花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

冬のイタリア【ミラノ~ヴェネツィア~フィレンツェ~ローマ】ミラノ・ヴェローナ

2012-01-30 | 花・風景・旅・他
このタイトルのせいでしょうか?
アクセスが普段より多くなっているようで驚いています。

イタリアツアーをお探しでたどり着いた方にはちょっと申しわけないような。。。




さて、屋上に上がる前にドゥオモの中に入ってみます。
入り口で簡単な手荷物や服装のチェックがあり大きな荷物や露出度の高い服はいけないそうです。







神聖な場所ですから大きな声でおしゃべりは禁止

冬で観光客が少ない上まだ割合朝早い時間のせいか人はまばら
静かです。




熱心に祈りを捧げる人たちもみられました








さあ、上がるために一度外に出ましょう



鳩が寒さで彫刻の一部のようにじっとしています
日本だったらきっと鳥避けの金網が張られているところでしょう







屋上への階段とエレベーターの入り口は正面からではなく、脇の方にあり双方とも有料ですが
エレベーターの方がちょっとだけ料金が高い。

このドゥオモ(ミラノ大聖堂)は世界最大のゴシック建築で着工が(最初の石が置かれた)1386年、
宗教改革で中断もあり5世紀かけて完成したそうです。

























135本の尖塔には聖人像が



いつぞやTVで見たジャニーズのグループのコンサートシーンを思い出した私は不謹慎ですか?








一番高くあるのは金のマリア像
この最上部で高さ108.5m

修復中のようです

どうも(ダジャレじゃありません)どこかしら修復をしていて
完全な姿を見られる期間は少ないのじゃないかと想像しますが
どうなんでしょう?









ガッレリアを戻り少し散策すると



レオナルド・ダ・ビンチ像
取り囲むのは弟子たち
ダ・ビンチは女性には興味がなかったそうで
そのせいか弟子たちは美形ばかり







振り返るとスカラ座







カフェの店員さんも寒さにダウンを着て
こんな寒い外席にお客さん来るのかしら?







といった街並みを見つつ本日のランチはミラノ名物のミラノ風カツレツです

これはお肉をうすーくうすーくうすーく叩きのばして細かいイタリアパン粉で揚げたお料理。



ふっくらジューシーとろけるようなお肉が大半の好みである日本人にはウケはどうでしょう?

いえ、きっとおいしいお店で食べればおいしいのです。
というよりは、こんな団体じゃなかったらこのお店もおいしいのだと思います。

何せ39人、もしくは他のツアーも混じればそれ以上の人数分を一度に出すのですから・・・

それにしても、前菜・メイン・デザートの小さなコースというにはあまりにも付け合わせの寂しいこと

全食事付き格安ツアーですからね、これで文句を言ったらバチがあたります。
とは言いつつ、十分心の中は不満いっぱいですが。


イタリアは入り口が狭くても奥行きがあったり、案外広かったりするお店が多いです。
そして、席数のわりにトイレが少ないというのが常識のよう。


日本と違い公共場所のトイレも少なく、始終トイレ時間を意識しなくてはならずトイレのある場所に着いては、
また出発時刻近くなってはその度行列を作るのでした。






お昼と長い行列のトイレを済ませ、次の場所はヴェローナです。





何か願いをかけてか?
川に渡された金属ロープにたくさんの鍵






シェークスピアの名作「ロミオとジュリエット」のモデルとなった
ジュリエットの家(ジュリエッタ)

しかしシェークスピアがイタリア訪れたとの記録はないそうです






ジュリエットの像
右胸に触れると幸せになれるといわれるため
ジュリエットの右胸は金ぴかになっています

あまりにも触られまくりでみているこっちがつい恥ずかしくなるのは
かえって私が下品でしょうか?



近くにロミオの家もあるそうですがそこは民家となっているそうです






エルベ広場
エルベは野菜の意味で古代野菜の市があったとか
今ではおみやげ物売りが並んでいます







ガイドさんの説明はすっかり忘れたのですがエルベ広場の建物の壁画
いつのものだったか?





ランベルティ家が1172年に建てた「ランベルティの塔」
上ると街が一望できるそうです






広場にあったユニークな水道蛇口

その向こうに「BUON NATARE」(=メリークリスマス)の垂れ幕
気になって表に回ってみると





クリスマスのお祭りの飾りでしょう







ダーリンにはウケが悪かった張りぼて
私はけっこう気に入っているんだけど







そこかしこにオープンカフェ
みんな寒さなんて気にしないの?







これも古代の城壁でしょうか?
アーチ状の通路が時折あり、その奥にはまた街が広がっています







コロッセオ(アレーナ)
ローマだけではなくヴェローナにもあるのです
現在でもオペラなど上演されるそう






今年の上演予定






バス路線案内?





