喜多川歌麿の版画と伝えられるフランス、パリ・ルーブル美術館の所蔵される4点の版木を摺る為にパリに赴きます。摺師は竹笹堂五代目の竹中健司さん。父であり健司さんの師匠でもある四代目の清八さんは日本にある歌麿の版木を摺っている。今回、ルーブル美術館に眠る喜多川歌麿の浮世絵を摺る為に渡仏する。
今から200前後の版木に魂を吹き込むのである。
グーテンベルクが発明した活版印刷と原理は同じである。浮世絵として沢山の美人画や風景画が摺られて販売された。その江戸時代の文化に感動を覚える。江戸の世が美人画や風景画など買い求める事が出来る社会であった事が素晴らしい。今現在の時代ではなく文明の進歩したヨーロッパに於いてすら字も読むことが出来ない人が沢山いた時代である。日本とは、かくも凄い歴史に積み上げられた流れの中に続いているのである。
【全編配信】パリに眠る幻の「歌麿の美人画」 京の摺師の手で100年の時を超え目を覚ます 世界に散逸した浮世絵の復刻を目指す京都の木版画作家の挑戦 「京の摺師」 4K撮影〈カンテレ・ドキュメンタリー〉
何度もお邪魔しているパリですが、ルーブル美術館の前を歩いているのに、入る事は有りませんでした。時間が無くていつかまた、入る事があると思ったのが大きな誤りでした。
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