内容の大きな部分を美術手帳より頂いています。初公開の伊藤若冲の果蔬図巻(かそずかん)の説明文などの内容についても引用させて頂きました。
1月に福田美術館に訪問した時は世界初公開の事も知らずに、伊藤若冲の絵巻物(果蔬図巻)が展示公開されている程度の知識しかありませんでした。
「果蔬図巻」
今年開館5年を迎える京都・嵐山の福田美術館が、伊藤若冲作(1716~1800)の新発見の絵巻を披露した。
伊藤若冲は言わずと知れた江戸時代の絵師。京都の青物問屋「枡屋」の長男として生まれ、裕福な環境のもと、独学で作品を制作した。その作風は細部まで描き込まれたものが多く、極彩色で彩られた絹本着色の作品や、即興的な筆遣いとユーモラスな表現が特徴の水彩画は、日本美術史上でも異彩を放つ。
今回披露された作品は1791年、若冲が76歳のときに描いた全長277センチ(跋文を加えると332センチ)あまりの絵巻で、《果蔬図巻(かそずかん)》と名付けられた。若冲としては珍しい絹本着色で、若冲ならではの美しい色彩を用いて様々な種類の野菜と果物が描かれた絵巻だ。
本作はもともとヨーロッパの個人が所蔵していたもの。2023年2月に大阪の美術商から福田美術館に画像確認の依頼があり、7月に真贋鑑定を行ったうえで、同年8月にオークション会社経由で所有者から購入したという。その後、4ヶ月をかけて剥落などの応急処置が実施された。以下省略(美術手帳より引用です。)
その事実を知らずして福田美術館を訪問して鑑賞する事が出来た事は、望外の喜びでした。
1 それでは、果蔬図巻を説明する物から先にアップします。
2
3
4
5 福田美術館で初公開された伊藤若冲の果蔬図巻の絵巻物を拝見しています。それと驚くことは、福田美術館では写真撮影(スマホだけだったかは失念しましたが、)可なんです。写真撮影してこなければ、遠い忘却の彼方に消え去り記憶の表舞台に出てこなかったかもです。美術館には感謝感謝です。
6
7
8
9 果蔬図巻の巻末には跋文が加えられています。
10 展示している全体像です。上段に解説文が、下段に本物が展示されていました。
11
12
価値の分かる日本に戻って来た事も嬉しさを倍増してくれました。
99
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます