとうございました。


6月の右脳訓練 ドイツ紀行(田舎町ピリングに4泊)

2013年06月24日 | ドイツ紀行

久しぶりに、ドイツの話題を。
前半の宿泊はツィマーフライという形式の宿に泊まりました。

ピリングの宿(玄関)                           部屋のベランダ
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ピリングでは朝食が付かないパタンでした。まだ新しくきれいで広さもたっぷり。20畳くらいの居間の片隅にベッドがあり、そのほかにベッドルーム1。それに台所、バスタブなしのシャワーのみでした。
とっても清潔で窓辺のゼラニュームがかわいい宿でした。
4連泊して10000円くらい!

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人口はどのくらいあるのでしょうか?
教会もあるしインフォメーションもありますが食堂は一か所だけ。ただし1600年創業というのですからなかなかですね。夕食は3回はその食堂で。日曜日は民族音楽のライブ付き。ドイツ料理はあまり種類がないのでだいたいここで体験できました。もちろんビールも!

中規模のマーケット、それにアディダスのアウトレット。乳業会社。焼き立てパン屋さん。朝から開くカフェ。

が旬の白アスパラガス (緑のも太いのです!)        ドイツ語ではシュパーゲル
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アウトバーンを降りて一般道を少々走りオーストリアまで数キロというところにピディングはありました。とにかく、とにかく緑が滴るようなきれいな町でした。


かくしゃくヒントー絵島at囲屋敷in高遠 その後

2013年06月24日 | かくしゃくヒント

ネットは便利ですね!

前回のブログにかいたように、高遠に遠流された絵島はボケたのではないかと心配していたのです。
高遠町保健福祉課のI羽保健師さんから早速お返事をいただきました。

しんわの丘ローズガーデンのバラ

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絵島はボケなかったか?と課長に聞いてみました。<o:p></o:p>

  最初はとても厳しい生活だったそうですが、後に高遠のお殿様が
  嘆願書を出して、外出したり、碁を打ったりなどできるように
  なったそうです。

それなら大丈夫だったかしら?
課長は高遠の歴史にとても詳しいです。

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大丈夫だったと思います!

歩くことは、脳の元気をなくした(脳の老化が早まった)方に対して、まず一番に勧める生活改善指導です。

脳の運動領域が体に指令を出すからこそ、「歩く」ということができるのです。
つまり歩いている間中、脳の運動領域は活性化されている(使われている)ということです。

それに引き替え、例えば左脳の読書。読んでいるつもりでも堂々巡りとか寝てしまったりとかしませんか?
右脳の音楽鑑賞でも、聞いているふりはいくらでもできますね?

体は動かしているか動かしていないか、実にはっきりしています。
(細かく言うと、体を動かす想像をするだけでも、他人の運動を見るだけでも運動領域は反応するのですが、実際に動かすこととは動き方が違います)

P1000339外出は散歩とはまた別の刺激に出会えそう。

花や月をめでるとか、もしかしたら誰かと会えるとか。
少しは身だしなみに気を配ることも許されたかもしれません。

は右脳と前頭葉の連係プレイです。
ゲームはすべて右脳といわれますが、なかでも碁は右脳を駆使します。

左脳に脳卒中が起きて、重い失語症になった方がいました。聞き取れないし、しゃべれない・・・

それなのに、5段の碁の腕前はそのまま維持できていたのです!

その方は、碁会所通いが、その後の人生を元気に過ごすための大きな支えとなりました。

人間にとって、何もしないで生き続けさせることは、この上ない罰ですし、長生きしてしまえばボケの問題が必ず出てきてしまいますね。

P1000342大人になって「碁」を覚えることは結構大変ですが、好きな人は「ご飯も忘れる」といいますよ。
大奥上臈のたしなみとして「碁」があったのでしょうか。

絵島さま。楽しみを見つけることのできる生活ができてよかったですね!

課長さま。さっそく悩みの解決をしてくださってありがとうございました。
歴史好きな方は多くいますが、このように地元の歴史を詳しく学ぶことは、単なる勉強に終わらないとってもいいご趣味だと思います!(^^)!

 


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