脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

東京で右脳訓練

2025年01月30日 | 私の右脳ライフ
保健師さんたちから「今は忙しいけど、時間ができてから遊ぶいいヒントだと思って楽しんで読んでいます」と声を掛けられますから、カテゴリー「私の右脳ライフ」の記事が増えるのです。

1月28日~29日、お台場に泊まっていつものように歯科検診と絡めて、東京で右脳訓練にいそしんできました。今回はちょっと動き回りすぎたかもしれません。友人からは「年齢を考えると動きすぎと言われてもしかたないよね〜」と呆れられてしまいました。時系列に沿って報告します。
1月28日。
この日のメインイベントは戸畑高校18回生で首都圏在住者で結成したグループDoors'18の新年会出席。池袋駅西口交番前で15:55集合。ここに向けて計画を練りました。
友人から推薦されていた山崎エマ監督のドキュメンタリー映画「小学校-それは小さな社会」絶対見たいと思っていましたが、前回の上京の時は時間が合わずに断念した映画です。検索してみると銀座シネスイッチ(銀座4丁目)
で上映期間が延長されているではありませんか!



早速上映時刻に合わせて電車をチョイス。8:30に最寄り駅を出発。東京着10:18。乗り換えて有楽町。歩いて映画館へ。10時半には到着でき、10:45からの上映に間に合いました。と、書けば一行ですが、品川乗り換えなのか東京乗り換えの方が早いのか、品川で地下鉄浅草線の方が近いのかなどなどネット検察をしまくって決めました。
映画は、監督の意図が子どもや先生方のひたむきさを通して伝わってきて、何度か涙が出てしまうようなすばらしい映画でした。
12:25終了。普通ならここで何かランチになるところですが、たまたま銀座1丁目のOギャラリーで高校後輩の久野隆二個展があるというニュースが、先週飛びこんできていましたから、ちょっと顔を出すことにしました。歩いて6分というのもグーグルマップが教えてくれました。





都立大哲学科で学んだ後画家を目指した作者から説明を受けると見え方が違ってきます。以前の作風と少し変化したことを尋ねたり、片目の意味や、難解な画題の奥深さなど興味深かったです。個展開催のニュースをお知らせくださった戸畑高校天籟同窓会関東支部の津崎幹事長さんは10年後輩。作者の久野さんは20年後輩!
少なくとも私はその年齢差を超えて楽しませていただきました。ありがとうございました。


池袋15:55までの空き時間も、予定を入れました。大学時代の友人から素敵なプレゼントをもらうことになっていたので、郵送でなく直に受け取ることにして、彼女の都合も池袋がいいということで14:00から15:50まで池袋デート。おしゃべりの切れ目がない楽しい時間でした。
いよいよメインイベントどあーず18(この表記は完全に自由となっています。Doors'18は入力するのに手間がかかりすぎるというもっともな理由です)新年会。

居酒屋さんと聞いてちょっとうるさいかもと思っていましたが、ドアーズ(片仮名表記も、18の省略も可)メンバーで一室使えるようになっていて、安くておいしい料理をいろいろ頂きました。なんと4時間近く楽しませていただきました。

メンバーから「戸畑のH丁君にも送ってあげよう」と声がかかり撮った写真です。こんな声をかけあう友人関係を持っていることは宝ですね。
(早寝をしていたH丁さんからは「女子のMさんともう一人は誰ですか(卒業以来の初参加ですもの)M山君がいないけど(所用で急遽欠席)」という実に的確な返信が翌朝来ていました)
ふるさとは北九州市戸畑区という地方都市ですから、高校の思い出と同じくらい中学校の思い出話に花が咲きました。初参加のY本さんも「人生を振り返ってよく頑張って生きてきたなと思った」という素敵な感想をくれました。

女子組でお台場のホテルに泊まりました。恵比寿に住んでいる友人も「夜のお台場は見ることがない。まさに東京」とレインボーブリッジや東京タワーやスカイツリー。そうそうフジテレビビルも指さして楽しみました。
1月29日。
朝食に行って外国の方が多いなあと思ってハタと気づきました。春節のお客さんがいるのですね。