長い1日の観光も終わり薄暗くなりはじめたころバスでホテルに向かいました。

宿泊地はノヴェンタ・ディ・ピアーヴェ
(旅行社の予定表にはヌエンタディビアヴェとわけのわからぬ地名になってた)




翌日は水の都ヴェネツィアです。

オフシーズンのイタリア【ミラノ~ヴェネツィア~フィレンツェ~ローマ】ミラノ編

2012-01-26 | 花・風景・旅・他
「全食事付き8日間イタリア旅行(実質現地6日間)」という、ある旅行社の格安パッケージツアーに参加してきました。
いつもの3人で♪


冬の北イタリアはオフシーズンなのでとっても安い。



安いので飛行機はアリタリア直行便ではなくフルトハンザでフランクフルト経由です。
トランジットはまるで電車の乗り継ぎのごとく余裕のない1時間。
税関だってあるしセキュリティーチェックだってあるしおまけに国際線と国内線(イタリア-ドイツはEU加盟なので)は
遠いし、ということでせっかくのドイツなのにソーセージとビールを味わうこともなく小走りに

「Guten tag! Auf Wiedersehen!」(こんにちは、さようなら)

と空港内を移動してミラノ行き飛行機に乗り込んだのでした。






アルプスでしょうか?
どこまでも続くように見える雪山
かなり感動的風景でした




ツアー本体も預けた荷物も共に無事ミラノに到着し、ホテルに着いたのは夜になったころです。
ミラノはロンバルディア州。
緯度は日本の稚内と同じだそうで・・・すが、比較すると日本よりは温暖らしいです。




でも、やっぱり寒い。







斑入りの葉かと思ったら
霧氷がびっしりでした




ホテルはミラノフィオーリ、街中からはちょっと外れているけれどすぐそこにカルフールがあるのが魅力的。

早速アンチョビやら乾燥ポルチーニやらお土産食材と夜食を買いに走りました。

あたりまえですが日本の販売価格と比べてものすごく安いので危うく初日から食材の買い付け業者のようになるところでした。
(ちょっと大げさ)



翌朝、イタリア観光のスタートです。
夜のホテルはまた別の場所のため荷物をバスに積み込んでミラノ中心街へ向かいます。









トラムと呼ばれる路面電車(TRANVIA)によく出会います







イタリア王国初代国王にちなんで名付けられた
「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世ガッレリア」
というブランドショップやカフェが並ぶアーケード





マックもおしゃれに見えます
イタリアのマックはやはりイタリアっぽい味なのかしら?





2つの通りが十字に交差する中心近く、地面に敷き詰められたタイルにモザイクで描かれた牡牛があって
その股間に踵を合わせてくるりと回ると幸運が訪れると言われているそうです。


しまった。。。忘れちゃったわ。
幸薄いなぁ

でも、どちらにしろ股間に踵をなんてワタクシ恥ずかしくってできませーーーん。



そしてガレリアを抜けると











迫力のドゥオモ(ミラノ大聖堂)





ガレリアにもこの広場にも警察官が目立ち、パトカーもあって安全そうに見えますがさにあらず、
パトカー・警察のいるところはつまり要注意な場所。

スリ・置き引き・物売りetc...


そしてこの警察官には添乗員さんも要注意なのです。

イタリアでは資格を持ったガイドしか大勢の人をひきつれてのガイドはしてはいけないそうで
資格のない添乗員さんが案内のそぶりを見せただけで即逮捕ということもあるとか。


そういうわけでイタリア観光では添乗員さんの他に各地で現地ガイドがかならず合流します。



ドゥオモは無料で中に入ることもできますし、写真もオッケー


ただ、せっかく初めてのドゥオモでしたら上がってみましょう

現在
10ユーロでエレベーターを使って上部に行かれます。
さて、そこで見られる風景は?



イタリアから帰国・ただいま日本♪

2012-01-24 | 花・風景・旅・他

あたりまえだけど、日本語が通じるって楽だわー。



つづきは明日、と前記事をしめくくりながら伊太利亜旅行に行ってしまいました。


あら?

なんで私のPCは漢字変換されちゃうの?
私ってそんなに古い人間?



そんなわけで、ただいま日本。
目を瞑っても会社にたどり着ける(←さすがにそれはムリだ)慣れた日本は楽でいいです。
安心します。
楽しかったけど、イタリア。
ワイン安いし、生ハム安いし、チーズ安いし・・・ 

だけじゃなく、もちろん長く長くそこにあり続ける歴史が街々のいたるところにある。

普通はこっちがメインでしたっけ。








いきなり後ろ姿でごめんあそばせ。




のんびりたらたらとイタリア旅行記をアップしてまいりますのでお時間を割いていただける
奇特な方々どうぞおつき合いくださいませ。




さて、私らしくお酒からいっちゃいましょうか?




