日本も終息をみませんが、ヨーロッパでは再度都市封鎖をしなければならない状況下の国も出始めています。
世界でのコロナ感染状況は worldometer から引用させて頂いてます。今回もこちらのデータを使用します。
1 今回のこちらのデータはヨーロッパのみの国々の物を利用しています。新型コロナウイルス感染者の累計数です。ヨーロッパ全体では8,600,000余名です。一番多いのはロシアが1,530,000余名でそれに続くフランス1,160,000余名で次のスペイン迄の累計感染者が100万人越えです。因みに日本は97,000名強と表示されています。(第5図で)
2 今度のデータは累計死亡者数の多い国順です。赤く囲われて所で、イギリス、イタリア、スペイン、フランス、ロシア、ベルギー(人口の割に死者数が多いです。)、ドイツ、オランダと続きます。第七位のドイツまでの死者数の累計は1万に越えです。これらの国々でパニックにならずに良く収まって社会の平静を保たれていると思います。日本でこれほどの死者が出たら時の政権のせいにして内閣は吹っ飛んでいるかもしれません。
3 ヨーロッパには小さな国が沢山あります。人口が少ないので一地方にクラスターが出来たようなものかもしれません。ですから、極端に人口が少ない国、例えば10万人以下のミニ国家では順位付けしても意味が無いと思っています。便宜上、国家とカウントされていますので計上されています。しかし、データ分析の対象から外しても問題ないとおもいます。一位のサンマリノから三位のアンドラなど・・・です。反対に人口が多い国では同じパーセンテージで死者数や罹患者数が出てもパイが大きいので絶対数はおおきくなります。
従って、少数の人口の国を除き100万人当たりで何名の死者が出ているか見たのがこちらの図です。
4 17位以降の100万人当たりの死者数の続きです。
5 ヨーロッパで表示しましたので、日本はどのような位置につけているのか比較する意味で全世界の図を計上したものです。何をもって成績優秀と言うか意見の分かれる所ですが、立派なものだと思っています。
次に図1の1位のロシア~6位のドイツまで。ヨーロッパの累計感染者の多い国の10月26日の状況を記載します。
- ロシア: 致死率 2.24% 新規感染者 17,347名(最多のようです。)死者数 219名
- フランス: 致死率 24.04%(間違いではありません。)新規感染者 26,771名(前日の10月25日付けでは、最多の52,010名です。)死者数 257名 (第一波の時の死者数より格段に少なくなっていますから、致死率もドンドンと低下すると思えます。)
- スペイン: 致死率はN/A 新規感染者数17,396名 死者数 93名(第一波の時の死者数より格段に少なくなっています。)
- イギリス(UK) 致死率はN/A 新規感染者 20,890名(第一波より大幅にグラフの山が大きくなっています。前途多難を感じます。) 死者数 102名 (第一波の時の死者数より格段に少なくなっています。)
- イタリア: 致死率12.24% 新規感染者 17,012名(第一波より大幅にグラフの山が大きくなっています。) 死者数 141名 (第一波の時の死者数より格段に少なくなっています。)
- ドイツ: 致死率 3.07% 新規感染者 12,621名(第一波の山より大幅にグラフの山が大きくなっています。) 死者数 44名(第一波の時の死者数より格段に少なくなっています。)
ヨーロッパのデータを見て感じたことは。第一波を大幅に超える新規感染者の増加です。棒グラフの山の大きさが全く異なりますから、感染防止に努力しなければならない事は一目瞭然です。が、反対に一日当たりの死者数の棒グラフの山の大きさは格段に小さくなっています。死者数を抑え込んでいけるかが、防疫の可否でしょうか。
対比する意味合いもあり、日本のデータをアップします。こちらも10月26日の数値を使用します。
- 日本: 致死率1.88% 新規感染者 540名 死者数 7名
気分転換に法隆寺で見つけた秋を。
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