ステイホームの日々ですが、急な用事で岩手県奥州市へ行きました。
トンボ帰りも…ということでちょっと寄り道。
福島駅で下車。福島駅前に古関裕而像発見!
宿は信号を渡ったところの、ザセレクトン福島。シティホテルなのですがなんとツインで5000円弱という安さです。なぜ?
フロントで、一度は!と目論んでいた花見山公園のことを尋ねると、「ちょっと盛りは過ぎてますが…タクシーの定額料金制度があって、公園入り口まで連れていってくれて1600円ですよ」と教えてくれました。
今年のソメイヨシノは記録的な早さで開花、3月末には満開だったそうです。それでも「桃源郷」と呼ばれる片鱗は感じられるだろうと散策開始。4/20の福島は23℃快晴。
入り口で出猩猩(デショウジョウ)が秋のような風情で出迎えてくれました。
ひっそりとお堂が。
こんなに大きなミツマタは初めて見ました。
このお花について、花見山公園でお近づきになった松崎さん(後述)からお知らせが来ました。
「気になってましたが、この花はビバーナムティナスですよ」って。
ありがとうございます。
松崎さんからいただいた先日のメールでは、最後にさりげなく「平成28年に内閣府からエイジレス章を受けました」と教えてくださいました。わたしは知りませんでしたが、各県から一人くらいしか授けられないもので、まさにかくしゃく高齢者の証と言えます!
見晴らし台までの道すじでは、サクラの時にはどれほど見事な景色が繰り広げられていたことかと何度も思いました。
でも足元には可憐な野草が次々に楽しませてくれます。
古来から愛でられたスミレ
新参者のスミレ
クサノオウ
イカリソウ
もちろん花木もありますよ。
サラサ木蓮のベストショットを夫が狙ってるようです。
願わくば、私たちもこのようでいたい…と思わせる木蓮の花。
利休梅(リキュウバイ)
展望台に着いて、全く月並みですが「うわーきれいな景色」
花見山公園の向こうに福島市街が広がり、その先に残雪の吾妻連峰がクッキリと迫ってきます。
もう少し近づけてみましょう。中央の整った山は吾妻小富士。
吾妻小富士の残雪は種まきうさぎと言われるそうです。
ボランティアガイドの松崎さんが丁寧に教えてくださいました。「白馬なんかよりずっとクッキリとうさぎに見えます」と写真を見せてくださいました。
松崎さんは、花見山公園だけでなく飯坂温泉のハナモモの世話、子どもたちに昔の遊びを教える活動、ネイチャーガイド、松ぼっくりやシュロを使ったものづくり、エコバッグ制作も教えていらっしゃる…etc.
いただいた名刺の裏から、松崎さんの生活ぶりが彷彿とされますねえ。
かくしゃくへの道をばく進中の松崎さんとの語らいも今日の大きな収穫でした。
それでも、コロナのせいで活動が大きく制限されていると言われていました。
「まだまだサクラが咲いてるので楽しんでくださいね」のお言葉通り、帰り道も見事でした。
関山(カンザン)。
見事な八重咲きで桜湯にする品種です。片親はオオシマサクラ!
数本群生していると、強い主張が日本の桜っぽくないですね。欧米で人気があるというのも納得です。
ただ、上から見下ろした景色は素晴らしかったですよ!残雪の吾妻連峰とこの関山のピンクが引き立てあって息を飲みました。
関山と対照的に可憐な天の川。
かすかに杏仁の香りが楽しめました。
この天の川の形状を箒型っていうんです。
ウコンサクラにも出会いました。
樹形は優しげな風情でした。
御衣黄(ギョイコウ)も発見。
全体像。
この花見山公園は花木栽培農家である阿部さんという方が、個人的に作られた公園です。当代は4代目になられるとか。
池のある本格的な日本庭園も見せてくださいます。
日本庭園の向こうに広がる小高い山もシーズンには花で覆われるそう!
奥にはチューリップ畑も。
散策路からハート発見♥️車の大きさから広さを感じてくださいね。
二度目の福島のミニトリップは満足の時間でした。そういえば、前回の福島も楽しみました。