まずは機内で一本
そして白ワインやら赤ワインやら
フランクフルト経由のミラノ入りなので
航空会社はフルトハンザ
なのでビールはドイツ



 



イタリア到着日は機内食が夕食扱いのため
夜食買い出し&ワインで宴会

今日の分1本、明日の分1本のはずが・・・
そんなんで足りるわけなくぐっとこらえても当然2本が空きました


そして、そりゃあもうワインも生ハムもチーズも安いので
毎晩どこかでいろいろ調達してホテルの部屋で宴会なのです



 





おっと、これは水
なんとブルガリの水ー!
このラベルだけで水すら高級に思えます



 


 


 


 






他にももちろんツアーのランチ・夕食でビール飲んだり1リットルのワインを飲んだり

でもこうして思い返すとさほど飲んでませんね?

大切な旅行が二日酔いで台無しじゃもったいないのでそれはもうぐっと控え目。





では、今日も元気に飲みますっ!


お正月は肉食

2012-01-10 | 週末ごはん・お酒
もうすっかり、お正月なんていつのことだっけ?なんて思うくらい新年は忙しくバタバタしております。


というのも・・・イタリア行きが近づいてるので~♪
初のヨーロッパ旅行です。
冬場の格安、観光から食事まで何から何までお世話付というお得ツアーでミラノ・フィレンツェ・
ローマと寒いとこ中心に慌ただしく巡ってきます。

お買いもの情報などありましたら、お待ちしております。




さて、お正月といえばお節。
ですが・・・お節料理はどうもあまり好きでもないということで。
好き嫌いじゃなくいろんな意味合い・願い・縁起物ものでもあるのだよ、ってことは
よくわかってはいるのですが

大家族でもなし少量作るのは面倒だし、かといって買ってくるのも気がすすまないので
毎年栗きんとんと黒豆、お煮染めプラス何か程度しか作りません。



栗きんとんはうちではあまり食べる人がいないのですが(二人とも好きでもないし)、姪夫婦とその子供たちのために作っています。



では、我が家のお正月は何を食べていたのかといいますと、

お雑煮はもちろんいただきます。
それになぜか毎年恒例「おめでたいからってお赤飯」。


他は・・・イタリア風中心。
あ、ローストビーフも作りました。(←ビーストローフではない。って去年の使い回し)




そんななかでお気に入りが



茄子のパルミジャーナ




実はお気に入りはお料理じゃなくて、器の方。








器はフランス製アポーリアというオーブンディッシュ
一目惚れして買っちゃったこれは赤
黄緑や黄色、オレンジ、紫、グレー、ローズなど
ミニディッシュやハート形もあるようです




冷凍庫、オーブン、電子レンジもオッケーで色がきれいだし形もいいのでテーブルにそのまま
出せるのがうれしいです。
(急熱・急冷は厳禁です)



関係者でもないので宣伝するつもりはまったくないですが、これがあるとオーブン料理が
楽しみになります。




茄子のパルミジャーナはスライスして塩をふり少し水気を切った茄子を揚げ器に茄子-
トマトソース-モッツァレラチーズ-を繰り返しトップにパルミジャーノレジャーノをかけて
バジルをちらしオーブンで焼いたもの。

バジルがなかったのでオレガノを使いました。
トマトソースは去年残ったのを冷凍しておいたもの。






ポルペッティーニのトマト煮





大きい肉団子がポルペットーネ、小さいのがポルペッティーニなようですが、この大きさは
どちらでしょう?
うちとしては大きめなのでポルペットーネなつもりでしたがこの程度(直径5cmくらい)じゃ
まだまだポルペッティーニなようです。

中にチーズが入っているものがいくつかあるというアタリハズレ付き。

楽しいでしょ?(はずれたら楽しくない?)




残った肉団子とソースは翌日に




パッケリのミートソース





なんで肉食ばかり?

というのも年末年始はお魚がいつものことものすごく高い!
おまけに天然ものなんてなかなかお目にかかれない。

野菜も高いけどね。


その点お肉は優秀。
普段通り、ともすると安売りがけっこうあったりします。


そんなわけで我が家は今年から「お正月は肉だね!」となったわけです。

半魚人としては、高くておいしくない魚を食べるよりはお正月はお魚ガマンを選び肉食獣になるのです。



そして休み明け、仕事が始まり市場も再開された日。

もちろん飛んでいきました。


市場へ、ではなくいつものあのお店にね。


では、続きは明日。