4月5日。天城山系の遠山桜。
遅咲きの桜や八重桜はまだ彩を見せていますが、山肌に繰り広げられる遠山桜の景色は、この1週間くらいでもう緑のグラデーションに様変わり。ここ伊豆東海岸の今年の桜を振り返ってみようと思います。
一番最初の桜は、大体毎年1月初めには咲く寒桜。初詣の帰りに足を延ばせばまず桜に出会えるという果報が味わえます。
川奈ホテル
早咲きですが、豪華な桜です。
今年は、河津桜の開花も早く1月中にはほころんできました。
散歩道で今年初めて見た河津桜。
伊東市内で、一番古い河津桜と教えていただきました。
自宅の入り口にある河津桜。今の家に転居した20年前にもそれなりの歳月を感じさせる木でしたから、樹齢は40年くらいかもしれません。築10年目に移りました。
今年は、あえて逆光で撮ってみました。
もう一本植えてある桜は稚木桜(わかぎのさくら)。これは牧野富太郎博士が好まれたといわれています。一重の可憐な山桜ですが、二年生で花が咲くという異例のスピードを好まれたのかもしれません。夜桜の稚木桜。
原則、伊東市内にしかない伊東小室桜。河津桜に似ていますが、発見者の萩原さんによると「もっとさわやかで可憐」
発見された小室山にたくさん植えられています。桜広場から、眼下に川奈ゴルフ場、その向こうには伊豆大島!
小室山ではこんな不思議な景色も見られます。
桜といえば、染井吉野ですね。松川湖の桜並木は山裾に広がっています。
桜並木といえば、自宅前の道も染井吉野が植えられています。
友人が「どうしても、ここの居間で満開の桜を見たい。夜桜もいいなあ」と念願していたので、何日にするかさんざん迷った挙句3月29日にしました。まあ、結婚記念日だったということが最後の決め手でしたけど。
ほとんど満開の桜の上に、満月が浮かび上がるというなかなかのたくまざる演出に、友人は大喜びしてくれました。
知られざる桜もあります。MOA大仁農場にあるともえ桜。
下がり気味の枝に「支えを付けてやることは簡単ですが、桜の力を信じて土には気を配って、それだけにしています」と係の方が説明されるのに感心したことを、今年もまた思い出しました。
まん丸のかわいい咲き方をします。
友人が喜んだといえば、もう一組。
天城山系の標高が高いところには、天城こめ桜の群生があります。ほんとに群生。谷を見下ろすと大小の桜がたくさん咲いています。下向きに咲く花は1~2センチで白から淡いピンク色まで。花弁を支えるガクの色も薄紅色から緑色まで様々ですから、群生していても変化に富んでいるともいえるのです。
花見に決めた天城高原別荘地は、靄がかかっていました。
この下の谷には、一面の天城こめ桜が広がっていました。
靄の雫をまとった桜花。
ここの天城こめ桜、富士山周辺の富士桜、箱根の箱根桜はまとめて豆桜とも言われます。その気になってみないと、ちょっと小さい桜かなと見過ごしてしまいそうです。その気になってみるとその可憐さに心奪われることになります。
桜の多い伊豆高原でも、近所で見かける御衣黄(ぎょいこう)は、ほんの数本。緑色から始まって。だんだんピンクになっていく桜です。
黄色のうこん桜との差は、御衣黄の持つ臭い(こちらの字の方が適切らしい)だと。残念ながら桜の花は思いがけず高いところに咲きますから、この情報は知識のままに過ぎ去っていくことでしょう。
日本で見られる桜の種類は、数百種とも言われています。染井吉野!と反射的に思いますが、山の桜の多様さを知ると染井吉野だけが桜ではないことがよく納得されます。
一方、認知症は桜の逆です。そのほとんど90%以上がアルツハイマー型認知症。
川奈ホテル
早咲きですが、豪華な桜です。
今年は、河津桜の開花も早く1月中にはほころんできました。
散歩道で今年初めて見た河津桜。
伊東市内で、一番古い河津桜と教えていただきました。
自宅の入り口にある河津桜。今の家に転居した20年前にもそれなりの歳月を感じさせる木でしたから、樹齢は40年くらいかもしれません。築10年目に移りました。
今年は、あえて逆光で撮ってみました。
もう一本植えてある桜は稚木桜(わかぎのさくら)。これは牧野富太郎博士が好まれたといわれています。一重の可憐な山桜ですが、二年生で花が咲くという異例のスピードを好まれたのかもしれません。夜桜の稚木桜。
原則、伊東市内にしかない伊東小室桜。河津桜に似ていますが、発見者の萩原さんによると「もっとさわやかで可憐」
発見された小室山にたくさん植えられています。桜広場から、眼下に川奈ゴルフ場、その向こうには伊豆大島!
