わが家の歳時記ごはん。
旧暦7月7日は五節供のひとつ七夕。
現代の暦では、7月はまだ梅雨どき。
福岡は天の川を見られませんでした。
とはいえ、お盆の前の行事なので、
梅雨のケガレをはらわなくては!
キッチンには夏野菜や、麦の収穫を感謝する室礼を
していました。麦の収穫、麦からできたものとして
そうめん、ビール、大分県人なら麦焼酎(笑)。
室礼は直会(なおらい/供えたものをお腹に入れる) で完結
します。そうめん。川の流れ。
天の川だったり、ケガレを流してくれる川だったり。。。
五色の短冊ぅ♪ の五色プレート。
緑 きゅうり
赤 トマト塩酢
黄 ゆでたまご とうもろこしのかき揚げ(共通の好物)
白 ロールチキン
黒 エリンギ
節供。その昔は年中行事でした。
年中行事は公式の祝日で特別なハレの日でした。
と同時にケガレをはらう日。
先人たちは年中行事で気持ちと体のよみがえりをして
いました。
また、直会は、お腹に入れる=自然の力を体に受けさせて
いただく行為。氏神さま、亡くなった親や子、ご先祖様も
同席しています。
その輪の中に自分も、自分の家族も包まれ護られている
ということを感じつつ年中行事(ハレの日) は幕を閉じ、
再び日常(ケ) に戻ります。
薬味・・・薬という文字が示すとおり、体にいい薬効
があります。梅雨どきなら、さわやかに効いて湿邪退散!
わが家は名前に藤がつくので、名前にちなんだ器に
盛り合わせました。
今週土曜日におうち歳時記のお話をさせていただきます。
ご参加の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
実習は箸袋折り!