行きつけの東京日本橋歯科へ。朝食ビュッフェに舌鼓を打ちすぎて、受付を終了したのがまさに予約時刻の9:30。

昨日の映画でいえば小学校で10分前集合のトレーニングを受けてきたはずなのに…とちょっと反省。
歯科検診の予定が、ほんの少し歯が欠けていたのでその治療もしていただいて所要時間は1時間。治療費は2,030円。東京の歯科まで行くというと驚かれます。かたどりをして治療するときは2度上京ですが、いつもは1回で終わる神業です。私の生き方にもぴったりですから、喜んでお任せしているのです。
さあ次の予定は、六本木の国立新美術館。

昨日会った友人のご長男の奥さまがシャドウボックスの先生ですが、日本全国のシャドウボックスをされる方々の合同展覧会が開催されているタイミングだったので喜んで行きました。





目的のコーナー。万博の年を記念して世界中の民族衣装の作品が壁面五つに展示されていました。



作品の質の高さにもその量にも圧倒されました。
これは見るに値すると思っているところに孫娘からメール。「今日東京にいるの?」から始まってあっという間に「品川駅で」ただし「昼過ぎまで大学にいるから15:30過ぎでいい?」
新国立美術館の後は「おいしいものを買って、夕方までには帰ります」と夫と約束してたのです。もちろん孫娘と会うのが最優先。夫には事情を話して、19時過ぎになる連絡を入れました。「了解。○○によろしく」と。
今日の終わり方は、決まりました。15:30までさあどうしましょう?
デートの場所が品川駅。そうだプリンスシネマがある。(名前がTジョイプリンス品川になっていました)とにかく品川に急ごう。
一番大切なのが終了時刻。それをメインに選んだ結果、上映時刻は10分ほど過ぎていましたが「働く細胞」に決定。
実はちょっと興味があったのです。白血球、赤血球、血小板、マクロファージ、キラー細胞、ナチュラルキラー細胞、ヘルパーT細胞その他肺炎球菌などの細菌、肛門あたりの筋肉…
私は4年前に公認心理師の受験のためにこの領域も勉強したので、まあ理解できたと思います。高校までの勉強だと忘れてしまっていて付いていくのが大変だっただろうと思いました。
アニメのような表現が主ですが、内容はよく練られていると思いました。抗ガン治療薬を投与されたときの「働く細胞」たちからみた情景などは、この映画だからできたものだと感心しました。
さあいよいよ、思いがけないビッグイベント。
1時間くらいだと覚悟して品川駅構内のカフェで話を聞くつもりで待っていました。久しぶりに会う孫娘はすらっと大きくなっているような気がしました。早速口にすると「そんなことないのだけど…」とはにかんだので「体が大きくなったのじゃあなくてお姉さんになったのね」と嬉しさをかみしめました。
「何の勉強をしているの?」と聞いたら、「細胞の中の小さな粒(とは言わなかったような気がしますが)の研究。とってもコツコツやってるよ」
「いま『働く細胞』見てきたの」と内心ちょっとした共時性に驚きながら言ったら「ああ。あの映画ね。面白そう」といってくれました。
写真一枚も撮ることなく話し続けた1時間強。
久しぶりに会った孫娘はとってもきれいな目をしていて、見とれながら話しました。いろいろ体験することも楽しい時間ですが、心の交流ができるこういう時間は特別ですね。
チャットGPTの使い方を尋ねたら「使ってないの。引用をはっきりさせて使っていいといわれる先生もいらっしゃるけど、正しいかどうか検証しなくっちゃあいけないでしょ?かえって手間がかかるから」
私はよく「負うた子に教えられる」思いをすることがありますが、今回は「子」でなく「孫」。確かにネットからもいろいろ教えてもらいますが、生身の声ほど染み渡ることはないことを実感しました。
ちゃんと改札口で送ってくれて…ありがとう。
ありがとうはもうひとつ。夫は夕食を作ってくれていました。映画のエンディングロールふうに言うと、1泊2日の旅のspecial thanksですね。

by 高槻絹子

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