最近の歌舞伎座での昼の部の観劇では、殆ど晴海通りを挟んだ向かいの木挽町辨松でお弁当を買い求めていました。
歌舞伎の幕間に頂く日本独特の古くからの風習が何とも心地良かったおもいです。
三月大歌舞伎では最後の木挽町のお弁当を頂く積りでいましたが、今回の新型コロナウイルスの件で希望もかないませんでした。
電車に乗っても、車に乗っても買いに行くのは気が咎めますので今回は遠くから本日の営業後の閉店を偲ぶだけです。
くれぐれもお間違いなきように、今回152年の歴史に幕を閉じるのは木挽町辨松さんです。
廃業するのは大変残念ですが、後継者不足などと今回の件でこのように決断したようです。
創業160年を迎える日本ばし弁松総本店さんではありませんので、お間違いのなきようにご注意ください。
こちらは、廃業する木挽町辨松さんのHPをスクリーンショットで撮影したものです。
赤飯が大好きな自分にとって、歌舞伎座の席で木挽町辨松のお弁当を食べるのが一つの楽しみでもありました。
その楽しみが無くなるのも少しざんねんですが、致し方ありません。
三月大歌舞伎の昼の部にお邪魔することが出来なくなった時から、辨松さんのお弁当は無理だとは思っていました。
過去の自分のブログでの辨松さんのスレッドはこちらです。
これからも営業をつづける日本ばし弁松総本店のスクリーンショットです。
その三月大歌舞伎の演目が期間限定でユーチューブにアップされています。
これも、新しい取り組みで、辨松さんのお弁当は残念ですが、ユーチューブに公開されているのは大変うれしい試みです。
みどころを歌舞伎美人から引用させて頂きます。
昼の部 一、雛祭り(ひなまつり) 美しく愛らしい雛人形たちの舞い
心躍る桃の節句。華やかに飾り付けられた雛壇は、目の覚めるような美しさ。女雛、男雛をはじめ、左大臣、右大臣、そして官女、五人囃子の人形が動き出し、なんとも雅やかに舞い始めます。しかし、暁の鐘が鳴ると…。
雛人形たちに魂が入り、ユーモアあふれる趣向で優雅に舞う、弥生興行の幕開けにふさわしい舞踊劇をご覧いただきます。
【期間限定配信】三月歌舞伎座『雛祭り』 舞台映像 HINA MATSURI
10日間のユーチューブ上での公開がすぎました。松竹さんありがとうございました。
【期間限定配信】三月歌舞伎座『新薄雪物語』も追ってアップします。