小室山ではこんな不思議な景色も見られます。
桜といえば、染井吉野ですね。松川湖の桜並木は山裾に広がっています。
桜並木といえば、自宅前の道も染井吉野が植えられています。
友人が「どうしても、ここの居間で満開の桜を見たい。夜桜もいいなあ」と念願していたので、何日にするかさんざん迷った挙句3月29日にしました。まあ、結婚記念日だったということが最後の決め手でしたけど。
ほとんど満開の桜の上に、満月が浮かび上がるというなかなかのたくまざる演出に、友人は大喜びしてくれました。
知られざる桜もあります。MOA大仁農場にあるともえ桜。
下がり気味の枝に「支えを付けてやることは簡単ですが、桜の力を信じて土には気を配って、それだけにしています」と係の方が説明されるのに感心したことを、今年もまた思い出しました。
まん丸のかわいい咲き方をします。
友人が喜んだといえば、もう一組。
天城山系の標高が高いところには、天城こめ桜の群生があります。ほんとに群生。谷を見下ろすと大小の桜がたくさん咲いています。下向きに咲く花は1~2センチで白から淡いピンク色まで。花弁を支えるガクの色も薄紅色から緑色まで様々ですから、群生していても変化に富んでいるともいえるのです。
花見に決めた天城高原別荘地は、靄がかかっていました。
この下の谷には、一面の天城こめ桜が広がっていました。
靄の雫をまとった桜花。
ここの天城こめ桜、富士山周辺の富士桜、箱根の箱根桜はまとめて豆桜とも言われます。その気になってみないと、ちょっと小さい桜かなと見過ごしてしまいそうです。その気になってみるとその可憐さに心奪われることになります。
桜の多い伊豆高原でも、近所で見かける御衣黄(ぎょいこう)は、ほんの数本。緑色から始まって。だんだんピンクになっていく桜です。
黄色のうこん桜との差は、御衣黄の持つ臭い(こちらの字の方が適切らしい)だと。残念ながら桜の花は思いがけず高いところに咲きますから、この情報は知識のままに過ぎ去っていくことでしょう。
日本で見られる桜の種類は、数百種とも言われています。染井吉野!と反射的に思いますが、山の桜の多様さを知ると染井吉野だけが桜ではないことがよく納得されます。
一方、認知症は桜の逆です。そのほとんど90%以上がアルツハイマー型認知症。
高齢者には、脳機能ですら正常老化の厳然たる事実があります。そのうえに病気や退職や別離などをきっかけに、趣味も交遊も生きがいもなく、運動もしないで家にこもりきっていると、廃用性の機能低下(使わないから機能が衰えてくる)が加味されるのです。そして小ボケ、中ボケと進み、大ボケ(世の中が言う認知症)にまで至ると、治せない。
だから認知症予防は、自分の脳をイキイキと自分らしく使い続けることだということになりますね。認知症予防からみると、コロナの自粛生活は危険極まりない生活状況です。高齢者は自分の脳を守ることを意識しなくてはいけません。
例えば三密回避して花見を楽しむとか。花見が無理なら、テレビを活用する、昔のアルバムを楽しむ、ユーチューブで探してみる。さまざまな桜にまつわる本、音楽、料理。友人とメールや電話で桜を話題にする。今の時期だからこそ、盛り上がることができることはたくさんありそうです。
桜を理解するよりも、認知症を予防する方が簡単なように私には思えます。